はじめに
共通テストは1点を争う試験です。そのため、うっかりしたミスやマークミスが後々命取りとなってしまいます。
そこで注目したいのが「余白」です。
本番では、普段よりとても少ない「余白」を用いて問題を解かなければなりません。
しかし、言い換えれば「余白」の使い方に注意することでうっかりミスをなくし他の人と差をつけることができるのです。
今回「余白」の使い方のポイントを8つにまとめたので、ぜひマスターしましょう!
目次
共通テストでの余白の使い方8選
【共通テストの余白の使い方①】余白は縦に分けて使え!
例えば、数学などの計算をする時、空いているスペースに適当に書いている人が多いのではないでしょうか。
しかし、これは自分が問題を解いている最中に、どこにどの過程を書いたかわからなくなってしまう可能性が高いため危険です。
そのため余白を縦に分けて使うことをおすすめします。
線を引くことで今までは適当に書いていた過程もすっきりとし、後で順を追うことが出来ます。
このように余白を見やすく使うように心がけましょう。
【共通テストの余白の使い方②】あえて大きめの字で!
「余白のスペースは限られているので出来れば小さな字で書いた方がいい!」なんて思ってはいませんか?
しかしここにも落とし穴があるのです。例えば、0と6やaとqなど、気を付けないと自分で書いたのにも関わらず見間違えてしまう場合があります。
これらの見間違えを防ぐために丁寧に書くことはもちろんですが、時間が限られている共通テストで綺麗な字を書くことは難しいですよね。
だから、例え少し乱れた字を書いても大きめの字で書いてあれば見間違えを防ぐことが出来ます。
問題の解き方は合っていたのに読み間違えていた、なんてことがあったらもったいないですよね!
【共通テストの余白の使い方③】出した答えは強調させる!
数学で計算した数値など、自分が出した答えを必ず問題用紙に記入していますか?
共通テストは学校の定期テストのように点数を公開してくれません。
事前に成績開示を申請しておくと成績がわかる仕組みもあるのですが、公開されるのは4月になります。
そのため受験後には自己採点して、得点を予想して受験校を決める必要があります。
その時に自分がどの答えを選んだのかわからない、実は自分が選んだ解答ではなく違う解答にマークをしていた、ということがあると正しい点数が出ず、結果的に合否に関わる可能性があります。
では、この問題を防止するためにはどうしたらよいのでしょうか。
答えは簡単です。自分の選んだ選択肢に大きく丸を付けたり、出した数値を必ず記号の横に書いておけば良いのです。
また1行ずらして塗ってしまうことを防ぐために、大問が終わったら1回確認したり、問題番号と照り合わせたりしながらマークしましょう!
【共通テストの余白の使い方④】問題番号を記入する!
余白を使って問題を解く時に、問題番号を書いていますか?
問題番号を書いておかないと、問題を解いている途中に間違えに気付いた時や見直しの際に、この問題はどこに書いたのだろう、と自分で書いておきながら分からなくなってしまいます。
そのため余白に問題を解く時は、必ず問題番号を記入しておきましょう。
また過程ごとに番号を書いておくと、頭の中もすっきりし見直しもスムーズにできますよ。
【共通テストの余白の使い方⑤】図形は必要な線だけ描け!
数学では、必ずしも問題文中で与えられた図形を全て正確に描く必要はありません。
全て描いてしまうと線がいくつも交差し、図が汚くなり自分が混乱してしまいます。
例えば、共通テストのように前半部と後半部で大きくわかれているような問題の場合には、注目すべき図形の部分が変わってきます。
そのため、問題ごとに必要最低限の線だけを描くと良いでしょう。
【共通テストの余白の使い方⑥】数学では必要以上に消しゴムを使うな!
このポイントを見てびっくりした人も多いでしょう。
間違えた計算式は消して書いた方が綺麗なように思えますが、数学の試験ではあえて消しゴムを使わずに2重線で消すことをおすすめします。
もし消しゴムを使うと、自分が間違えた過程が全て消えてしまいます。
分からない問題があった際に解き方を探し、解答に辿り着くまでに同じような過程を何度も繰り返していることもあります。
そのため、間違えた計算式をあえて残しておくことによって、同じ失敗を防ぐことが出来るのです。
【共通テストの余白の使い方⑦】段落ごとに要約を書け!
英語や国語では、文章を読んだ時に段落ごとに簡単な要約を書いておきましょう。
このことにより、全体の概要をつかむことが出来るとともに、2回目に読む時に予めポイントを押さえてあるためさらに詳しく読み進めることができます。
また登場人物はどのような人で今はどのような状況か、などといった5W1Hなども書いておくとさらに分かりやすいですね!
おわりに
「余白」の使い方を変えることは難しいことではなく誰でもすぐにできます。
今回紹介したことを参考にしながらぜひ「余白」を使いこなしてくださいね!
数学の余白の使い方を詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください!