AO入試とは?合格者が語る面接対策やメリット、実施大学まとめ

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この記事は 2017年06月22日に更新されました。

AO入試とは

AO入試とは学科試験だけでは見ることのできない受験生の能力を測り、大学が求める人物像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を確保するための試験です。

志望理由書、活動報告書、小論文、面接などの試験により合否が決まる、推薦入試の一種ですね。

評定や学校長の推薦などが必要なく、受験生の意思で出願することができます。浪人生でも出願できる場合も多いです。

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AO入試と他の推薦入試との違い

指定校推薦との違い

代表的な推薦入試である指定校推薦。大学が指定した特定の高校に推薦枠を与え、それを受けて高校で校内選抜を実施しています。

校内選抜を突破した生徒のみが入試を受けることができます。高校と大学の信頼関係に基づいて入試が行われるので、合格率が非常に高いことで知られています。

公募推薦との違い

通っている学校長の推薦を得ることができ、評定などが指定を上回っていれば誰でも出願することができます。

指定校推薦とは違い、多くの人が合格するわけではありません。

自己推薦との違い

自己推薦入試はAO入試など特別入試の多様化を反映したかのような入試で、評定基準を設けている大学もあれば、そうでない大学もあり、はっきりとした線引きはしにくいです。

例えば、中央大学法学部の自己推薦入試は出願にあたり評定基準を設けていませんが、法政大学文学部日本文学科の自己推薦入試では評定平均値3.8以上と基準を設けています。

AO入試はどんな人に向いているの?

部活動や生徒会、課外活動などで実績を残した人

学力にとらわれず、ユニークな経験をした人材を求めているAO入試では高校時代に打ち込んだことがあるというのは絶好の自己アピールの材料です。

活動を通して遂げた人間的な成長を、アドミッションポリシーに照らし合わせて自己推薦書や志望理由書に記しましょう。

大学で学びたいことや将来像が明確で、「どうしてもここで勉強したい!」という気持ちがある人

AO入試は本来こういった受験生のためにあります。

学びたいことや将来像がはっきりしていて、
大学に入学に活躍。

「部活には入っていないなぁ…」

「そんなに目立った活動をしていないし…」

という方も諦めないでください!

実は、今からできる活動もたくさんあるんです。

例えば「将来は臨床心理士の資格を取ってスクールカウンセラーとして働きたい」と考えているAさんがいたとします。

週末に地域のボランティアに参加したり、カウンセラーの方の講演会に行き自分なりに考えをまとめてみる、なども立派な課外活動です。

AO入試のメリット

合格のチャンスが増える

例えば、慶應義塾大学ではセンター利用入試を実施していないので、一般入試の一発勝負です。

しかし、AO入試にチャレンジすれば、合格のチャンスが増えます。

AO入試の勉強のため一般入試の勉強に手が回らなくなってしまう可能性もありますが、

1回でも多く合格のチャンスが与えられるのであれば、挑戦してみる価値はあるはずです。

論理的思考力や論述力、ディスカッション能力など、大学に入ってから役に立つスキルが得られる

AO入試で問われる能力は、大学生活や社会に出てから役に立つものばかりです。

特に、グループディスカッションは就職試験でも課されることが多く

「就活に強くなるよ」と、AO入試対策をしてくださった先生が言っていました。

合格した場合、早めに進路が決まるので、ゆとりが生まれ有意義な時間を過ごせる

AO入試で合格した人の多くが口をそろえて言うメリットです。

AO入試の場合、秋には合否が決まります。

合格した場合、受験勉強とは少し離れて、読書をしたり、ボランティアをしたり、入学後の専攻や第二外国語の勉強を始めたりする時間が与えられます。

入学前に、人間的に大きく成長できる貴重な時間になるはずです。

AO入試のデメリット

一般入試の勉強との両立が大変

AO入試の勉強に時間を割きすぎて、一般入試の勉強に手が回らなくなってしまうという話はよく聞きます。

AO入試で合格してしまえばいいのですが、不合格になったときに他の受験生よりも勉強時間が相対的に少ないというディスアドバンテージが生じます。

AO入試に落ちた場合の精神的ダメージ

不合格になった場合の精神的ダメージは大きく、一般入試まで引きずってしまう人もいます。

しかし、AO入試で不合格になりながらも一般入試で見事合格を果たす人もいるので、AO入試を受けると決めた段階で気持ちを切り替える準備をしておくといいかもしれませんね。

AO入試ではどんな対策をすればいいの?

