はじめに
電車通学をしている皆さん!
「電車通学で人より登校に時間がかかるし、部活で忙しくて勉強時間を確保できない!」と、悩んでいませんか?
電車通学をしていると、そうでない同級生に比べて勉強時間が少なくなってしまいがちですよね。
しかし、電車通学は受験勉強においてハンデではなく、むしろ効率的に受験勉強を進める鍵になり得るのです!
今回は、皆さんに電車内での勉強法について紹介していきたいと思います。
目次
電車内で勉強するメリット
【電車内で勉強するメリット】①朝の時間帯を有効活用できる
皆さんは、登校時の電車内で寝てしまって時間を無駄にしていませんか?
実は、登校時の電車内での朝学習は、1日の学習リズムを掴むことにつながります。
朝学習が習慣化すると、朝に勉強できる安心感が生まれ、深夜にダラダラと効率の悪い勉強をする必要がなくなりますよね。
また、多くの入試は午前開始であるため、特に受験生は朝に脳を慣らすことが重要になります。
さらに、睡眠で前日までの記憶が整理され、脳がすっきりするため、起床3時間以内の勉強は長期記憶につながるとも言われています。
このように、登校時の電車内では、睡眠時間も確保でき、長期記憶につながる効率的な朝型の勉強脳をつくることができますよ!
【電車内で勉強するメリット】②合計の学習時間が増える
電車通学をしていると、学校の近くに住んでいる同級生より早く起きなければなりませんよね。
しかし、朝の起床時間が早いということは、他の生徒がまだ寝ている時間も勉強できるということです。
また、通学の電車内での時間を勉強に活用できれば、他の隙間時間にもその方法を応用できるようになり、学習時間が増やせますよ。
【電車内で勉強するメリット】③勉強を習慣化できる
最後のメリットは、勉強自体を習慣化できるということです。
毎日登校するということは、電車内で過ごす時間が毎日あるということ。すなわち勉強する機会を必ず作れるということです。
「今日はちょっと疲れたな……」という日でも、電車内での勉強習慣が身についていれば、学習時間がゼロになることはなくなります。
毎日の積み重ねは記憶の定着にとって重要ですよね。
電車内にとどまらず、隙間時間を使って勉強するという習慣は、皆さんが晴れて大学生になった時にも有益なはずですよ。
通学の電車内での勉強法
ここからは電車内での勉強法について、科目ごとに紹介していきます。
【通学の電車内での勉強法】①英語
電車内ですべき英語の勉強は主に3つです。
1つ目は単語帳を使った英単語の暗記です。すでに実践している人も多いかもしれません。
コツは、各ページにこだわって一度に覚え切ろうとするのではなく、スピーディーに流し読みをし、繰り返し単語と意味を目に入れることです。
初めから全て覚えようと丁寧にやりすぎてしまうと時間がかかる上に、人間が一度に記憶できる量には限界があります。
せっかく覚えても、忘れて確実な知識にできないのはもったいないですよね。
「〇〇駅までに△ページまで終わらせよう!」と区切りを決めると、小さな目標ができて良いでしょう。
2つ目はリスニングです。
リスニングの勉強は英語を聞くことが重要ですが、「机で勉強するのには、なんだか時間がもったいない気がする……」という人もいるのではないでしょうか。
そんな人は、電車での移動時間を使いましょう。
電車内は徒歩や自転車での移動とは違い、安全性がある程度保証されているため、イヤホンをつけて英語を聞くことに集中できます。
そして、最後はシャドーイングです。
シャドーイングは英語の音声を聞きながら、自分でも音読するという学習方法です。
2つ目に紹介したリスニングの勉強法と組み合わせ、リスニング音源を使って音声に被せて自分で発音するという勉強をすると、より英語力がつきます!
静かすぎる教室だと周りの目が気になる人も、電車内でボソボソと英語を声に出してみましょう。
聞く・話すという練習は立ったままでもできますよ。
【通学の電車内での勉強法】②国語
電車内ですべき国語の勉強は古典単語と漢字の暗記です。
英語と同様に、単語帳を使って勉強していきましょう!
ここでもやはり、1ページにこだわるのではなく、単語帳を何周もすることを重視し、スピーディーにリズム良く進めていくのがコツです。
程よく雑音のある電車内の環境を活かし、小さく声に出して覚えていくのも記憶に効果的ですよ。
【通学の電車内での勉強法】③理科・社会
理科や社会にも、電車内の時間は有効です。
ここでは日本史を例に説明します。教科書や資料集は比較的大きくて重いので、電車で立ちながらこれらの教材を開くのは少し億劫ですよね。
そんな時は、やはり単語帳を使いましょう。
日本史を学習している学生なら誰しもが持っている『日本史一問一答』や『日本史用語集』を使ってください。
赤シートなどで答えを隠しながら歴史用語を覚え、慣れたら問題文も暗記できると知識が確実なものになります。
また、電車内でも教科書を使いたいという人は、教科書の覚えたい部分に青色でマーカーをすると、赤シートで隠しながら片手でも勉強ができるのでオススメですよ。
おわりに
さて、ここまで電車内で勉強するメリットとその勉強法を紹介してきました。
電車通学は不利だと思われがちですが、少し工夫すれば通学時間で同級生に差をつけられるのです。
「今日は行きの電車内で英語をやって、帰りの電車内では国語をやろう!」と、登下校で科目を変えて取り組むのもよし。
乗り換えがある人は、「〇〇駅までは英語、△△駅からは国語をやろう!」と、乗り換えのタイミングで科目を変えて、短期集中するのもよし。
環境や状況を活かして、効率的に勉強に取り組んでいきましょう!