合格者が教える!最新傾向と練習問題で差がつく上智大学新聞学科時事問題対策

はじめに

この記事では、上智大学新聞学科の入試に出てくる時事問題について、出題の傾向やおすすめの勉強法をまとめています。

 

「時事問題って何から手をつけていいかわからない」「ニュースを毎日追うのはちょっと大変…」と感じる人も多いと思います。

 

でも、大丈夫!

 

時事問題は、ポイントを押さえれば、無理なく・ムダなく対策ができます。

 

実際に合格した人の体験談や、おすすめの本・サイトなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

 

 

【上智大学新聞学科の時事問題の傾向と対策】

 

【時事問題の傾向】

 

問題傾向は一つの単語が提示されてその単語に関連する単語を選ぶ形式で、例年、全部で6問出題されます。

 

(問題例)

次の6語の中から、COP28に関連する語を2つ選べ。

ドバイ

炭素税

ワールドカップ

TikTok

クーデター

GDPデフレーター

 

解答 ドバイ 炭素税

 

COP28の開催地はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(2023年11月30日〜12月13日)でした。

 

炭素税(カーボンプライシング)は、温室効果ガス削減に向けた重要な政策手段で、COPの議論でも頻出テーマです。

 

時事問題の傾向としては「ニュースになった語」と「制度・団体」の組み合わせが多いです。

 

過去問からの例を出します。

 

①キーワードが「生成AI」

→選択肢に「OpenAI」「GAN」「ChatGPT」など

 

②キーワード「ウクライナ」

→選択肢に「ゼレンスキー」「NATO」「クリミア」

 

また、メディア学科らしく、「メディアと社会」の関係にも注目しています。

 

③キーワード「報道の自由

→選択肢に「国境なき記者団」「表現の自由」

 

④キーワード「SNS」

→選択肢に「情報操作」「デマ拡散」

 

また「制度」や「法律」にも強くなっておくと有利です。

 

過去問から例を挙げると「放送法第4条」「個人情報保護法」「マイナンバー制度」などの具体的な法制度が問われます。

 

新聞学科の時事問題は形式がシンプルな分、知識の精度が求められます。

 

NATOとEU、温室効果ガスとPM2.5など、選択肢に一見似た語が混ぜられている場合があるので、語句の意味を正確に把握し、「区別できるか」が重要です。

 

【時事問題の対策】

 

一番の理想は、新聞を毎日読むことです。

 

理由としては、情報の正確性が担保されていること、自分が読みたい記事以外も読めるようなレイアウトになっていることが挙げられます。

 

ネットニュースは確かに手軽ですが、新聞学科の過去問にフィルターバブルに関する問いがあったように、自分の好きな記事しか読まなくなるという欠点があります。

 

また、新聞と比べて正確性に欠けており、思想の傾きも多く見られます。

 

とはいえ、受験生は時間がなく、新聞を毎日読めない人もいますよね。

 

そこで、新聞を読むことを毎日の習慣にするために私がしていたことを紹介します。

 

朝日新聞の場合は、天声人語だけでも読むのがおすすめです。

 

天声人語とは、ベテランの記者が書いているコラム記事のことで、時事が600字程度でまとまっており、隙間時間に読みやすいのが特徴です。

 

つまり忙しい受験生にぴったり!

 

私のおすすめは、天声人語で取り上げられているニュースの中で気になったものを選んで詳しく調べることです。

 

こうすることで、時事問題の理解が深まり、毎日の学びが自然に積み重なっていきます。

 

また、自分の好きな連載を見つけると新聞を読むのが習慣になりやすいです。

 

【時事問題対策のおすすめの本やサイト】

朝日キーワード

 

この本には時事用語や一般常識が載っています。

 

また、各用語には、「どんな背景があるのか」「なぜ注目されているのか」などのポイントが解説されており、ただ覚えるだけでなく理解しながら学べます。

 

実際の入試会場でも持っている人が多かったです。

 

NHKのニュースまとめサイト

 

このサイトは、時事的な話題をわかりやすく解説することを目的とした特設ページです。

 

ニュースを扱う公共メディアとしてのNHKらしく、中立的な視点を保ちつつ、専門用語を避けたやさしい言葉で、政治・経済・国際問題・社会問題などの重要テーマを解説しています。

 

このサイトは通学の電車の中などの隙間時間で読むのがおすすめです。

 

私自身は、このサイトと、新聞を毎日読むという対策だけで時事問題を乗り切りました。

【実際に受かった人は何問正解しているのか】

 

新聞学科の友人20人に聞いたところ、時事問題を全問正解している人はいませんでした。

 

平均して6問中3問正解しています

 

つまり全問正解を目指すのではなく、「取れる問題を確実に取る」という意識が大切なのではないでしょうか。

 

時事問題の中には難問も含まれているので、時事問題の対策に時間をかけすぎない方が良いと私は考えます。

 

また、私の新聞学科の友人たちが3問正解程度で合格しているところを見ると、時事問題の配点は低いのかもしれないことが予想されます。

 

【結論は時事問題に時間をかけるべきではない】

 

結論としては、日々コツコツと新聞を読めば、時事問題の対策は直前に内容をさらうだけで大丈夫です。

 

また、私は時事問題の対策をするより小論文対策をした方が良いと考えています

 

時事問題の配点は低いことが予想されるうえ、小論文は直前に詰め込んでも点数が伸びにくいからです。

おわりに

 

時事問題の対策と聞くと、少し身構えてしまいがちですが、ポイントを絞って準備すればきちんと対応できます。

 

 しかも、ニュースを知っていると小論文や面接でも有利になるので、ムダにはなりません。

 

とはいえ、全部を完璧にやろうとしなくても大丈夫。

 

この記事でも紹介したように、毎日少しずつ情報に触れることが一番の対策です。

 

新聞を詳しく読むのがしんどい日は、天声人語を読むだけでもOK。

 

自分なりのペースで、「できることをコツコツと」続けていきましょう。




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