はじめに
皆さんこんにちは。
毎年1月、全国の受験生が一度に受ける共通テスト。
受験生であれば誰しも一刻も早く解答をチェックしたいはずですよね。
そんな受験生をターゲットに、大手予備校や新聞社などが我先にと共通テストの解答を作成し、WEBで公開しています。
早いところだと、共通テスト1日目が終わった3時間後にはすでに終わった科目の解答を出しているところもみられます。
今回はそんな共通テスト自己採点について徹底解説してみました。
共通テストの自己採点のやり方・注意点や解答速報を公開しているサイトについてまとめています。
ぜひチェックしてみてください!
共通テストの自己採点とは
共通テストでは、試験が終わった後回収されるのは解答用紙のみです。
つまり、問題用紙は持ち帰ることができます。
よって、試験中に問題用紙に自分がマークした選択肢に印をつけておくことで、後で自己採点をすることができます。
共通テストの結果が開示されるのは全ての大学入試が終わった後の4月以降なので、それまでは自分の点数は自己採点によってしか分かりません。
※成績が開示されるのは、共通テスト出願時に成績開示請求した受験者にのみ郵送されます。
共通テストの結果を正確に知ることは、国公立大学や共通テストを利用する私立大学の入試で出願する大学を決める上で非常に重要です。
もし、この時自己採点の点数と本当の点数の差が大きければ、出願ミスにもつながります。
自己採点を正確にすることはとても大事なことなのです。
共通テスト利用についての記事もあわせてご覧くださいね。
共通テストの自己採点のやり方・注意点
ということで、以下に自己採点を行う際の注意事項についてまとめてみました。
以下のことに気をつけて、自己採点の点数と本当の点数がプラマイゼロになるようにしましょう!
【自己採点のやり方・注意点①】共通テスト1日目終了後に自己採点しない
共通テストの1日目が終わると問題の解答が各予備校から発表されますが、そういうものは試験がすべて終わるまで極力見ないようにしておきましょう。
もしも1日目の出来が目標に達していなかったとき、「2日目は高得点を取らないといけない」という焦りにかられるので、実力を100%出し切ることが難しくなってしまいます。
【自己採点のやり方・注意点②】記憶だけに頼って自己採点しない
試験中、時間が勿体ないからといって自分の解答をメモするのを怠っていると、その時は覚えている自信があっても、いざ採点をする時になったら意外と忘れてて、本当にこれを選んだのか不安になってしまいかねません。
試験中は絶対にメモすることを忘れず、自分がどれを選んだのか確信できるようにしてください。
先ほども言いましたが、自己採点は正確にしておかないと出願にミスが生じます。
自己採点の点数と実際の点数が大きくズレてしまうと、本人が予想もしなかった足切りに引っかかってしまう可能性があります。
つまり、自己採点をいい加減にしてしまうとそもそも受験票が送られてこない、という事態になりかねません。
自己採点は確実に丁寧に行う必要があります。
【自己採点のやり方・注意点③】最低2回は点数を計算する
自己採点は1度だけではなく、必ず2、3度やるようにしましょう。
そうすることで、採点ミスや計算ミスを見つけることができるかもしれません。
何度もいいますが、自己採点を正確にすることはとても大事なことです。
わずかな誤差で合否が左右されることもありえます。
本当にこの点数が正しいのか、疑いの目を持って何度も確認しましょう。
私の友人にも、自己採点が30点くらい違ったために、出願した大学が全て残念な結果になってしまった人がいました。
そういうことにならないよう、採点は正確に、そして何度も行いましょう。
もちろん、問題用紙に分かりやすく選択した番号をメモしておくのを忘れずに。
なお、共通テストが終わると各予備校から自己採点用のページが公開されます。それを使えば答えを入力するだけで合計点が分かる仕組みになっているので、ぜひ使ってみてください。
【自己採点のやり方・注意点④】共通テスト2日目が終了したその日のうちに採点する
自己採点は共通テスト2日目が終わった日に採点しましょう。
もし、問題用紙に自分がマークした番号をメモし忘れていた問題があった場合、どれを選択したのかまだ記憶が鮮明なうちに採点をする必要があります。
そんな時のためにも早めに採点してしまいましょう。
(もちろん学校で翌日みんなで採点する場合などは除きます)
また、共通テストが終わったら、国公立大学を志望している人には二次試験が待ち受けています。
できるだけ早く採点をし、その結果をもとに自分がどこの大学に出願できるのかを知り、いち早く次の二次試験の勉強に取り掛かることが重要です。
【自己採点のやり方・注意点⑤】共通テスト速報の配点に誤差がある可能性がある
ごく稀に共通テスト解答速報の配点にミスがあることがあります。
大学入試センターは大問単位の配点を公表しているだけなので、枝問ごとの配点は解答速報を出している各社の予想になるので、違いが出ることがあるのです。
自己採点をする際、解答速報の解答だけを見て点数を出してしまうと、わずかな誤差が生じてしまうかもしれないので、共通テスト翌日の新聞や、大学入試センターが公表する解答を見てもう一度採点するのが懸命でしょう。
共通テストでマークミスを防ぐコツについての記事も参考にしてください!
共通テスト解答速報サイト一覧
最後に、共通テスト解答速報を出している大手予備校や新聞社のサイトをまとめてみました。
自己採点をする際の参考にしてみてくださいね!
【共通テスト解答速報サイト①】東進ドットコム
東進は何と言っても解答が出るスピードが速いことで有名です。
できるだけ早く解答を確認したい方にはオススメでしょう。
このサイトで特徴的なのは、科目ごとに新高2向けと新高3向けに学習アドバイスを載せているところです。
春から受験生になる新高3にはこれから一年間でどう対策すればよいのか、新高2には早いうちからやっておくべき勉強が示されているので、共通テストを終えた受験生のみならず、次年以降に共通テストを受ける高2生、高1生も見る価値があります。
【共通テスト解答速報サイト②】河合塾
各問ごとの解説はないですが、分析が設問ごとに細かくされています。
また、志願者、受験者数の動向分析や、出題内容の昨年度との比較など丁寧に書かれていて分かりやすいです。
しかし、丁寧な分、文の量が多いので読むのに時間がかかります。
(河合塾は模試の解説も分量が多いですよね)
次年度以降の共通テストの問題の傾向を分析したい高2、高1生にはオススメです。
【共通テスト解答速報サイト③】駿台予備校
サイトの見やすさではNo.1だと思います。
設問ごとの難易度分析や問題の傾向が簡単にまとめられていて、あまり時間のない時でもサッと読むことができます。
「自己採点ツール」という機能もあって、自分の点数を入力するとひと目で前年度と前前年度の平均点と比べられる表が表示されて便利です。
文系5教科8科目、理系5教科7科目での平均点も出してくれているところも有難いですね。
【共通テスト解答速報サイト④】朝日新聞デジタル
アクセスが集中して上記の予備校のサイトが見れない場合は、新聞社のサイトを活用しましょう。
東進ハイスクールと協力して問題分析や配点が掲載されています。
共通テストの自動採点も行っており、どちらもスマートフォンで見ることが可能です。
共通テスト自己採点|まとめ
いかがでしたか?
自己採点は自分の志望先を最終決定するために行う、大切な作業になります。
実力以外の部分で不合格になってしまわないように、自己採点は正しく行いましょう。
「共通テストは自己採点までやってはじめて終わり」というくらいの気持ちで、後悔の無いようにできるといいですね。
受験生の皆さん、頑張ってください!
共通テストの持ち物については以下の記事でチェック!