文理融合型の大学・学部の特徴
突然ですが、みなさんは文系ですか?理系ですか?
「俺は文系!」「私は理系!」と言い切れる人がいる一方で、「どっちとも言えない……。」という人もいますよね。
自分は文系とも理系とも違うと思っている人や、文系も理系も勉強したいと思っている方にオススメしたいのが、文理融合型の大学・学部です。
文理融合型の大学・学部とは、その名の通り文理の区別がなく学問を学べる大学・学部のことを指します。
最近はやりの学際やリベラルアーツなんていうのもこの文理融合型の一つです。
この記事では、全国にたくさんある文理融合型の大学・学部から、有名で実績がある13の大学・学部を選んで紹介します。
みなさんの進路選択の一助になれば幸いです!
目次
- 1 文理融合型の大学・学部の特徴
- 2 文理融合型の大学・学部13選
- 2.1 文理融合型の大学・学部1:東京大学教養学部
- 2.2 文理融合型の大学・学部2:京都大学総合人間学部
- 2.3 文理融合型の大学・学部3:大阪大学人間科学部
- 2.4 文理融合型の大学・学部4:名古屋大学情報文化学部
- 2.5 文理融合型の大学・学部5:九州大学共創学部
- 2.6 文理融合型の大学・学部6:国際教養大学
- 2.7 文理融合型の大学・学部7:国際基督教大学
- 2.8 文理融合型の大学・学部8:早稲田大学国際教養学部
- 2.9 文理融合型の大学・学部9:早稲田大学人間科学部
- 2.10 文理融合型の大学・学部10:慶應大学総合政策学部
- 2.11 文理融合型の大学・学部11:慶應大学環境情報学部
- 2.12 文理融合型の大学・学部12:上智大学国際教養学部
- 2.13 文理融合型の大学・学部13:青山学院大学総合文化政策学部
- 3 文理融合型の大学・学部での先進的で独創的な学び
文理融合型の大学・学部13選
文理融合型の大学・学部1:東京大学教養学部
東京大学は、前期課程(1・2年)と後期課程(3・4年)に分かれており後期課程に上がるとそれぞれの専門分野に進むのですが、そのまま教養学部で学ぶ人もいます。
その教養学部後期課程は、学際性・国際性・先進性を理念に据えており、文系三学科、理系四学科、英語コースと幅広い学問分野を専門的に学べます。
日本最高峰の環境で、自由に学問がしたいという方にオススメです!詳しくはこちらをご覧ください。
また以下の記事では、現役東大生による詳しい学部紹介が掲載されていますので、こちらも併せてご参照くださいね。
文理融合型の大学・学部2:京都大学総合人間学部
京都大学総合人間学部は、人間の豊かさを経済的・科学的視点だけでなく、社会や政治・文化から包括的に捉え直す必要性に駆られて誕生しました。
学系(学科)は、思想・社会・文化に関わる人間科学系、情報処理に関わる認知情報学系、国際色豊かな国際文明学系・文化環境学系、それに自然科学系の5種類に分かれています。
学系が違う研究室とも活発に交流があるようなので、専門が違う人たちと積極的に対話してみたい人にオススメの学部です。
学部のホームページはこちらに、詳しい学部紹介は以下の記事にそれぞれ掲載されています。
文理融合型の大学・学部3:大阪大学人間科学部
大阪大学人間科学部は、実践性・学際性・国際性を理念として掲げて立ち上がった、日本最古の「人間科学部」です。
主として心理学・社会学・教育学に力を入れており、行動学科目・社会学科目・教育学科目・共生学科目の4学科と、グローバルコースである英語コースがあります。
どちらかというとやや文系よりなので、文系的な学問の社会的実践に興味がある人はぜひ調べてみるといいと思います。詳しくはこちら!
文理融合型の大学・学部4:名古屋大学情報文化学部
名古屋大学情報文化学部は、あらゆる学問分野を情報を基軸として捉え直し、独創的な想像力を持つ人材を育成する目的で1994年に設立されました。
学科は、やや理系よりの自然情報学科と、やや文系よりの社会システム情報学科に分かれています。
クリエイティブな力を育てたいと思っている人はぜひチェックしてくださいね(ホームページはこちら)!
文理融合型の大学・学部5:九州大学共創学部
九州大学共創学部が掲げる「共創」とは、構想・協働・経験のサイクルを繰り返して課題を能動的に解決していく力のことを指しています。
共創学部では、まず1〜3年次に「人間・生命」・「人と社会」・「国家と地域」・「地球・環境」の4つの学問領域を学び、課題解決の基礎力を身につけます。
そして4年次に、それまでの学習を生かして実際に課題解決に挑むのです。
社会に直接役立つ能動的な課題解決能力を学生のうちに養いたい人にオススメです!詳しくはこちらからどうぞ!
