12月からでもセンター化学で9割とる化学の勉強法

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12月前にならないと、有機の範囲が終わらない!そんな人でも大丈夫です!

私の通っていた高校は、1年次に化学基礎を勉強し、2年では生物基礎、物理基礎、そして3年で化学と生物を勉強するというカリキュラムでした。

中高一貫の高校に比べて進度が遅く、理論化学と無機化学を学び終えたのが夏休み前、有機化学が終わったのは11月の下旬でした。

しかし、学校の進度が遅いからと言ってセンター試験が待ってくれるわけではありません!!

でも大丈夫!そんな人でもちゃんとセンター化学で9割取れるようになります。(実際私が取れたんですから!)

まずは、センター化学の概要について述べていきたいと思います。

センター化学の概要

そもそも高校化学には、「化学基礎」と「化学」の二つがあります。

ざっくり言えば大学入試(センター試験含む)において、「化学基礎」は主に文系が受験する科目、「化学」は主に理系が受験する科目となります。

「化学」の分野は、大きく「理論化学」・「無機化学」・「有機化学」に分けられると思います。センター化学においては、「高分子化合物」に関する大問が独立して問われますが、これは大きなくくりでは「有機化学」に含めることができると言えます。

また「化学基礎」では、「化学」における「理論化学」の一部が範囲となっています。

「化学」の分野どうしの繋がりはおおよそ次の図のようになっています。

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受験化学は、「理論化学」が基礎(土台)となって、その上に「無機化学」、「有機化学」が応用的な内容として位置付けられているという感じです。

さて、ここからはセンター試験の「化学」の概要について触れていきたいと思います。

まず、センター化学は大問7つで構成されています。第1問、第2問は「理論化学」、第3問は「無機化学」、第4問は「有機化学」、第5問〜第7問は「高分子化合物」からの出題となっており、そのうち第6問と第7問はいずれか好きな方を選択する選択問題となっています。つまり、全部で大問6つ分を解くことになります。

次に配点についてですが、2017年度の試験では、第1問24点、第2問24点、第3問24点、第4問19点、第5問4点、第6問(第7問)5点といったような感じでした。ただ、細かな配点は年度によって変わるので、おおよそ「理論化学」:「無機化学」:「有機化学(高分子化合物含む)」=50:25:25くらいだと思っておきましょう。

最後に、ざっくりとセンター化学の傾向や特徴について。

まず試験時間60分に対して小問数が30問前後、つまり一問あたりにかけられる時間がおよそ2分であることから、時間的になかなかハードな試験であると言えます。また、ほとんどの問題の配点が3、4点であり、高得点を目指す場合、一問を落とすことが命取りであると言えるでしょう。

問題の形式を見てみると、単純な知識を問うような問題に限らず、計算問題や、正しいグラフを選ばせるような問題もかなりの数出題されています。ただ、問題のレベルとしてはいたって基本的・標準的なものばかりですから、高得点を取ることも難しくありません。

また、2014年度を境に、旧課程から新課程へ移行したため、過去問集等を見ると、昔は「化学I」や「化学II」といった科目名になっていることに気づくことでしょう。しかし、扱う内容自体にほぼ変化はないので、過去問演習に利用しても問題ないと思われます。

ここからは、分野ごとの対策について具体的に述べていこうと思います。

センター化学の独学は時間がかかりすぎる…(泣)

上述のように有機化学だけで25点分あるにも関わらず、学校の進度が遅いため夏までに有機化学が終わっておらず、予備校にも通っていなかった私は、夏休み中に独学で有機化学を勉強することにしました。

独学を始めて気づいたのが、「私にとって、独学はとても効率が悪い勉強法」だということです。

すぐに参考書を読んで理解できる人は独学でも全く問題ないと思いますが、私の理解力が乏しく、理解するのに結構な時間がかかってしまいました。

夏休みには一番苦手な数学に時間を掛けたかった私はとても悩み、そこでふと気づきました。

いま25点分の有機が解けなくても、理論と無機が完璧にできれば確実に75点は取れるのです!

夏休み中に理論と無機を徹底的につぶし、有機は授業を受けながら入試レベルに持っていくことにしました。以下から、実際に私が行い、結果的に9割以上とれるようになった勉強方法をご紹介します。

センター化学・理論分野の勉強法

理論化学は、まずは分野ごとの理解を深めることに重点を置きました。センター化学では難問奇問が出ることはなく、計算問題は基本的なものがほとんどです。

また、文章の正誤問題の出題もあるため、気体の状態方程式などの主要な公式は頭に入れましたが、語句や論理は丸暗記せずに理解することに徹しました。

参考書を読んで理解をした後は、すぐに問題演習をしました。

まずは基本問題を解いてしっかりと自分が分かっているか確認し、基礎を固めたうえで応用問題に取り組みました。

分からなかった問題は、まず解いたときに自力でどこまで分かって、どこからどう分からなかったのかを、必ずノートに書き込んでいました。

そして答え合わせをして、どのポイントが分かっていなかったのかを確認し、教科書でその部分をもう一度読み直しました。

間違った問題も然り。いちいち書いたり、教科書を読み直すのは時間がかかります。

しかし、自分の弱点を一つ一つ認識してつぶしていかないと、ずっと曖昧な理解で問題を解き、ミスが減らないだろうなと思い、やっていました。参考書は、以下のものを中心に使っていました。

センター化学・理論分野の重要問題集・参考書

どんな参考書?

問題の網羅性が高く、質も高いため、多くの受験生に使われている参考書です。問題数も多く様々なパターンの問題に触れることで、入試の実践力もつきます。公式などの要点がまとまった部分と、A・Bの2種類の問題集部分から構成されています。

私の使い方

使用時期:高3の夏休み~
まずは学校で配られた問題集の例題や基本問題で公式の使い方や理論の復習をしたうえで、A問題の「必」マーク、次に「準」マーク、そして無印の問題の順に解きました。

勉強法で書いたように、分からなかった問題、間違った問題には印をつけて解けるようになるまで2周、3周し、A問題全体が解けるようになってからB問題に取り組みました。

問題数が多く、解き切るのに時間がかかってしまうため、模試や入試までの日数から逆算してこの分野はいつまでに終わらせる、と期限を決めるといいと思います。

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