はじめに
入試頻出の「発音・アクセント」。英単語の暗記や長文読解と違って対策がしにくいため、つい後回しにしてはいませんか。
この記事では、「発音・アクセント」の勉強のコツを紹介します!
発音・アクセントにも規則がある!?
発音・アクセント問題で頻出の単語はある程度限られています。
とはいえ、それらの発音を全て覚えるのは至難の業です。
また、それでは仮に初見の単語が出題されたときに対応できませんね。
そこでおすすめなのが、発音・アクセントのルールを覚えてしまうことです!
実は、発音・アクセントにも英文法と同じようにいくつかの規則があります。
もちろん、全ての単語が規則で説明できるわけではないし、例外もあります。
しかし、規則を知っていれば解答に悩んだときのヒントにもなるはずです。
それでは一つずつ、規則を見ていきましょう。
「発音」問題で頻出の規則
【発音問題でよく出る!】①「-oa-」の発音:[ou]
・road [róʊd]
・coast [kóʊst]
・boat [bóʊt]
・abroad [əbrɔ́ːd]
・broad [brˈɔːd]
【発音問題でよく出る!】②「-au-」「-aw-」の発音:[ɔ:]
・law [lɔː]
・fault [fˈɔːlt]
・gauge [geidʒ]
・aunt [ɑ’ːnt]
・laugh [lɑ:f]
【発音問題でよく出る!】③「-ou-」「-ow-」の発音:[ou][au]
・low [lou]
・bowl [boʊl]
・shoulder [ʃoʊldə]
・flower [flάʊə]
・allow [əlάʊ]
・aloud [əlάʊd]
・knowledge [nάlɪdʒ]
・southern [sʌðɚn]
【発音問題でよく出る!】④ [æ][ʌ]の発音の見分け
日本人が最も苦手とするのが[æ][ʌ]の発音です。
これに関しては、単語の綴りから発音記号を推測できるような規則がないので、よく出るものから一つずつ覚えていきましょう。
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- [æ]:日本語の「エ」の発音の口で、「ア」と「エ」の中間の発音
「a」cat、manager、pattern、ancestor
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- [ʌ]:驚いたときに発する「アッ」の音に近い発音
「o」tongue、comfort、oven、above、stomach、glove
「oo」blood、flood
「u」subtle、utter
「アクセント」問題で頻出の規則
【アクセント問題でよく出る!】①2つ前の音節にアクセントが付く
・-ate (cóncentrate、délicate)
・-tude (grátitude、átitude)
・-ite (dýnamite、sátellite)
【アクセント問題でよく出る!】②語尾にアクセントが付く
・-eer (voluntéer、enginéer)
・-ese (Chinése、Japanése)
・-oo (tabóo、shampóo)
・-oon (typhóon、cartóon)
・-ique (antíque、techníque、uníque)
・-pose (suppóse、opose)
・-ade (inváde、paráde、persuáde)
【アクセント問題でよく出る!】③直前の音節にアクセントが付く
①、②に当てはまらないもののほとんどは、直前の音節にアクセントが付きます。
・-tion (communicátion)
・-tial (inítial)
・-sive (comprehénsive)
・-sion (decísion)
など
よく出るひっかけ問題
カタカナ・外来語
カタカナ・外来語の中には、日本語と発音・アクセントが異なるものが多くあります。ひっかけ問題としてよく出題されるので押さえておきましょう。
例)
・wool [wˈʊl] (ウール)
・technique [tekníːk] (テクニック)
・pattern [pˈæṭɚn] (パターン)
・image [ímɪdʒ] (イメージ)
動詞と名詞で発音が異なるもの
頻出なのが、「advise」と「advice」です。
・advise:助言(名詞) [ədvάɪz]
・advice:助言する(動詞) [ədvάɪs]
名詞、動詞で微妙に綴りと発音が違うので間違えないように覚えておきましょう。
おわりに
ここまで、発音・アクセントで頻出の規則を紹介してきましたが、いかがでしたか。
全て覚えるのは大変だと思いますが、苦手なものだけでも覚えておくと役立つと思います。
実際の試験で問われるのは、規則に従わない例外の単語が多いので、例外を意識して覚えておきましょう。