はじめに
新年や新学期……。
新しいことは何かと気持ちを切り替えるきっかけになりますよね。
そのきっかけを活用して普段の授業の受け方を変えてみましょう!
そのために取り組むことは、「美しいノート」を作ることです。
そこで、今回は「美しいノート」の作り方をご紹介します。
美しいノートの条件
そもそも「美しいノート」とはどのようなノートなのでしょうか。
5つのポイントを紹介します。
1.要点がまとめられていて見返しやすい
ただ、板書を書き写しただけでは、美しいとは言えません。
ノートを開いて、要点がすぐ分かるような工夫をすることが大切です。
2.作成に時間をかけない
ノートは、あくまで勉強道具。
美しいノートを作ることが目的になってしまうと勉強の効率は下がってしまいます。
3.参照してストレスを感じない
汚い字、煩雑なレイアウトでは、せっかく作ったノートを見返すときに要点が分かりづらく、
読むのにも時間がかかってしまいます。
4.修正ができる
ノートを見返していたら間違っている所や付け加えたいところが出てくるかもしれません。
常に余白を意識するのが大切です。
5.自分の苦手が分かる
ノートは自分だけの参考書でもあります。
見返した解きに自分の苦手を確認できると、何から勉強を始めるかも決めやすくなります。
作ったノートの活用法
ノートをどのように使うかをきちんと理解することは、ノートの作り方を知る上で大切なことです。
ここからは、作ったノートの活用法を紹介します。
参考書代わりに使おう
見返しやすく、要点や自分の苦手な部分が分かるノートに勝るものはありません。
それに参考書を丸ごと覚えるのは大変です。
しかし、教科書や参考書を読んで、より大切だと思った点をノートに書き込んでしまえば、重要な点のみを抽出することが出来ます。
さらに自分でノートに書き込むことで覚えやすくなります。
ノートであれば、逆に重要ではない部分や間違っている所を修正することも可能なのです。
試験前に読み返して要点チェック
自分だけの参考書になった美しいノートなら多くのことを短時間で確認することが出来ます。
定期試験前に読み返す時は、授業内容+先生の話したことを書いてあるノートなら得点が上がること間違いなしです。
自分で書くことによって覚えやすくなるため効率良く勉強もでき、
それを試験前に読み返すことによって「これだけやった」という大きな自信になります。
しかし、試験前にあわててノートを作り直しているようでは内容を覚えきるのに時間が足りなくなってしまいます。
あくまで普段から美しいノートを作ることを心がけましょう。
赤シートを活用してみよう!
暗記したいところを赤やオレンジで書いておくと重要な部分だと分かるのはもちろん、
電車でのちょっとした時間などに赤シートで隠して手軽に確認することが出来ます。
自分が覚えられない単語や公式をまとめて書いておくと、より効率が良いです。
赤やオレンジで書かなくても赤のマーカーを上から塗って緑シートで隠すと文字が見えなくなるというペンものもあるので、暗記の際は活用すると良いでしょう。
美しいノートを作るポイント
さて、ここからは実際にノートを作る際のポイントを解説します。
みなさんは、これらのポイントを意識できていますか?
いま一度チェックしてみましょう!
複数の色を使う
授業でも色を使い分けて板書する先生が多いので、そのように書いている人も多いのではないでしょうか。
しかし、先生によって色の重要度は違います。
見返した時に科目ごとに色付けの意味合いが違っては、逆に理解しにくくなってしまいます。
だから、先生の話を聞き、赤を最重要、青を少し重要、緑を疑問・苦手、というように
色を分け何色を使うべきか自分でルールを決めましょう。3色くらいが丁度良い色数です。
蛍光ペンを活用する
蛍光ペンは、綺麗に要点を強調するのに便利です。
また、ボールペンと違って、安定してまっすぐした線を引くことができます。
だから、通学時などでも、ノートを参照しながら、重要だなと思ったところを簡単にマークアップすることができます。
鮮やかな色なので、次に見返したときにはどこに重きをおいてチェックすれば良いのか、すぐわかるのも特徴です。
ただし、あまり多くの色を使ってしまうと、派手になって見えにくくなってしまうので注意しましょう。
イラストを用いてみる
イラストを上手く活用すれば、暗記すべき事項を絵と対応させて覚えやすくなるのでオススメです。
教科書や参考書にイラストが挿入されているようにノートでも適度なイラストを入れると良いでしょう。
先生が授業中に書くイラスト(図)も必要に応じて書き写すようにしましょう。
その時できるだけ大きく書くと見返した時に分かりやすいです。
自分でイラストを書く時は、時間をかけないよう授業外にして、
書く必要のない細かいイラストはコピーして貼りましょう。
見出しの頭は揃える
見出しがノートを開いた時の美しさを決めると言っても過言ではありません。
ノートを開いた時にそのページに何が書いてあるのか瞬時に分かることが大切なのです。
その時に見出しの頭を揃えるというのは小さなことですが、美しく見せる上で大切になってきます。
これは少しの心がけですぐに実践することができるので
見出しや小見出し、内容の書き始めはそれぞれ頭を揃えるようにしましょう。
余白を大事に、字は大きめに書く
字がぎっしりと書かれているノートは読みづらく時間がかかります。
美しいノートは見返す時に力を発揮するもの。
勿体ないと思うかもしれませんが、余白を残すようにしましょう。
それに伴って字も大きく書くことで見返した時に読みやすく、目に入りやすくなるのです。
余白を残すことは付け加えや修正をする際にゆとりを持って書き込むことが出来るので、あとあと役立ってきます。
自分なりのワンポイント解説を載せる
例えば数学の問題で、教科書や先生が解説する他に解きやすい方法があるのなら、それも書いておきましょう。
試験前に見返してどちらが良いか確認することが出来ます。
古典や英語なら単語の成り立ちや覚え方を書けば覚える時に役立ちます。
そんな時、付箋に書いて貼っておくと覚えた時にはがせばいいので便利です。
ワンポイント解説を書いたページに付箋を貼っておけばページを探す手間も省けます。
日にちとタイトルを書く
日にちを書いておけばルーズリーフに使っている場合は簡単に順番を揃えることができ、
先生が前回の授業の話を始めた時にどこからが前回の内容だったのかを把握することができます。
その時にタイトルや単元名を書いておけばより把握しやすくなります。
メモに修正を加える時もいつの自分がこう考えたのかを知ることが出来るので便利です。
タイトルを書くことは要約する力を磨くことにも繋がりますよ!
要素をパターン化する
蛍光ペンで囲んだ見出し(必要ならば小見出し)を書き、それからシャーペンで内容をかく・・・
というように自分なりの要素ごとの書き方を決めておくと頭の中で整理しやすくなります。
例えば英語なら、原文をコピーしたものを段落ごとに切って貼り、その下に訳を書き、
下の方に単語の欄を作るというようにするとどの範囲を訳しているのか、どう訳しているかを見つけやすくなります。
「1ページごとに区切る」と決めておくとより分かりやすくなります。
もうワンポイント
その他に大切なことはノートの冊数をあまり増やし過ぎないことです。
多いと持ち運びに不便でどのノートに何が書いてあるのか探すのに手間がかかります。
重要なことを全て書いて量が多くなってしまっては参考書を持ち歩くのと変わりません。
あくまで、自分が決して外してはいけない要点や苦手を確認し克服できるものが美しいノートなのです。
いかがでしたでしょうか?
作り方のポイントを参考に「世界に一つだけのノート」を作り上げてください。
ノートは必ず自分の役に立ちます。
日ごろから美しいノートづくりを心がけましょう!