はじめに
カトリックの大学として有名な上智大学。
最近ではSexy Zoneのマリウス葉さんが在籍していることでも話題になりました。
また、四ツ谷のキャンパスにほぼ全学部が集まり、四年間同じキャンパスで学ぶことができることでも知られています。
そんな上智大学ってどんなところ?大学生ってどんな感じ?ちょっと気になることを、在学生に聞いてみました。
目次
- 1 はじめに
- 2 今回メッセージを書いてくれた方はこちら!
- 3 コンパクトだけど国際色豊か
- 4 まずは上智の雰囲気や学生生活について教えてください
- 5 「あのキャンパスに入りたい!」がきっかけに
- 6 上智を目指そうと思った理由を教えてください
- 7 将来に直結する学びができる
- 8 上智大学に入学してやっぱり良かったなと思うところはどんなところですか?
- 9 思ったよりも英語は使わない……?
- 10 上智大学に入学してこれは思ってもみなかったなという部分はありますか?
- 11 友達の幅が広がる
- 12 高校時代と比較して大学生になってここが変わった!と感じることはありますか?
- 13 オススメ・お気に入りスポット
- 14 上智大学のキャンパスでオススメ・お気に入りの場所があれば教えてください
- 15 カトリック色はあまりないけれど……。
- 16 ここまででお話いただいたこと以外に何か上智大学や学部の特徴などありましたら教えてください
- 17 「頑張れる理由」を見つけて
- 18 最後に受験生への応援メッセージをお願いします!
今回メッセージを書いてくれた方はこちら!
名前 | S.S |
出身高校 | 私立K高校 |
在学している学部と学年 | 文学部新聞学科1年 |
コンパクトだけど国際色豊か
まずは上智の雰囲気や学生生活について教えてください
四ツ谷のキャンパスにほぼすべての学部が集まっており、キャンパスもさほど広くなく、とてもコンパクトです。
しかし、その割に外国人留学生・帰国子女の数は多いので、キャンパス内を歩いていると英語はもちろん、中国語や韓国語なども聞こえてきます。
学生の雰囲気は学科によって異なると思いますが、新聞学科は真面目すぎず、にぎやかな人が多いです。
また、新聞学科の特性上、将来の夢ややりたいことが明確に決まっている人が多く集まっている印象です。
「あのキャンパスに入りたい!」がきっかけに
上智を目指そうと思った理由を教えてください
高校2年生の秋頃に「メディアについて学びたい」と思うようになり、調べていく中で見つけたのが上智大学文学部新聞学科でした。
多くの大学でメディアについては学べますが、社会学部や総合系の学部の一部にメディア学があることが多く、専門で学べるところはあまりありません。上智大学の新聞学科はその名の通り、メディアについて専門で学べるということもあって自然と惹かれていきました。
そして、何よりも大きなきっかけになったのは学校行事での訪問です。私の通っていた高校は上智と同じカトリック系の学校でした。そのため、毎年上智に隣接するイグナチオ教会でミサにあずかる行事があり、高校三年生の春にもイグナチオ教会を訪れていました。
その時、そびえたつ上智大学の建物をみて「来年、上智大学の学生としてキャンパスを歩きたい!」と強く感じ、第一志望を上智に決めて頑張り始めました。
将来に直結する学びができる
上智大学に入学してやっぱり良かったなと思うところはどんなところですか?
やはり将来やりたいことに直結することが学べることです。
もちろん、メディアに関する知識を学ぶ授業もありますが、新聞を実際に使って受ける授業もあります。
今受けている授業は「ニュースに対する意見」ではなく、記者の人数や紙面を占める割合など、「構成に対する考察」を書くというもので、今までにない視点で新聞に触れることができとても新鮮です。
この「構成から新聞を読む」ということは、将来記者や編集者になり、自分が紙面を作る際に必要になる視点を養えると思います。
また、テレビ番組を作るという授業もあります。キャンパス内にテレビセンターという実際の現場で使われているカメラや音響機材を使えるスタジオがあり、全員が番組制作を体験します。番組の構成だけでなく、カメラの映し方、テロップ・音響の編集まですべて自分たちで行えるのは、将来テレビ関係で働きたい人にとってはまたとないチャンスでしょう。
ちなみに、昨年のオープンキャンパスではテレビセンターに入りカメラや音響機材を触る講座が開講されていました。私も参加したのですが、とても本格的で楽しかったです。興味のある方はぜひ行ってみてください!
