【早稲田AO不合格を経験した慶應生が教える】総合型選抜と一般入試の両立について

はじめに

近年、大学入試において総合型選抜で早期に合格するケースが増えていますよね。

総合型選抜はそれに特化した対策が必要なうえに、指定校推薦のように確実に合格する保証がないので、一般入試と合わせて受験することを検討している人もいるはずです。

しかしながら、総合型選抜一般入試を両立させる方法に悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

今回は、早稲田大学国際教養学部のAO入試(総合型選抜)で不合格となった後、慶應義塾大学文学部の一般入試で合格した私が、2つの入試方式を両立させるためのコツを紹介します。

早稲田大学国際教養学部AO入試について

【早稲田国際教養AO】試験内容と対策

早稲田国際教養のAO入試(総合型選抜)では、書類審査と筆記試験が行われます。

書類審査では、志望理由書と調査表の提出が課されました。

筆記試験は英語の長文を読んで、自分の意見を英語で記述するという、読解問題とライティング問題です。

国際教養学部は、学部の特性上、英語のレベルが非常に高く、ネイティブが読むような内容が出題されるのが特徴です。

私は書類審査と筆記試験それぞれに特化した対策をしていました。

書類審査に必要な志望理由書については、自分では気づけない客観的な意見を得るために、学校の先生に添削してもらいました。

また、複数人の先生に添削してもらうことで、完成度の高い志望理由書を作成することができたと思います。

筆記試験対策としては、過去問演習はもちろんのこと、英語でエッセーを書いて学校のネイティブの先生に添削してもらいました。

加えて、ネイティブレベルの英語に対応するために、毎日BBCやCNNなどの英字新聞を読んでいましたね。

【早稲田国際教養AO】結果と要因

以上のように入念に対策をしたつもりだったのですが、結果は残念ながら不合格でした。

当時を振り返ってみて不合格だった原因を2つ挙げたいと思います。

1つ目は圧倒的な英語力不足です。

やはり、ネイティブレベルの英文ということで、知らない語彙があまりにも多く、そのせいで英文を読む速度が遅くなってしまったことが1番の原因だと思います。

2つ目は問題文に対する解答のずれです。

文章力や読解力が不十分なまま受験した私は、記述問題で、具体例を挙げる際に普遍的ではない例を提示するという致命的な失敗を犯しました。

今となっては、当時の私が早稲田に不合格だったことは妥当だと思います。

慶應義塾大学文学部の一般入試について

【慶應文学部】対策

11月末に早稲田のAO入試(総合型選抜)の不合格がわかってからは、対策を一般入試へとシフトしました。

早稲田をどうしても諦めきれなかった私は、一般入試で国際教養学部にリベンジしようと考えていましたが、得点源となる英語で思うように点が取れないことに気付き、急遽第1志望を早稲田から慶應に変え、主に慶應に向けての対策を始めました。