文理融合型の大学・学部6:国際教養大学
国際教養大学は、日々流れてくる情報に惑わされず、自らの教養と知識に基づいて多種多様な人々と高めあえる人材を育成する目的で、2004年に設立されました。
学生は入学後まず集中的に学問的な英語を修得し、基盤科目の学習を経て、「グローバル・ビジネス課程」または「グローバル・スタディズ課程」に進みます。
高い語学力を基礎として専門課程の学習を行うので、否が応でも英語力が身につきます。グローバルな人材になりたい人は必見です!
詳しく知りたい人はこちらからどうぞ。
文理融合型の大学・学部7:国際基督教大学
国際基督教大学(ICU)は、戦争の経験を踏まえ、日本を世界に開かれた国に変え、人類平和のために貢献する人材を育てるために1953年に設立されました。
ICUは国際的な社会人の養成を使命としているため、文理の境界のない幅広い学習を経てからそれぞれの専門分野に進むようなカリキュラムになっています。
国際平和に貢献したいと思っている人は、ぜひ進学の選択肢に加えてみるといいですね。
ICUについての詳細はこちらからご覧ください。
また以下の記事では、現役ICU生からのメッセージを掲載していますので、こちらも併せてご覧ください。
文理融合型の大学・学部8:早稲田大学国際教養学部
早稲田大学国際教養学部は、高い語学力と自他の文化への深い教養を持って国際社会の課題を解決する人材を育てるため、2004年に新設された学部です。
ほぼ全ての講義が英語で行われ、日本語を母語とする学生は1年間の海外留学が必須となっています。
若いうちに世界に触れて、世界的な問題解決に挑もうとしている野心的な人にオススメです!詳しくはこちら!
文理融合型の大学・学部9:早稲田大学人間科学部
早稲田大学人間科学部は、人間とは何かという深淵な問いを複合的な視点から答えるという理念を持って、1987年に生まれました。
環境・健康福祉・情報を現代社会の喫緊の課題として、これらの課題を領域横断的に学べるカリキュラムになっています。
三学科構成になっていますが、どの学科の講義もゼミも自由に履修できるので、興味が目移りしやすい人にオススメです。
詳細はこちらから、詳しい学部紹介は以下の記事からご覧いただけます。
文理融合型の大学・学部10:慶應大学総合政策学部
慶應大学の総合政策学部は、政策の教育・研究を専門的に行う学部として日本最古(1990年設立)の学部です。
現実社会が抱える複雑な課題を、広い視点で捉え解決へと導く「実践知」を重んじ、問題解決のプロフェッショナルを育成するための教育が展開されています。
社会の即戦力になりたいと思う人はぜひこちらをチェックしてみてください!
文理融合型の大学・学部11:慶應大学環境情報学部
総合政策学部と同じキャンパスに同時に設立された環境情報学部では、アート・デザイン・サイエンス・テクノロジーを横断的に用いた独創的な研究が行われています。
総合政策学部とカリキュラムを共有しているため、学生は2学部の講義を自由に履修できます。
文理を問わないクリエイティビティを養いたい人にオススメです。詳しくはこちらをご覧ください。
また以下の記事でも環境情報学部を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
文理融合型の大学・学部12:上智大学国際教養学部
上智大学国際教養学部では、今日の多文化的で複雑な世界を理解するのに必要な柔軟で批判的な思考力、言語・文化的能力を養う教育が展開されています。
50以上の国・地域からの学生が集まっているため、日本にいながら留学しているかのような国際的な感覚を味わうことができます。
様々な国・地域の学生と交流して深い教養を養いたい人はホームページを要チェックです!
文理融合型の大学・学部13:青山学院大学総合文化政策学部
青山学院大学総合文化政策学部は、文化が産業となり産業が文化となる現代に新たな価値を与える人材を育成するというビジョンのもと、2008年に開設されました。
街や外部機関と一緒に人を育てるというコンセプトを持っており、キャンパス外での「ラボ」という授業が行われるのが大きな特色となっています。
アイドルなどの文化産業に関心がある方は必見です。詳しくはこちらからどうぞ!
文理融合型の大学・学部での先進的で独創的な学び
いかがでしたか?
この記事では13の文理融合型の学部・大学を紹介しましたが、どれも比較的新しく、時代のニーズに合わせたカリキュラムになっていますね。
文理融合型の学部・大学では、時代に追いつき、追い抜いていくような力を養うことができます。この機会に、ぜひチェックしてみてくださいね。