はじめに
こんにちは!
皆さんの中には授業でどんな風にノートで取るか、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、中高6年間地道にノートを使い続けて東大に合格した私が、ノートの取り方を紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいねー!
目次
東大生のノートの取り方:英語
東大生のノートの取り方:英語長文
英語の授業で多いのが、授業でひたすら長文を読み進めていくというもの。
授業で和訳を聞いてしまうと、分かったつもりになってしまい、テスト直前に何をしたらいいかわからない…という状態になってしまいがちです。
それを防ぐためには…
左半分
- 2/3ぐらいは授業で扱っているテキストの長文をコピーして貼り付ける
- 残り1/3のスペースには、その長文に出てきた知らない単語をリストアップ
- 本文上にはS、V、Oなどの文法記号を記したり、副詞節を<>で囲むなどして、「自分はこのように解釈したんだ」という跡を残しておく
右半分
- 2/3ぐらいは自分で訳した訳を1行あけて書く
- 授業で聞いた訳と違うところがあれば、その1行のスペースに赤ペンで訂正
- 残りのスペースは、授業で先生が言った注意すべきポイントなどを青ペンでメモ
覚えるべきポイントやテストに出る要点は、授業で先生が言ったことに集約されています!
ただ、黒板に板書されたことだけをノートに書き写していればいいというわけではありません。
何よりも大事なのは先生が口頭で何度も繰り返し説明したところです!
先生の口頭での説明を聞き逃さないよう、メモ書きは青ペンで。
ボールペンの方がシャーペンよりもすべりがよく、素早くメモできるんです。
また、青色で書かれた文字は黒よりも頭に残りやすいんだとか。
それを信じて「大事なことは青ペンで」が私の中高時代のモットーでしたよ!!
東大生のノートの取り方:英語文法
英語の授業には、長文とは別に、文法問題を解き進めていく形式のものもありますよね?
文法に関するノートは、長文の時とは違う取り方をしなければいけません。
この文法の授業、ただ自分の選んだ選択肢に〇×をつけるだけで終わってしまいがちですが…
- 左端からノートの横幅1/4ぐらいのところに赤線を引っ張る
- 赤線より左には、自分の解答と答え合わせの結果を書く
- 赤線より右には、その文法の問題で問われていたポイントをメモ
- その問題で注意すべき点を、一問一問確認する
文法の問題は選択問題や、穴埋め問題がほとんどです。
後からノートを見返しても、何を勉強していたんだか、さっぱり…ってことになってしまうこともしばしばあるはず。
そんな事態に陥らないためには、こんな感じのノートの取り方がおすすめです。
解答するスペースは最小限にして、その問題を通して学んだ文法事項をまとめるスペースを大きく取りましょう!
先ほども言ったように、先生が言ったことが一番大事です。
自分で何が大事なのか分からなかったら、先生が何に注意すべきだと言っているか、聞き逃さないようにしましょう!聞いたらすぐに青ペンでメモですよ(笑)
東大生のノートの取り方:数学
数学の授業は、宿題でテキストの問題を解いてきて、授業中に先生にあてられて板書して、先生がそれを解説しながら答え合わせというのが一連の流れだと思います。
自分の解答と正しい回答がごちゃ混ぜになってしまっては、ノートの意味がありませんが…
- ノートのちょうど真ん中に縦線を引っ張る
- 左半分は宿題のページ、自分でできるところまで解答を作る
- 右半分は先生の添削し終わった、正しい解答を書き写す
もし自分の答えが計算ミスや、+−の書き間違いなど、ケアレスミスであれば、間違っているところを赤ペンで直して「計算ミス」「書き間違い」と赤で大きく書きこんでおくのがおすすめです。
ぱっとノートを見返して何度も「計算ミス」の文字が出てきたら、次問題を解くときは計算ミスをしないようにしようと自然と意識できるようになるはずです。
板書の答えを書き写すときは、自分の答えとしっかり区別できるように、色ペンなどで写すのが良いと思います。
その解答の中でも、キーとなる箇所はメモしたり、蛍光ペンで線を引いたりして印をつけるようにしましょう。
最初は何がその問題の意義なのか分からなくても、先生に質問したりして、毎回の習慣にしてしまえば、その問題で問われていることが分かるようになります。
どの公式を使うかなど問題を解く手段に気を取られてしまいがちですが、どの角度から問題を捉えるかは数学の問題を解くうえでとても大事になってきます。
解法にばかり注目するのではなく、「どうしてそのような流れになるのか」というような背景的な事情に注目すると応用力が身につくはずです。
ぜひ考える癖をつけるようにしてみてくださいね!
東大生のノートの取り方:国語
東大生のノートの取り方:現代文
現代文の授業は勉強の仕方が一番分かりづらいものなんじゃないかなと思います。
とりあえず授業を聞いて板書を写すけど、結局何を学んだんだろう…ってなってませんか?
現代文でも頭を使ってノートを取るにはどうしたらいいのかと言いますと…
上半分
- 上から少し場所をあけて赤で横線を引っ張る
- 線より上のところにはテキストの何ページ目か、何行目かをメモ
- 線より下は、板書を写すスペースに
下半分
- 下から1/4ぐらいのところに赤で横線を引っ張る
- 線より上は先生が口頭で強調したなと思うことをメモ
- 線より下にはテキストで出てきた知らない熟語や漢字をまとめる
ただ写すだけの作業になってしまっては現代文の授業がお昼寝の時間になってしまいます!
授業中も頭をフル活用するためにまずは、先生の口頭での説明をメモしましょう。
ただ現代文の授業は他の授業よりも先生がさらっと説明を流してしまいがちなので、聞き逃さないようにすることは至難の業です。
文章で聞いたことをそのまま書きとるのではなく、キーワードを抜き出してメモする技術を習得しましょう!
また現代文の読解力には、いかに多くの熟語の意味を知っているかが大きく関わってきます。
文章中に知らない熟語や読み方の分からない漢字が出てきたらメモしておいて、授業後に調べてまとめるようにしましょう。
参考書を買って覚えるより、実際に自分が読んだ文章の中で意味を覚えるほうがずっと頭に残りますよ!
東大生のノートの取り方:古文・漢文
古文の文法や古文単語って覚えにくいですよね…
期末テストの勉強も逐語訳を丸暗記するだけ…
それでは古文の力は身に付きません!
古文を自力で読めるようになるには…
上半分
- 教科書やプリントなど授業で使うテキストを書き写す、ボールペンで3行とびに
- テキストの次の行には、係り結びなど文法事項を書きこむ
下半分
- 授業で先生が言った正しい訳を違う色のペンで書きこむ(漢文は書き下し文も)
古文でも重要になってくるのは、先生の口頭での説明です。
文法事項、逐語訳を場所を分けてメモするようにルールを作っておけば、ぐちゃぐちゃになることもなく、復習する際に見やすい、整理されたノートにすることができます。
こんな風にノートを取って、授業を100%あてにするのではなく、きちんと自分の力で古文を訳す習慣を身につけましょう!
おわりに
いかがでしたか?
心機一転、ノートをしっかりとる癖をつけて、授業をフル活用するようにしましょう!