神余のパノラマ世界史の特長とおすすめの使い方・勉強法

神余のパノラマ世界史の特長

【神余のパノラマ世界史】①分かりやすい語り口調とデザインで、抵抗なく読める

神余のパノラマ世界史は、先生が授業をしているようなテンポのよい説明書きで、教科書を読むのが苦手という人でも抵抗感なく読めると思います。

加えて、本書には教科書にない裏話も書かれていて、復習のために読んでも新しい知識や発見が得られるため、飽きずに楽しく読むことができます。

要点だけを載せている参考書にありがちな、むやみな丸暗記状態になるのを避け、出来事の関連情報を自然と理解して記憶できるのです。

また、本書は「古代〜近代」、「近現代」の2冊に分かれています。

1冊で済む方がいいなと感じる人もいると思いますが、本書は分冊することで共通テストから難関大学の二次試験まで対応できる十分な情報量を確保しているのです。

情報量が多いと何を覚えたらいいのか分からない……、と不安な人も大丈夫!

重要度によって本文中の単語のフォントやカラーが異なるので、特に何が大事かが一目瞭然なのです。

そのため、高校の定期試験や大学入試など、試験難易度に合わせて覚えるべきことを簡単に選択できます。

例えば、定期テストなら太文字で書かれた単語をメインに覚える、難関大の受験のためならコラムの情報も意識的に覚えてみる、と使い分けるのがおすすめです。

【神余のパノラマ世界史】②フルカラーの豊富な地図や写真で、理解が深まる

本書には、フルカラーの地図や写真、絵画が豊富に載せられています。

民族の移動や植民地の変化などは、説明文だけを読んでも分かりにくいことが多いのではないでしょうか。

例えば、遷移や位置関係が理解しづらいイスラーム王朝。

教科書よりも細かく遷移段階が分かる複数枚の地図を、王朝ごとに色や線ではっきり区別して並べてあるので、領土の拡大・縮小もぱっと確認できます。

本書を使えば、機械的に人物名や絵画の名前を覚えるのが苦手という人も、顔写真や絵画などイメージと一緒に覚えられるでしょう。

このように説明や資料が豊富なので、テスト直前の見直しにも便利です。

教科書も資料集も見ないと!と慌てることなく、これ1冊で済ませられます。

また、各時代の重要な出来事がまとめられている年表のページがあり、テスト前の10分休憩などの時間でも焦らず確認できますよ。

【神余のパノラマ世界史】③補足説明やコラム付きで、二次試験にも対応できる

この記事を読んでくださっている人の中には、「共通テストで高得点を取りたい」「二次試験でも使う予定」という人もいるかもしれませんね。

そんな人たちにも、本書はおすすめです。

教科書に沿った基本的な内容だけでなく、「チョットdeepに」や「column」欄などの補足説明が非常に充実しているので、出来事の背景まで詳しく知ることができます。

二次試験で大型論述の問題があって不安……、という人に特におすすめしたいのは「next stage(難関大対策)」というページです。

東南アジア史や各大陸の移民の話など出題の可能性が高いテーマが、グラフや地図付きで細やかに解説されているので参考になりますよ。

また、各単元末に難関国公立・私立大学の過去問題が厳選された「チェックテスト!」が付いています。

これにより、各単元で重要なこと・問われやすいことが分かりますし、読んだ直後にテストすることで、自分の理解度をすぐに確認できるのです。

神余のパノラマ世界史のおすすめの勉強法・使い方

【神余のパノラマ世界史】①苦手な年代や国ごとにまずはじっくり読んでみる

まずは苦手な年代や国ごとに本書をじっくりと読んでみましょう。

本文だけでなく、補足説明まで読んだり、図や資料を眺めたり、とにかくすみずみまで読むことを意識してください。

そうすると、自分が知らなかったことや理解していない部分をしっかり把握できます。

そのうえで、疑問点を読みながら解消していくことで、自然と歴史の流れがつかめるようになるはずです。

例えば、中国史は古代から現代まで幅広く習うので、授業も分割され、分かりづらくなってしまう部分だと思います。

特に10世紀から明が中国を統一するまでの期間は、複数の国(金や南宋など)が存在していて混乱してしまいませんか?

時間があるときに、地図で国の位置関係を確認しながら該当する章を一気読みすると、流れがかなり分かるようになるでしょう。

【神余のパノラマ世界史】②理解した上で、自分でノート等にまとめて頭に叩き込む

読んでとりあえず理解はしたものの、まだ自信がない……という人には、手書きでまとめるという方法をおすすめします。

まずは参考書のゴシック体で書かれた単語を中心に、赤シートで繰り返しアウトプットできるように赤ペンなどを活用してまとめてみましょう。

まとめる際には縦のつながりや横のつながりを意識すると効果的です。

  • 縦のつながり例)中国史の古代から現代までを確認
  • 横のつながり例)産業革命期の欧米諸国について比較

単語を覚えたら、略地図やイラストを付け足しながら知識を蓄えていくと良いですね。

まとめたって繰り返し見ないし面倒だという人は、裏紙などに単語や出来事の流れを書き殴るのも良いと思います。

集中力もアップする「書く」という行為で、より確かな記憶の定着を狙いましょう。

【神余のパノラマ世界史】③もう一度読んで、セルフ授業をしてみる

読む・書くときて、次におすすめしたいのは「話す」こと。

ここで一度、セルフ授業をしてみましょう。

セルフ授業をする前にもう一度本書を読み返すことをおすすめします。

読み直す際は、一回目より理解している部分が多くなっているはずなので「この部分はテストに出るかも」と意識しながら読めればなお良いです。

再度知識の定着を確認したら、さっそく自分がまとめたノートなどを見て、世界史が苦手な相手を想像して説明してみましょう。

ここですらすら話せる内容は自分のモノにできているという証拠です。

もし上手く説明できなかったら、もう一度参考書やまとめを見直してから説明してみてください。

読む・書く・話すの三段階アプローチで、苦手な単元も完璧に仕上げられます!




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ABOUTこの記事をかいた人

合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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