やっておきたい英語長文700の特長
【やっておきたい英語長文700】①共通テストから難関国公立レベルまでを網羅した全4シリーズ
やっておきたい英語長文は300、500、700、1000と4つのシリーズに分かれています。
- 300は200~400ワード程度で、共通テストレベル
- 500は400~600ワード程度で、MARCHレベル
- 700は600~900ワード程度で、難関私立・国公立レベル
- 1000は1000~1600ワード程度で、難関私立・国公立レベル以上
長文の問題はどの大学の過去問なのかも記されているので、自分のレベルにあったものから始められます。
700はこのシリーズのうちの一つとなっており、難関私立・国公立大学の受験を考えている方にはおすすめの一冊です。
【やっておきたい英語長文700】②受験頻出テーマから厳選された問題
どのシリーズにも、グローバル化や食糧問題といった出題頻度の高いテーマを扱った問題が15~20題掲載されています。
テーマ解説が付いているので、近年の英長文の出題傾向とその背景がつかみやすくなっています。
さらに、multinational corporation(多国籍企業)やlocalization(地方分権)など、テーマに合わせた少し難しい用語も掲載されており、より高いレベルを目指すにはもってこいです。
【やっておきたい英語長文700】③詳しい構文・語句付き
15~20題の問題の後ろにまとめて解答・解説が付いており、特に解説部分が詳しく見やすいことが本書の特長です。
問題文の”原文”が掲載されており、パラグラフごとに和訳が掲載されています。
センテンスごとに番号が振られているので、英文と和訳を照らし合わせる作業がスムーズに進みます。
また重要語句や構文のチェックボックスもあるため、自分の知識から抜けている部分の確認がしやすいです。
やっておきたい英語長文700のおすすめの勉強法・使い方
【やっておきたい英語長文700】①学習到達度に合わせてシリーズを選ぶ
先述の通り全4シリーズに分かれているので、まずは自分のレベルに合ったものから始めてみましょう。
英語が得意だった私の場合、300と500を高2のうちに終わらせ、高3の春に700を実施しました。
700まで終わらせれば、おおよその難関私立・国公立レベルはカバーできます。
そのため700まで終わったら1000にはいかず、過去問演習に進むのが良いのではないか、というのが個人的な見解です。
ワード数と難易度が徐々に上がっていくので、着実にステップアップすることが望めます。
【やっておきたい英語長文700】②100字程度で問題文の要約を作成する
解説に本文の100字程度の要約が掲載されていることを利用します。
要約問題の対策は、長文演習を優先してしまうあまり後回しにしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、東京大学や東京外国語大学など、英文要約を出題する傾向のある大学は多くあります。
例えば東大の大問1は例年100字程度の要約になっているので、その1ステップ目としてもおすすめの使い方になっています。
長文演習をしながら要約の練習もできるのは、まさに一石二鳥です。
【やっておきたい英語長文700】③問題文を音読して内容を頭に入れる
原文が掲載されていることを利用して、しっかり音読して復習しましょう。
パラグラフごとに和訳が付いているので、1回目はパラグラフごとに音読して和訳を確認し、2回目には通して読むのがおすすめのやり方です。
そうすることで、2回目には読みながら内容を速やかに頭の中に入れることが可能になります。
【やっておきたい英語長文】④文構造を書き込む
こちらも原文が掲載されていることを利用した復習法です。
長文読解の問題文は、構文が複雑なことが多々あります。
そこで、The girl (who is talking with John) is my sister. のように、原文に()や/を書き込んで文構造をわかりやすく可視化しましょう。
また、チェックボックスがついている語句以外でわからない語句があれば、マークをつけて意味を書き込みましょう。
これらの作業を行うことで、オリジナルの解説書が完成します。
【やっておきたい英語長文】⑤速読の練習として②~④までを最低2周はする
約半年後、記憶が薄れてきた頃にもう一度解いてみることをおすすめします。
特に2周目は、②~④までのプロセスを重点的に行いましょう。
必ず忘れている文法事項や語句があるはずなので、どこが自分の弱点なのかが明確になります。
また、繰り返し同じ英文を読むことで速読の練習にもつながります。