はじめに
忙しい学校生活を送る中で、「毎日の授業が退屈だ」「成績がなかなか伸びない」「勉強時間が取れない」など多くの悩みがありますよね?
そんな悩みを解決する手段として、筆者が強くおすすめするのが「内職」です。
学校における内職とは、「自分にとって不要だな、と感じている授業の中で、授業とは関係のない勉強をすること」です。
本記事では、いかに内職が有意義なものなのか説明します!
目次
なぜ内職を重視すべきなのか
理由①学校での学習時間は放課後の学習時間より長くて重要!
「学校で、朝から放課後まで勉強する時間」と、「放課後に部活などを終え、塾や家で勉強する時間」の長さを比較してみてください。
「学校で、朝から放課後まで勉強する時間」のほうが、圧倒的に長いですよね。
たっぷりある「学校で勉強する時間」に、マンガを読んだり寝てしまったりするのはもったいないと思いませんか?
また放課後の勉強は、一日の疲れから眠くなって集中できなくなる可能性が高く、あまり効率的ではありません。
さらに受験生であれば、放課後は全ての受験生が同じように勉強していて、あまり差がつきませんよね。
だからこそ学校の授業中に効率よく勉強をすることが、ライバルと自分の差をつける絶好の手段になるわけです!
理由②不要な授業を聞き続ける意味はない
例えば私立大学の文系学部(以下、私立文系)を、志望している高校生がいたとします。
私立文系の入試は、国英社の三科目で受験する形式が一般的であるにも関わらず、数学や理科の授業を真面目に聞く意味はあるのでしょうか?
せっかく真面目に授業を聞いても、全く入試に繋がらないともったいないですよね。
「あの数学の時間を、英単語の暗記に回せていたら」という後悔もするかもしれません。
他にも、自信がある分野の授業を聞いて、知っている情報しか得られないというのも、時間がもったいない例です。
既に自分が完璧な範囲を扱う授業は、ちょっとした復習程度の気持ちで取り組むべきです。
入試で使わない科目の授業や、新しい知識が得られない授業を真面目に聞くことは不要ですよね。
自分の合格のために何が必要なのかをしっかり見極めて、授業時間を使うことが必要なのです。
理由③授業では非効率的、不十分になる可能性
高校には、授業が非常にわかりやすいと評判の先生がいることが多いです。
しかし、こちらが望んでいるからといって、必ずしもそのような先生の授業を受けられるとは限りません。
評判の良い先生のもとで授業を受けることができない場合は、参考書による自学のほうが効率が良いです。
また授業を聞いて、板書を写し終わると達成感や満足感があり、勉強した気になりやすいのですが、あとで復習したときに教科書や参考書に全ての情報が載っていた、ということもあります。
わざわざ授業を聞いて板書をしていた時間が、もったいないですよね。
授業時間を費やして板書を写すくらいなら、教科書や参考書のまとめ欄を使用したほうが効率的です。
さらに特に、公立高校は授業進度が遅く、受験範囲を習い終わるのがギリギリになったり、終わらないこともあります。
「先生を信頼すること」は受験において、もちろん大切なことです。
しかし時には、非効率、不十分な授業を見越して、自力で勉強することが大事な場面もありますよ。
内職をすることのメリットとデメリット
では、実際に内職をすることのメリットとデメリットを、それぞれ紹介していきます。
内職をするメリット
まず、授業の進度にとらわれることなく、自分の理解ペースに沿って自由に勉強を進めていくことができます。
自分の苦手な部分を熟知しているのは、自分しかいません。
内職によって、自分が時間をかけて対策していきたい分野を重点的に学習することができます。
さらに自分のやるべき勉強を能動的にしているので、授業時間が全く退屈なものではなくなります。
授業で寝てしまって、本来なら有意義に利用できる授業時間を無駄にしてしまうことが少なくなりますよ(ただ先生の話を聞くだけの授業は眠くなりやすいですよね)。
内職をするデメリット
基本的に先生は、自分の授業中に内職をされることを嫌います。
そのため内職がバレると授業中に名指しで怒られたり、それ以降授業をしっかり聞かせるために、指名されやすくなったりすることもあります。
また内職をすると、授業を真面目に聞いていないと判断され高い評定が狙いにくくなる可能性もあります。
そのため高校での成績によって評価される指定校推薦入試や、AO入試での受験を検討している人にとっては、内職は大きなリスクとなります。
また、授業中に「ここがテストに出る」と先生が発言した部分を聞き逃してしまい、テスト勉強が大変になるリスクもあります。
内職のコツとは?【内職経験のある大学生直伝】
ここでは、上で説明したメリットとデメリットを踏まえて、実際に筆者が高校生のときに実践していた内職のコツをお伝えします。
実際にやってみたいけど、どうすればいいのか分からない人は必見です!
内職のコツ①:暗記モノを中心に
授業中の内職を、先生の目を全く気にせずにできる人はなかなかいません。
多くの場合は先生に気付かれないように、こっそりと勉強を進めていくことになります。
一問にかけられる集中力が比較的落ちるため、数学や物理、英語長文などの長時間の集中を必要とする科目は不向きです。
内職では、単語の暗記や一問一答式の参考書での知識の確認など、短時間でできるものを中心にやりましょう。
内職のコツ②:授業と同じ科目の勉強を
先生は担当科目の参考書を開いている生徒に対しては、特に何も言ってこない傾向があります。
参考書のカバーを別のものに付け替えることで、授業時間中に別の科目の勉強をしていても同じ科目の勉強をしていると思われるのでバレにくいです。
私は入試本番で日本史で高得点を取りたかったのと、総合的に考えて古典の学習が一番時間をかける必要がないと感じていました。
そこで古典の授業中に、古文単語帳のカバーをつけた日本史の一問一答をひたすらやっていました。
内職のコツ③:ルーズリーフの活用
それでも、「席が前の方だから、内職がバレるのではないか」「先生の巡回のせいであまり集中できないかも」と心配している読者の方もいることでしょう。
その場合は、ルーズリーフに覚えたい単語だけを書き出しておいて、机の上に教科書などと一緒に忍ばせておくことが効果的です。
参考書と比べても、ルーズリーフを読むことならハードルも低いうえに、その中身までは滅多に見られないので安心して暗記に徹することができます。
最前列でこれをやったことがありましたが、全く問題ありませんでした。
おわりに
ここまで読んでくれてありがとうございました。
定期試験や大学入試までに与えられている時間は、皆平等です。だからこそ、「与えられた時間をいかに効率よく使うか」がカギになります。
内職はライバルとの差を大きく広げるチャンスです!
内職によって、時間を無駄にすることなく成績アップや志望校合格を狙いましょう!