AO入試3つの課題

AO入試には、主に以下の3つの課題があります。

①志望理由書、自己推薦書などの書類作成

②面接、グループディスカッション

③講義理解、小論文

志望理由書、自己推薦書などの書類作成

志望理由書ではその名の通り、その大学を志望する理由を書きます。

「私の夢を叶えるためには貴学でなければならないんです!他じゃダメなんです!」という強い気持ちをアピールしましょう。

例えば、弁護士になりたいBさんがいたとします。弁護士になるための勉強ができる大学はたくさんあるのに、何故〇〇大学の法学部を選んだのかを明確にしなければなりません。

そのためには〇〇大学でどんな授業を履修し、どの教授の下で学びたいのかなど具体的に述べる必要があります。

大学の履修要綱を見たり、教授が書いた本を読んだりといったリサーチが必要です。

自己推薦書では、「私はこんな人間で、入学したら貴学の発展に寄与できます!」と、自分を売り込みます。

部活や課外活動など今まで経験したことから何を学び、どのような人間になったのかを述べ、大学が求める人材であるとアピールしましょう。

以上のことから、①で必要になってくるのは文章力や表現力、自己分析能力と言えるでしょう。何度も書いて、信頼できる先生に添削してもらいながら地道に身に着けていきましょう。

②面接、グループディスカッション

3つの中で一番対策しにくい分野かもしれませんが、できることはたくさんあります。どんな些細なことでも自分の意見をしっかりと持ち、論理的に考える癖をつけましょう。

友人や学校の先生に協力してもらい言葉にすることを忘れずに。新聞を読んだり新書を読んだりして知識をストックしておくことも必要です。

講義理解、小論文

慶大や一部の国公立大の入試の試験科目として確立しているので参考書も多く、対策しやすい分野です。

週に1本などとノルマを決めコンスタントに書き、先生に添削してもらいましょう。

添削の過程で先生と話し合えば、グループディスカッション対策にもなりますよ。

AO入試を実際に受験してみての感想

AO入試を受けて、自分の発言能力に自信がつきました。

ディスカッション能力や論理的思考力は点数化することができず、客観的に測りにくい能力ですよね。

しかし、AO入試で合格したということは、その能力があると教授が評価してくれたと考えていいはずです。

私は大教室の授業でもためらいなく発言できるくらい、話すことに自身を持てるようになりました。

また、顔を見て「うちの大学に来てほしい」と判断してくれたと思うと、期待に応えようと勉強へのモチベーションも高まります。

代表的な実施大学

名称は様々ですが、AO入試を実施している大学を調べてみました。

ここに掲載しているものは、評定の基準や学校長の推薦を必要としない試験です。

詳細は各学校のHPや募集要項でご確認ください。

早稲田大学

・政治経済学部 グローバル入試
(書類審査、論文・面接)※要英語スコア

・創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)
(書類審査、筆記・面接)

・国際教養学部 AO入学試験
(書類審査、筆記)

慶應義塾大学

・法学部 FIT入試 A方式
(書類審査、論述試験・グループ討論)

・総合政策学部・環境情報学部 AO入試 A方式
(書類審査、面接)

・看護医療学部 AO入試 A方式
(書類審査、面接)

明治大学

・理工学部 AO入学試験
(書類審査、エントリーシート審査及び学力調査・面接試問・実技等)

・農学部 食料環境政策学科 地域農業振興特別入学試験
(書類審査、総合面接)

・政治経済学部 グローバル型特別入学試験
(総合・面接)

青山学院大学

・文学部 英米文学科 自己推薦入試
(書類審査、小論文・面接)※要英語スコア

・地球社会共生学部 地球社会共生学科 自己推薦入試
(書類審査、小論文・面接)

立教大学

・文学部 自由選抜入試
(書類審査・外国語・面接)

・経済学部 自由選抜入試
(書類審査、総合科目・面接)

・理学部 自由選抜入試
(書類審査、英語・小論文、面接)

・異文化コミュニケーション学部 自由選抜入試
(書類審査、小論文・面接)

中央大学

・法学部 自己推薦入試
(書類審査、講義理解力試験・グループディスカッション)

・経済学部 自己推薦入試
(書類審査、講義理解力試験・グループディスカッション)※要簿記等の資格

法政大学

・キャリアデザイン学部 キャリア体験特別入試
(書類審査、小論文・面接試験)