はじめに
みなさん、模試の前日はいつもどんなことを勉強していますか?
「模試は実力テストだから、今更やっても仕方ない」
そう思っている人もいるかもしれませんね。
しかし、その考え方は間違いです。
みなさんは入試控えた前日に、「今更やっても仕方がないから」と言って何も勉強しませんか?
恐らく違いますよね。
つまり、模試の前日は本番の入試の前日と仮定して勉強することが大切なのです。
今回は、模試の前日にこれだけはやっておくべきポイントを紹介します。
1.基本事項だけは必ず確認する
前日になって、今更難しい問題を解いても、それと同じ問題が本番で出題されることはほとんどありません。
では、どうしたらいいかというと、最低限の基本事項だけを確実に押さえておきましょう。
押さえられているつもりでも、意外と抜けがあるものです。試験中に度忘れしてしまったということを防ぐためにも、しっかり確認しておきましょう。
また、どれほど難しい問題も、必ずこの基本事項の組み合わせで解くことができるので、基本事項を整理して記憶にとどめておくということは、応用問題を解くときに必ず役立つはずです。
数学:三角関数の公式(加法定理)、図形(内分・外分の公式)、指数対数(変形の仕方)、微分積分(微分公式)、数列(シグマの計算)
英語:単語、文法(時制、仮定法、助動詞)
2.前回の模試を解き直す
模試に出題される問題は、入試に頻出のものばかりです。
したがって、一つに模試で出題されたのと似た問題が他の模試で出題されることもよくあります。
出るか分からない問題集の問題を解くよりも、模試の問題を解き直した方が効率的に勉強することができます。
1つだけ、気を付けなければならないことは、できるだけ最近受験した模試の問題を解きなおすということです。
模試は、受験する時期によって範囲や難易度も異なるので、少なくとも2ヶ月以内に受験した模試の問題を使いましょう。