【慶大 法学部 英語】夏の4割から安定して7割を取れるようになった勉強法

はじめに

はじめまして!私は慶應義塾大学法学部政治学科に在学中の2年生です。

突然ですが、現在慶應法学部を目指している方の中には、英語の対策法で迷っている方も多いのではないでしょうか。

私立大学の中でもとりわけ偏差値が高いことから、慶應法学部の英語はとても難しいと思われているかもしれません。

でもご安心ください!

今回は合格体験記と題しまして、特に英語にフォーカスし私が慶應法学部に受かるためにやっていたこと、実際に使っていた参考書をまとめました。これから慶應法学部を目指す方にとって少しでも参考になる話ができればなと思っています!

慶應 法学部 英語の目標点数と実際の得点

慶應法学部の各科目の配点は英語200点、世界史・日本史100点、小論文100点です。

英語が他の科目よりも配点が高いので、英語で合否が決まるといっても過言ではありません。そのため、英語でがっつり点数を稼ぐ必要がありました。

2019年度の合格者最低点が法律学科で227点、政治学科で224点だったので、英語で140点近く取れれば大きなアドバンテージを得ることができますね。

なので英語の目標はもちろん満点、最低ラインは7割に設定しました。

私の本番の点数は自己採点で150点前後でした。

もっと高得点を狙っていたのですが、大失敗をしたわけではなかったのでギリギリセーフでしたね。

慶應法学部の英語はマークシート形式で記述問題はありません。色々な種類の問題の中でも長文の配点が高いと言われているので、長文の問題はなるべく落とさないようにしましょう。

慶應 法学部 英語の過去問対策(開始時期と量)

慶應 法学部 英語の過去問対策を開始した時期と当時の学力

まず高3の夏休みにどんな感じの問題なのかを知り、どの程度の難易度なのかを把握するために1年分の過去問を試しに解いてみました。

その時は全く歯が立たずに4割程度しか取れなくて、もっと勉強しないといけないなと痛感したのを覚えています。志望校の問題を知り、自分の学力がどれだけ足りないかを把握するのは重要ですよ!

本格的に過去問を解き始めたのは英文法や読解の基礎が固まった高3の10月です。

この時期には河合の記述模試で偏差値70が出せるレベルで、法学部の過去問は6,7割とれるようになっていました。

解く過去問の量が増えるにつれて点数も上がっていき、最終的には7,8割安定してだせるようになっていました。

ちなみに2014年の英語は過去問の中でもダントツで難しいので解けなくても気にしないでください!

慶應 法学部 英語の過去問は何年分解くべき?

私は自分で購入した過去問と塾にあった過去問を使い2009年辺りから2017年までの過去問を実際に解きました。

もちろん過去問はやればやるだけ力になるので、遡れるならもっと昔の過去問を解いてみるのもいいかもしれませんね。

しかし、過去問を何十年も遡って解く必要はありません。現在の形式と異なることがあり、 レベルも異なるので大昔の問題を解くのは避けたほうがいいです。

現在と同じ形式の過去問をなるべく多く解くようにしましょう。

加えて、慶大オープンなどの模試の問題を解くのもいいですね。予備校講師が作った再現度の高い問題になっているので本番の良い練習になります。

また、慶應他学部の過去問を解いてみてもいいかもしれません。形式は異なるにせよ法学部と同じくらいのレベルなので、総合的な英語力を養うことができます。

意外と他学部で出た問題と似た問題がでることもありますよ。

慶應 法学部 英語の過去問の使い方

慶應 法学部 英語の過去問の解き方、答え合わせの仕方、解説の使い方

まずは過去問の解き方を紹介します。

解き始めたらまず最初に全ての大問をざっくり目に通します。どんな問題形式なのかを頭に入れておきましょう。

基本的に法学部の問題は進むにつれて難易度が上がっていくので、大問1から順番に解いていきましょう。むやみに解く順番を変えるとマークミスをする可能性も高くなります。

また試験時間が80分と結構シビアなので、わからない問題が出てきたら後回しにしましょう。

次に答え合わせの仕方解説の使い方です。

順番に答え合わせをしていき、間違えた問題はなぜ間違えたのかを徹底的に分析します。語彙力不足で間違えたものに関してはノートにメモをとるなど工夫をしましょう。

答え合わせと解説の確認が終わったら、解説に書いてある日本語訳と照らし合わせながら長文問題を音読します。英文を読みながら意味を思い浮かべられるようになるまで反復して音読してください。

