はじめに
志望大学が家から1時間半~2時間ほどの場所にあり、実家から通学するか一人暮らしをするか迷っている受験生はたくさんいると思います。
費用や時間を考えると結構迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、毎日片道2~2時間半かけて都内の大学に通う私が、遠距離通学のメリットやデメリット、どちらがおすすめなのかについて実際の体験をふまえて紹介します!
目次
大学生の自宅からの平均通学時間は?
日本学生支援機構の調査によれば、自宅からの通学時間は、片道30分~1時間半ほどの大学生が半数以上を占めるそうです。
この調査から1時間半以上かけて通学している大学生は少数派だとわかります。
大学生が遠距離通学をするメリット
【遠距離通学のメリット】①費用がかからない
全国大学生活協同組合の「学生生活実態調査」によれば、都内で一人暮らしをする大学生の平均的な1ヶ月あたりの生活費は約14万円といわれています。
それに対して、実家暮らしをする大学生の平均的な1ヶ月あたりの支出は約6万円です。
住んでいる地域によっても異なりますが、実家から通学すると家賃がかからず、食費も抑えられるため、一人暮らしよりも費用がかかりません!
また、バイトで稼いだお金を自分の好きなことに使えますよ。
【遠距離通学のメリット】②移動時間を活用できる
移動中はほかの人の視線を感じるため、家だとなかなか進められない課題を進められます!
私はいつも映像授業を見たり、課題を進めたりしています。
また、時間の使い方次第では、ほかの大学生と大きく差をつけられるのです。
例えば、長い移動時間を読書や資格の勉強に充てることができます。
映画を見たり、音楽を聴いたりして趣味の時間に充てるのも良いでしょう。
自分の興味・関心を広げることができれば、大学での学びにもつながりますよ。
大学生が遠距離通学をするデメリット
【遠距離通学のデメリット】①電車・バス内のストレスが多い
長時間電車やバスに乗っているとかなり疲れます。
たとえ座れたとしても、長時間ほかの乗客と同じ空間にいるため想像以上にストレスがたまりやすいです。
私も満員電車に乗って通学することがありますが、ほかの乗客に押され、座ることもできないので大学につく頃にはかなり疲れてしまいます。
私の周りには、遠距離通学による疲労で体調を崩してしまった友人もいます。
また、電車やバスの本数が少ない地域に住んでいる場合は、それらの時間に合わせて生活しなければなりません。
特に土日は本数が減ることが多いです。
ちなみに私の住んでいる地域のバスは、平日5本、土日0本なのでかなり大変です……。
加えて、終電の時間が早いため、夜は早く帰る必要があります。
そのため、サークルや部活の後で夜遅くに遊ぶなど、大学生らしい遊びができなくなるかもしれません。
【遠距離通学のデメリット】②大学に行くモチベーションが下がりやすい
当たり前ですが、朝はかなり早く起きないと授業に間に合わないです。
例えば授業が朝9時からで、通学時間が2時間だとします。
その場合、朝食などの準備時間やバスや電車の本数も考慮して、朝5時には起きなければなりません。
そうなってしまうと睡眠不足で授業に集中できないし、寝不足が体調不良の原因になってしまうこともあります。
特に授業が少ない日だと大学に行くモチベーションが下がりやすいです。
「2限のためだけに2時間もかけて大学に行くのか……」と思ってしまい、次第に授業に出席しなくなる人もいます。
あまりに大学から家が遠いと、単位を落としやすくなるかもしれません。
片道2時間以上かけて通学する筆者が考える通学時間の許容ライン
通学時間が1時間半以上かかるなら一人暮らしがおすすめです!
調査からも、1時間半以上かけて通学する大学生は少数派です。
健康面から考えても遠距離通学はおすすめできません。
また、サークルや部活、バイトを積極的にやりたいなら通学時間は短いほうが良いです。
迷うようなら、生活費と通学時間のどちらを重視するかで決めると良いと思います。
ただし、一人暮らしはかなり費用がかかるので親とよく話し合ってから決めましょう!
おわりに
家から通学するか一人暮らしをするかで大学生の生活は大きく変わると思います。
自分が本当に行きたいと思う大学を第一志望にするのが大事です。
しかし、理想の大学生活を送るためにも生活のことをよく考えて、親や先生と相談しながら志望校を決めましょう!