思ったよりも英語は使わない……?
上智大学に入学してこれは思ってもみなかったなという部分はありますか?
思ったよりも英語を使わないことです。
留学生や帰国子女が多いことも確かですし、英語が日常的に耳に入ることも間違いではないのですが、自分で使う必要があまりありません。
私の学科の特性もあるとは思うのですが、帰国子女や留学生はもちろんいても、日本語で十分伝わります。英語の授業も四月にプレイスメントテストを受けて、自分にあったクラスで授業を受けられるので、むやみに心配しすぎる必要はありません。
ですが、「普段の生活に困らない」というだけで、英語ができるに越したことはありません。英語で開講されている授業や、英語で行われる課外活動も多くあるので、「もっと英語ができたらやりたいなあ」と思うことはあります。
友達の幅が広がる
高校時代と比較して大学生になってここが変わった!と感じることはありますか?
やはり、色々な国・地域出身の人、全く違う境遇で生きてきた人と知り合えることです。
上智大学には入学直後にオリエンテーションキャンプといって1泊2日の宿泊行事があります。初めは「友達ができるのだろうか」と不安だったのですが、バスの隣の子や同じ部屋の子など、自然と友達ができる環境が整っていたので全く心配ありませんでした。
オリエンテーションキャンプを通じて、今までは「隣の県出身」程度だった友達の輪が、関西、東北と広がっていき、中国から来た留学生まで知り合いの輪が広がったときは自分でも驚きました。
その留学生とは意気投合し、一緒にごはんを食べながら将来について語り合ったり、些細な悩みを相談しあうような仲になれました。自分が外国の人と友達になるなんて想像もしていなかったので、きっと高校生の時の自分が聞いたらとても驚くと思います。
オススメ・お気に入りスポット
上智大学のキャンパスでオススメ・お気に入りの場所があれば教えてください
9号館の「アクティブコモンズ」です。いわゆる多目的室で、食事も課題もサークルのミーティングも全部できます。
隣に「9Cafe」というカフェがあり、パスタやケーキ、タピオカミルクティーも売ってます。PRONTOというカフェが経営しているので学食に比べると高いのですが、とてもおいしいです。
さらに、一人用のカウンターや充電スペースもあるので、昼休みに課題をやりつつご飯を食べるときに便利です。別の館にパソコン室もあるのですが、飲食禁止なので、その点アクティブコモンズのほうが便利だと思います
カトリック色はあまりないけれど……。
ここまででお話いただいたこと以外に何か上智大学や学部の特徴などありましたら教えてください
上智大学はカトリックの大学なので、毎日校内の「カトリックセンター」で昼のミサが行われています。しかし、普段行くことはなく、生活の中でカトリック色を感じることはあまりありません。信者でない生徒が大多数なので、そこは心配しなくて良いと思います。
しかし、一年生の必修で「キリスト教人間学」という授業があります。カトリックの教えを通じて人間とは・生きるとは何かといったことを学びます。学ぶ内容も様々で、旧約聖書を読むといったガチガチにキリスト教を学ぶものから、ジェンダーについて学ぶといった現代社会に即したものまで幅広いです。
私はミサについて学ぶ授業をとったのですが、昼のミサに5回参加しなければいけないという課題がでて、少し大変です……。
「頑張れる理由」を見つけて
最後に受験生への応援メッセージをお願いします!
この記事を読んでいる人の中には「志望校が見つからない」という人も多いと思います。私もその一人でした。親や先生から教えてもらった大学をなんとなく目指そうとしていました。
しかし、当たり前ですが、自分で「頑張れる理由」を見つけた志望校のほうが、受験期まで頑張り続けられると思います。
自分が頑張れるのであれば、「あの授業を受けたい」「この教授の話を聞きたい」といった真面目なことでもよいですし、「この大学のキャンパスを歩きたい」「ここの学食で食べたい」といった勉強以外のことでも構いません。
そして、頑張る理由を見つけるためにも色々な大学のオープンキャンパスに行ってみたり、パンフレットを読んでみたりしてください。同じような偏差値の大学でも雰囲気が全く異なっていることが感じられると思います。
上智大学は真面目過ぎず、派手過ぎず、バランスのとれた大学だと思います。少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。上智で待ってます!