慶應 法学部 英語の過去問対策の復習、解き直しについて

次は復習解き直しについてです。

まず復習はあまりしませんでしたね。復習に時間をかけるより、分析をして新しい問題に触れたほうが色んな問題に対応できるようになるし、語彙力も増えるからです。

慶應法学部の英語では普通の受験勉強で出てこないレベルの問題がたまに出題されるので、そのような受験レベルを超えた問題の復習にも時間をかけませんでした。

ただし、過去問を解いていて自分が苦手だと分かった分野の復習は徹底的に行いましょう。
苦手分野・苦手な問題形式を見つけるのが過去問演習の大きな目的のうちの1つです。

また解き直しは全くしませんでした。答えが分かりきっている問題をもう一度時間をかけて解くのは時間の無駄だと感じたからです。

基本的には過去問を一度解いた後に、答えと解説を熟読して完璧に頭に入れるのがベストですね。復習・解き直しにはあまり時間をかけないようにしましょう。

【時期別】実際に使用していた参考書とその使い方と効果

①システム英単語

高1から高2の夏は本書をメインに英語の勉強をしました。

本書は受験に出る基本単語から応用レベルの単語まで幅広く掲載されていて、英語を勉強する上でオススメの教材となっています。

英単語を忘れないように受験直前までこまめにチェックし続けました。

システム英単語の特長とおすすめの使い方・勉強法

2019.05.23

②深めて解ける英文法output

本書は高2の秋から高3の夏まで使っていました。

英文法を英語の本質的イメージに基づいて解説しているのが本書の特徴です。

僕はこの参考書を高3の夏までに仕上げて英文法の基礎を固めました。

深めて解ける! 英文法 OUTPUTの特長とおすすめの使い方・勉強法

2019.06.16

③TopGrade難関大学突破英文読解問題精選

本書は高3の9月と10月に使っていました。

本書には基本的なレベルの英文から結構難しいなと感じるレベルの英文まで載っています。

最初は難しくてなかなか進まないかもしれませんが、何周も解いていくとスラスラ読めるようになりますよ。

本書を仕上げれば早慶で戦うのに十分な英文読解力が身につくでしょう。

④慶應の英語

本書は高3の11月と12月に使っていました。

慶應のあらゆる学部の過去問から抜粋された問題が形式ごとに分けられて掲載されています。実際に出題された問題なので、自分の実力がどれくらい通用するか確認するために使いましょう。

また、良問揃いで解説も詳しいのでさらなる英語力のアップも期待できます。

最後に|慶應 法学部 英語で高得点をとるためのアドバイス

まず前提としてシステム英単語レベルの基本的な単語は意味を問われたらすぐに言えるようにしましょう。また派生語や熟語の意味もスラスラ言えるレベルにまでもっていきましょう。

慶應法学部は日本のトップレベルの受験生が集うので、語彙力で遅れをとってはまず合格できません。

また英文読解に時間を多く割きましょう。慶應法学部の長文は非常に難解で、試験時間もシビアなので、スラスラ読めるように英文を前から訳していく練習をするよう日ごろから心掛けましょう。

あと重要なのが上でも書いた通り過去問分析です。問題傾向を把握し、問題の解説を熟読することで得点アップを狙うことができるでしょう。

過去問は解けるようになったのに、本番でうまくいかないこともあるかもしれません。その時は落ち着いて、自分がやってきたことを思い出しましょう。最後の1秒まで諦めずに問題に取り組んでください。

みなさんが慶應法学部に合格できるように願っています。




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