はじめに
入試の際に、面接を課す大学はたくさんあります。
通常の試験と比べて対策がしにくく、苦手意識を持つ受験生も多いのではないでしょうか。
しかし、「大学の教授と直接会って学校へのアツい思いを伝えたり、自分のことをアピールしたりできる絶好のチャンス」、それが面接です!
面接でよく重要とされる、アイコンタクトや話し方の他に、私が受験生時代に大事にしていたことをご紹介したいと思います。
目次
1.自分らしい志望理由をしっかりと言えるようにする
志望のきっかけは具体的に
直接聞かれることがなくても、大学に対する自分の考えを整理するために志望理由はきちんと言えるよう準備しましょう。
ただ「その分野に関心がある」というだけでなく、いつ、どんなきっかけで、など自身の体験を含め、掘り下げて語ることができれば説得力バッチリです。
なぜその大学のその学部でなくてはならないのか
「なぜその大学のその分野でなくてはならないのか」といった、「なんとなく」ではやり過ごせないところに関してもしっかり考えましょう。
これは私も受験生時代かなり苦しみましたが、今振り返ってみるとやはり自分の将来を考える上でとても重要だったなと思います。
未来を見据える!
もし合格したら、大学でどんなことを学んで、どんな仕事がしたいのか。
社会に出た時、誰にとってどんな風に役に立つ人になりたいのか。
未来を見据えた視点を出すことも大事です。
2.飾らない自分で!
人前で話すのが苦手な人や、もし質問に答えられなかったらどうしよう・・・という不安に駆られてしまう人は少なくないでしょう。
しかし全員が饒舌で、難しい質問にすらすら答えられる必要はないと私は思っています。
大事なのは、今の自分に何が言えるか?というのをしっかり把握することです。
面接官の先生はその分野のプロですので、知識なしに軽々しくそれらしいことを言うと分かりますし、たとえ正しい回答ができなくても、かっこつけず自分からしっかりと言えることを伝えた方が好印象です。
また先生は沢山の受験生と面接をしていて、緊張している生徒に対しても理解があると思いますので、緊張しやすい人も心配しすぎることはありませんよ。笑
3.目をキラキラさせる!
この大学に入りたい!という気持ちを前面にアピールできる、最高の武器です。
将来性を感じさせる、キラキラアイでいきましょう。
緊張すると笑顔が出ないかも!という不安がある人も、目をぱっちり開けてみると自然といきいきした表情や声になりますよ。
もし言葉で失敗しても、「本当にこの大学に入りたいんだな」という気持ちは表情や立ち姿や話し方の雰囲気(オーラともいうのでしょうか)で先生に伝えられると思います。
4.面接時間を有意義な時間にする
面接ではどうしても自分が話すことに意識が向きがちですが、面接官と「会話をする」という意識も忘れないでほしいです。
面接官の先生が自分の話に無理なくついてこられるか、また面接官の言葉をきちんと聞く、ということも大事にしてください。
自分だけなく面接官の先生にとっても有意義な時間にできるよう心がけると、俄然面接も楽しくなってくるのではないかと思います。
おわりに
筆者は芸大入試の最後の試験で面接を受けたのですが、なんと11(学科の教授全員)対1(私)というものすごいプレッシャーのある面接で(笑)、受験前は結構心配だったのですが、本番の面接では先生方とお話しするのがとても楽しく、終始笑顔でいることができました。
また実際に大学の先生とお話しし、有意義な時間を過ごしたことで、試験が終わった後も「絶対に合格したい!」という気持ちがますます強まりました。
そのように面接が終えられたのは、時間をかけて自分や受験と向き合い、「この大学に入りたい」という気持ちを自分なりに追求し考えてきたからだと私は思っています。
この時に考えていたことや感じていたことは受験時代の自分の支えでもありましたし、大学生になった今でもとても大事なものです。
みなさんにも、ただ面接を乗り切るための付け焼刃的な意見ではなく、拙くても揺るがないような力強い意思と言葉を持って面接に臨んでほしいです!
面接を課してくる学校の多くは、小論文も課してきます!