学校の図書室で集中して勉強する方法〜欲求に忠実に勉強せよ!〜

はじめに:学校の図書室で集中して勉強できない人のために

試験前などで集中して勉強したいときに、学校の図書室を利用する人はたくさんいると思います。

図書室はカフェやファストフード店とは違って雑音がないため、勉強するにはもってこいの場所です。

にもかかわらず、なぜか集中できない。雑音がない分、本のページをめくる音、シャーペンの音、消しゴムを擦る音が気になって仕方がなくなる。

「集中しなきゃ」と思えば思うほど、かえって集中できなくなる……。

こんな経験、ありませんか?

そこでこの記事では、図書室に通って10年になる私が、図書室で集中して勉強する秘密の方法を皆さんにお伝えします!

試験前で勉強場所を探している人、図書室で集中できずに困っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね〜。

学校の図書室で集中して勉強するために

図書室で集中して勉強する方法を語るために、まず「集中」という状態について改めて考えてみましょう。

学校の図書室で集中して勉強するために①:一般的な「集中」

一般的に、集中して勉強している状態とは、スマホやゲームなどのあらゆる誘惑を断ち切って勉強に専念している状態だと言われています。

ネットで検索すれば、「スマホの誘惑に勝って勉強する方法」みたいな記事・動画がたくさん出てきますよね。

あらゆる誘惑は勉強の敵で、その誘惑に勝つことが大事なのだ!

というのが、大半の人の「集中」論です。

しかし、本当に誘惑は勉強の敵なのでしょうか。誘惑を遮って、禁欲的に勉強するのが本当に最善なのでしょうか。

学校の図書室で集中して勉強するために②:誘惑に従う集中

一般的な「集中」(=あらゆる誘惑を断ち切る集中)には大きな問題があります。

誘惑を我慢して集中していると、だんだん疲れてくるのです。

考えてみれば当たり前の話です。「集中」は、自分の脳にとって不自然な行為なのですから。

「それは仕方ないでしょ」と思うかもしれませんが、どうせなら疲れずに集中できたほうがいいですよね。

そこでこの記事で提唱したいのが、「誘惑に従う集中」という概念です。

もちろん、スマホやゲームをしながら勉強する、というわけではありません。

例えば勉強なら、自分の中の「知りたい」という欲求の誘惑に従って勉強する、ということです。

誘惑に従って勉強すれば、精神的なストレスが限りなく小さくなるので、格段に疲れにくくなるはずです。

誘惑と集中は、必ずしも対立しません。自分の中の欲求の誘惑を上手いこと利用して、できるだけ楽しく勉強するようにしましょう!

学校の図書室で集中して勉強する方法

以下では、学校の図書室で「誘惑に従って集中して」勉強する方法をご紹介します。

1人で勉強する場合と2人以上で勉強する場合に分けて紹介するので、興味に合わせてご覧ください。

学校の図書室で集中して勉強する方法①:1人で勉強する場合

図書室で集中して勉強する方法のお一人様プラン。そのテーマは、ズバリ「目の前の1問に全てを懸ける」です!

図書室には、勉強のための資料が豊富に保管されています。

ですから図書室で勉強すれば、普段何となく疑問に思って何となくスルーする問題も、質のいい資料を読んでじっくり考えることができます。

せっかくたくさん資料があるのですから、ぜひ時間を気にせず、たくさんの資料に当たって問題を考え尽くしてください。

自分の知的欲求に従えば、自ずと集中して思考できるはずです。

それでもわからなければ、職員室に行って先生を捕まえて、満足できるまで質問しましょう。

1問に時間をかけすぎて、課題が全部終わらないかもしれませんが、心配することはありません。

1問を妥協せず解く経験は、10問を漫然と解く経験にはるかに勝ります。

1問に時間を割いて考えれば考えるだけ、その問題のテーマに対する理解が深まるからです。逆に言えば、時間を割いて考えなければ、浅い理解しかできません。

1問を徹底して考えて解くという行為は、何も間違っていないわけです。だから、もし課題が終わらなかった場合は、正直のその旨を先生に言えば良いのです。

この問題を本気で考えました。その結果他の問題を解く時間がありませんでした、と。

先生によっては、この発言を叱る人もいるかもしれませんが、そんな先生の言うことは聞かなくて大丈夫です。

何も間違ったことを言っていないのですから、毅然とした態度で対応しましょう。

図書室には、たくさんの学びのタネが詰まっています。そのタネを最大限利用して、自分の知的欲求が赴くままに「集中して」勉強してみてくださいね。

学校の図書室で集中して勉強する方法②:2人以上で勉強する場合

図書室で集中して勉強する方法。2人以上のプランのテーマは、「勉強会をしよう!」です。

高校生で受験が近づいてくると、だんだんと問題のレベルが上がってきて、周りの友達が誰も解けないような問題も出てきますよね。

普通なら、「誰も解けないのならしょうがない」と思ってしまいそうですが、諦めてはもったいない。

解けない問題があるなら、そこに自分の学力を飛躍させるチャンスがあるということです。

そして、自分たちの知識だけでは解けない問題も、図書室の資料を使えば解けるようになるかもしれません。

ですから、解けない問題があるときは、友だちと一緒に図書室に行って解答にチャレンジしましょう!

具体的な図書室の利用方法は以下の通りです。

まず、友だちと一緒に解くべき問題を設定しましょう。

次に、その問題を解く制限時間を設定します。その制限時間内で、図書室の資料を参考にしながら問題を解き、さらに友達に解法を説明するための解説を作ります。

解けない場合でも、「なぜ解けないのか」を説明するための資料を作ってください。図書館に置いてある資料を参考にすると、解説資料が作りやすくなるはずです。

問題の解説を作り終えたら、友だちと合流して、話せる場所で問題の解法を解説しあいましょう。

お互いの解法を聞いた上で、今の自分達にわかっていない点を確認できたら、その不明点が次の勉強会のトピックになります。

大事なことは、「難しい問題を何とかして解きたい」という欲求に忠実になることです。

解かなければいけないから、ではなく解きたいから解く。そうすれば、自ずと「集中」して勉強できます。

友だちの力も借りながら、ぜひ難問に挑んでみてくださいね。

おわりに:学校の図書室の特性を活かして、思いっきり勉強しよう!

いかがでしたか?

この記事では、学校の図書室で集中して勉強する方法について解説してきました。

私がこの記事を通して最も伝えたいのは、主に以下の2点です。

  1. 自分の知的欲求に忠実になって勉強せよ
  2. 自分の知的欲求を満たすために、図書室の資料を最大限活用せよ

欲求と集中は対立概念ではありません。知的欲求を活用して集中すれば、勉強はもっとエキサイティングになります。

図書室には、その知的欲求を満たすための道具がたくさん詰まっています。図書室の特性を最大限活用して、楽しく勉強してくださいね。

それでは!!

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