ここで慶應・文学部の一般入試において、特徴的な形式で出題される英語小論文の対策を簡単に紹介します。

まず、英語にも小論文にも共通しているのは、15年以上過去問を遡って演習をしたということです。

英語に関しては、過去問を解き、和訳や意見記述などの記述問題を学校の先生や塾の先生に添削してもらいました。

また、文学部では試験中に紙の辞書を使えるので、試験本番で早く辞書を引けるように、普段から紙の辞書を使って単語を調べるようにしていました。

小論文も同様に添削をしてもらい、納得がいく文章を書けるまで何度も書き直しました。

早稲田で犯した失敗を繰り返さないように、新聞の一面や社説に毎日必ず目を通すことで、客観的な例の貯蓄を増やすことができましたよ。

【慶應文学部】結果と要因

早稲田での失敗を活かし対策を重ねた結果、慶應に合格することができました。

合格の要因をここで2つ紹介します。

1つ目英語力の向上です。

早稲田国際教養学部のAO入試(総合型選抜)対策を十分に慶應に生かすことができました。

語彙が圧倒的に増えたことで、試験中に辞書をあまり使用せずに、英文を早く読み切れたことが、英語での高得点につながったと思います。

2つ目読解力の向上です。

読解力が向上したことで、文章を読むのが好きになり、長文に対する抵抗が無くなったのは、受験するうえで大きなアドバンテージになりました。

また、早稲田での失敗を生かし、問題文に対して的確な解答ができたことも、合格した要因の1つだと考えられます。

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総合型選抜と一般入試を両立するコツ

ここまで、私の経験について紹介してきましたが、ここからはその経験を踏まえて、総合型選抜と一般入試を両立させるためのコツを伝授します。

【総合型選抜と一般入試を両立するコツ】①勉強時間のバランスを取る

1つ目のコツは、総合型選抜の対策と一般入試に向けた対策をバランスよく行うことです。

時期によって時間配分を変えつつ、どちらか1つに偏り過ぎないように気をつけてください。

総合型選抜対策は高3の1学期から始めるとよいでしょう。

この時期から志望理由書の作成を始めることで、夏休み〜秋にかけての出願時にスムーズに出願することができますよ。

高3の夏休みでは、総合型選抜対策と一般入試対策が1:1の割合になるように勉強時間を配分するとよいでしょう。

私の場合は、2時間〜3時間総合型選抜対策に充てた後、一般対策をするというようにローテーションをすることで気分を転換しながら勉強していました。

また、大学によっては、総合型選抜の出願が夏休み中に始まるので、夏休み中に出願に必要な書類をそろえたり、面接の練習や試験の対策を始めることを強く薦めます。

になるといよいよ本格的に総合型選抜が始まるので、直前期は勉強時間のほとんどを総合型選抜対策に充てましょう。

一般入試の対策としては、隙間時間を活用して英単語や歴史を勉強できるといいですね。

【総合型選抜と一般入試を両立するコツ】②総合型選抜不合格を想定して対策を進める

私は10月下旬に早稲田のAO入試(総合型選抜)を受験してから11月下旬の合格発表までの約1か月、全くと言っていいほど勉強しませんでした。

というのも、試験の感触が自分の中では良かったため、合格していると信じていたからです。

ですが、先ほど述べた通り、結果は不合格でした。

11月末の合格発表から共通テストまで2か月もなかったため、私は非常に強い焦燥感や危機感、不安を覚えました。

総合型選抜の受験者が増えている現状では、私のように不合格になることは決して珍しくありません。

そのため、総合型選抜に不合格になった場合を想定して学習を進める必要があります。

もちろん、総合型選抜不合格を想定するあまり、過度に不安を覚える必要はありませんが、総合型選抜を一般入試までの通過点として捉え、2つをバランスよく勉強すると、適度な安心感につながりますよ。

【総合型選抜と一般入試を両立するコツ】③総合型選抜対策を一般入試に活かす

3つ目のコツは、総合型選抜のための対策を一般入試に活用するということです。

私の場合、総合型選抜する際に取得した英検準1級によって、明治・国際日本学部の全学部入試で英語が満点扱い・英語の受験が免除になりました。

また、同様に英検準1級で上智・総合グローバル学部の共通テスト・独自試験併用入試で共通テストの英語が満点として扱われました。

検定試験は総合型選抜にも一般入試にも有利になるので、早いうちから積極的に受験することをおすすめします。

加えて、総合型選抜のために得た知識や能力を一般入試にまで活かすことができます。

例えば、総合型選抜も慶應の一般入試も超長文読解が毎年出題されるため、総合型選抜で培った英語の読解力を慶應の入試で発揮することができました。

このように、総合型選抜対策は決して無駄になりませんよ!

おわりに

いかがだったでしょうか。

もちろん志望する大学によって、傾向や試験内容などは異なりますが、総合型選抜と一般入試を両立することは十分可能です。

そして総合型選抜でたとえ不合格になったとしても、総合型選抜のための対策で身に着けた知識や能力は決して無駄になることはなく、むしろ一般入試に十分生かすことができます。

いずれにせよ、総合型選抜と一般入試を両立するためには、時期によって勉強の割合を変え、バランスよく勉強することがポイントです。

ぜひこの記事を参考に総合型選抜も一般入試もバランスよく対策してくださいね!

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