【勉強の基礎】分からないところが分からない原因と対策法

はじめに

皆さん、日々の勉強は計画通り進められているでしょうか?
唐突ですが、こんな経験ありませんか?

「分からないところが分からない」

私自身も経験しましたし、皆さんも一度は思ったことがあるのではないかと思います。
ですが、実際このようなことはあるはずがありません。これは単なる「錯覚」なのです。

ではなぜこうした「錯覚」に陥ってしまうのでしょうか。

今回は私と一緒に、こうしたことが起こる原因と対策法について考えていきましょう。

分からないところが分からない原因

では、まず最初に原因について考えていきましょう。
なぜ、分からないところが分からないという状況に陥ってしまうのでしょうか?

今回はそんな原因について考察するために、いくつかチェック項目を挙げてみました。
みなさんが、それらに該当するかどうかを確認してみてください。

チェック項目1:自分のレベルと取り組む問題のレベルが合っているか

    
参考書のレベルは高すぎても低すぎてもいけません。

高すぎると解けない問題ばかりになってしまい、低すぎると解ける問題ばかりで明確に自分のウィークポイントが分からなくなり、結果的に分からないところが分からないという負のスパイラルに陥ってしまう可能性があるからです。

皆さんは、使用している参考書のレベルが自分に合ったものかどうかを確かめてみてください。

その際の基準としては解ける問題と解けない問題の割合が6:4ほどであるのが理想です。
極端に解けすぎる問題ばかりでなく、また解けなさすぎる問題ばかりでもないこの割合がいわば参考書学習における黄金比といえます。

チェック項目2:色んな参考書に手を出しすぎていないか

これは個人的な経験談になってしまうのですが、私自身分からないところが分からないという状態に陥っていた時の主たる原因は、いろいろな参考書に手を出しすぎていることにありました。

より多くの情報を手に入れたいと思って購入した参考書でしたが、参考書によって同じ事柄でも記述の仕方は多種多様です。ですから、理解がまだ十分でない段階で色んな参考書に手を出しすぎると、理解の核となる部分が形成されず、様々な情報に振り回されてしまうため、混乱してしまいます。

理解の体系がしっかりと形成された上でなおかつ、理解を今まで以上に深めたいという気持ちが芽生えたら、新たに参考書を追加して勉強しましょう。

受験勉強において早とちりは禁物です。

チェック項目3:1つの解き方にこだわってないか

みなさんは問題集を解く目的を何だとお考えでしょうか?

色々な意見があると思いますが、筆者としては1つの問題を多方向から捉えることができる力を養成することだと思ってます。

問題の答えを理解するのが何よりも優先事項だと考えがちですが、それだけ問題集を終えてしまうのはもったいないです。

またそれに関連して、自分流の解き方の確立は重要でありますが、そればかりに固執してしまうのは危険です。なぜなら自己流の解き方ではうまくいかない問題というものがいつか必ず出てくるからです。

1つの問題を多角的に捉えるということは、問題を解くための「武器」を増やすことに繋がります。これにより、ある1つのやり方でうまくいかなくても、別の方法によって問題を解ける可能性が出てきます。

分からないところが分からないというのは、単にこの「武器」が少ないことが原因であることが大いにあり得ます。

そんな時には1つの解き方にこだわるのではなく、できるだけ多くの解き方を吸収するように心がけてみましょう。

チェック項目4:わからないところを放置してないか

もしこれが当てはまる人がいるとしたら、それは勉強不足という四文字で済んでしまうところでもあります。こればかりは他人がどうこうという問題というより本人のやる気次第という部分が大きいです。

くれぐれも分からないところを放置するのだけは絶対にしないでください。というのも、その部分を放置して進んだとしても後々、ツケとして回ってくるからです。

時間はいくらかかってもいいので、完全に理解したと感じるまでは新しい事項の学習は控えたほうが良いと思います。

分からないところが分からない場合の対策法

分からないところが分からない原因はわかったでしょうか?

次にここでは、原因を踏まえた対処法についていくつか例をあげたいと思います。
これを参考に学習習慣の改善を検討してみてくださいね。

対策法1:間違えた問題を分類してみよう

仮に間違えた原因が分からなかったとしても、間違えたカテゴリー別で分類することはとても大事です。これをすることで自分の間違えやすい問題の傾向をつかむことができるからです。

英語で考えると、不定詞が良く理解できてなくて間違えたとか関係代名詞の仕組みを理解しきれてなかったなど文法別にグルーピングすることもできますし、数学でいえば公式の暗記が等閑になっていたというグルーピングや単純に解法が思いつかなかったというグルーピングも可能だと思います。

間違っている箇所の理由は必ずしも1つではない可能性があるので、分類することで視覚的に自分が苦手としているところが分かるというのは自分がつまずいている箇所を明確にすることができる方法の1つといえます。

対策法2:情報を他人と共有しよう

分からないところは積極的に他人と共有しましょう。
私は他人に質問したりするのがあまり好きではなく、受験生時代も分からないところがあっても1人で解決しようとしていました。

しかし、今思えばもっと色んな事を友達や先生に質問すればよかったなと思っています。
というのも、同じ問題を解いていても考え方は千差万別であり1人で考えているより、他人と共に考えたほうが効率よく問題を解くことができると思います。

ただ、他人に質問するときにも注意点があります。

  1. 「~君、~の解き方を教えてくれない?」
  2. 「~のこの部分、私はこう解いたんだけど~君はどうやって解いた?」

この2つの質問の仕方の違いが分かりますか?

上の質問は「解き方」を直接聞いてしまっています。これでは、ただただ問題を解き終わることが目的になっているように感じられますし、質問の意味があまりないと言えます。

それに対して下の質問は解き方の「過程」を聞いている質問であり、「解法」を聞いているわけではありません。

分からない所を見つけるのに苦労している人は、①のような質問をする人が多い印象があります。

やはり質問している際の思考状態として①の場合だと受動的になってしまい、自ら考えるという行為を飛ばしてしまっているので問題の答えは分かったとしてもその過程を再現することは難しいです。

それに対して②の質問は、自分なりの問題に対する解答過程を提示したうえで質問しているので、過程の比較ができますし他人の解答と比較する中でより良い解法を導くこともできますから、常に脳がアクティブな状態で問題を解くことができるため、自ずと分かるところと分からないところも見えてきます。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は分からないところが分からないというタイトルで取り上げました。
自分が出来なかった問題や何度やっても忘れてしまう問題が自分の中で整理されず、そのまま放置されてしまうことで分からないところが分からないという「幻想」を生んでしまっているのです。

この状態にならないために不可欠なのは復習以外のなにものでもありません。裏を返せば復習をしないと、こんような非常に恐ろしい状態になってしまうということです。

分からないところが分からないという状態は改善点が見つからないという点で、ただ単純に問題の解き方が分からないという状態より格段に危険な状態です。

自分がこうした状態かもしれないと思ったら、この記事も参考にしながら早急に対処し、限られた時間を自分の思った通りに使えるようにしていきましょう。