目次
cutting edgeの特長
【cutting edge】①長文の読み方を身に付けられるトピックセンテンスがある!
トピックセンテンスとは段落の中で最も重要な文章のことです。
トピックセンテンスを読むことで、段落での役割、言いたいことがわかります。
本書では解答解説集の全文や別冊の文章構造解説の中でトピックセンテンスが網掛けされています。
トピックセンテンスを意識して読むことの利点は、二つあります。
一つ目はパラグラフリーディングの習得が出来ることです。
パラグラフリーディングとは段落ごとに内容を整理しながら読み進めていく手法のことです。
段落ごとに内容を整理していくことによって、長文全体の内容も自然と理解でき、解答するときに、本文を読み直す事態を減らせます。
二つ目は強弱の付いた読み方を身に付けられることです。
長文を強弱をつけて読むことで、速く解答を終えることができます。
難関校になるほど読む文の数が多くなる傾向にあり、受験英語において長文を早く正確に読む技術は必須です。
【cutting edge】②別冊で文構造や日本語訳が解説されている!
本書では、別冊で一文一文丁寧に文構造が解説されています。
そもそもどんな場面で文構造が活きてくるのでしょうか。
それは英文和訳です。
英文和訳は文章に書いてある意味と日本語訳の意味が一致していれば良いと思っていませんか。
英文和訳の出題意図は難しい単語や解釈の難しい単語をうまく訳せるかではなく、文構造を捉えて和訳することが出来るかです。
つまり、分からない単語を抜かして文構造を乱すより、分からない単語の意味を独自に生み出して、文構造通りに訳したほうが部分点をより多くもらえるということです。
またトピックセンテンスや、重要な構文はより丁寧に解説されています。
文構造を捉えるのが苦手な人にはとてもおすすめです。
訳す順番に日本語訳が書かれているため、一文の訳し方、読み進め方も確認でき、英文をすらすら止まらずに読めるようにもなります。
【cutting edge】③100字要約で内容を定着させる!
100字要約をすることで、長文の内容を理解できたのかセルフチェック出来ます。
「全文は読めて、内容も何となく理解できたけど、結局何が言いたかったのかよく分からない」というのは長文演習時にありがちです。
要約は苦手だからやらなくていいや、とあきらめないでください。
本書には100字要約をしやすい工夫があります。
文全体を起承転結に分けて、内容を整理出来るガイドがついているのです。
加えて穴埋め形式で展開されているため、要約がどんなに苦手でも、ガイドを完成させることが出来ます。
ガイドが完成すれば後はガイドの内容に沿って100字にまとめていくだけです。
まずはガイドだけでも完成させてみてください。
cutting edgeのおすすめの勉強法・使い方
【cutting edge】①解き終わったら、一文ずつ文構造や日本語訳を確認する
解き終わって、解説を見たらまずは別冊で文構造だけでなく、単語の訳出の仕方を日本語訳と対応させながら確認します。
一文一文の下に文章構造を解説しているところがあるため、文章構造が捉えられなかった時は参照しましょう。
目標は、じっくり考える前に文章構造を予測出来るようになるくらいになることです。
さらに複雑な文章構造のほとんどは頻出の文章構造の倒置であるなど、知らない構文ではないということを経験で知っている状態を目指しましょう。
一目では文章構造を捉えられない複雑な文章構造に出会った時に焦らず対応できるようにしたいですね。
初めは、倒置や挿入句に慣れないかもしれませんが、何度も確認していればすぐに気づけるようになるはずです。
【cutting edge】②記述問題を意識しながら100字要約で内容を定着させる
最終的には上記の100字要約のためのガイドを利用せずに要約できるようにしてください。
その際、パラグラフリーディングと同様に段落ごとの役割、最も言いたいことを整理してから書き出すようにしてください。
100字に言語化していく中で、抜けている内容が出てくると思います。
内容に抜けがあると長文を解答する最中にどこに何が書いてあったかもう一度最初から読み直すことになってしまいます。
100字要約をしながら、内容に抜けがないように読めているかしっかり確認してください。
100字要約することにはもう一つメリットがあります。
長文が得意になる、ということです。
100字要約は文章の流れを意識して作成するものです。
繰り返していくことによって、文章の流れを意識できるようになり、文章全体をつかめるようになっていきます。
【cutting edge】③内容・文構造を意識しながら何度も音読する
最後に仕上げとして音読をお勧めします。
音読の効果を最大化するために、内容と文構造を意識してみてください。
まず、内容を意識することによって頭の中で英語から日本語に翻訳することなく長文を速く読めるようになります。
次に、文構造を繰り返し捉えることで本番に役立つ知識になります。
大体ひとつの長文に対して30〜50回くらいは音読してください。
1日3回やればたった2週間程度で終わります。
ここまでは一般的な音読のやり方と効果です。
ここからは、私なりの音読の利用の仕方とその意図を紹介していこうと思います。
私の場合、先の問題に進んでも前の範囲に定期的に戻って音読をしていました。
その意図は文構造を確認するためと、現代文や小論文に生きる予備知識として吸収するためです。
つまり長文の内容を完全に覚えてしまおうということです。
そもそも英語長文は論文なことが多いですから、何かの分野の常識であったり、新常識であることが多いのです。
知識として吸収することで、現代文や小論文、もちろん英語長文で馴染みのあるテーマに出会ったときに読みやすさが段違いになります。
ぜひ実践してみてください!