はじめに
いざ面接対策をしようとしたときに、自分の長所が見つからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか？
長所が見つからないのは、自己分析ができていなかったり、自分のことを客観視できていなかったりするからかもしれません。
そこで今回はそんな悩みを解決すべく、自分の長所の探し方を教えます。
また、面接官に長所を伝えるときにどう伝えれば好印象を持たれるのか、そのポイントも解説。
これを読んで、面接の中でも答えを作るのが難しい長所の質問への対策を上手に立てましょう！
目次
長所の見つけ方
①高校時代の成功経験や、困難を乗り越えた経験を探す
成功経験や困難を乗り越えた経験が長所を見つけるヒントになります。
成功するために何をしたのか、どのようにして困難を乗り越えたのか、自分の行動を具体的に思い返してみましょう。
例えば、数学のテストで目標点を突破するために毎日少しづつ問題集を解いたなら、「目標に向かってコツコツ努力することができる」という長所が見つかりますね。
「成功経験や困難を乗り越えた経験と言われても、漠然としていてすぐに思いつかない！」
という人は学校行事、勉強、部活動など、ジャンルに分けて考えてみてください。範囲を狭めることで、自分の経験をぐっと思い出しやすくなりますよ。
②短所を長所に捉え直す
「短所はいくらでも思いつくのに、長所は一つも思いつかない……。」
そんなときは、短所から長所を考えてみるのも一つの手です。
例として、「要領が悪い」ことが短所の場合を考えてみましょう。まず、なぜ要領が悪いのかを考えてみます。その結果、「要領が悪い」原因が「一つのことに時間をかけすぎている」ことなら、そこから「一つのことに集中できる」という長所や、「丁寧に仕事ができる」といった長所につなげることができます。
このように、短所は捉え方を変えれば長所になります。
短所の原因を探ってみると自分の性格をよく分析できます。自分の性格をよく分析することで自分の良くないと思っていた性格もプラスに捉えられるかもしれません。
また、面接では短所と長所の両方を聞かれることがあります。
短所から長所を考えると一気に二つ思いつくのでおすすめの方法です！
③親しい友人や家族などに聞く
自分のことを客観視することがどうしても難しい人は、自分のことをよく知っている身近な人に自分の長所を聞いてましょう。
客観的な意見をもらうことで、思いもよらなかった長所が見つかるかもしれません。
ここで大切なポイントは、教えてもらった長所が確かに自分の強みだと確信することです。
他人に言われたことが長所であると確信しないまま面接を受けると、具体的な根拠を示すことができず、面接官を納得させることができません。
その長所を挙げた理由を聞いてみたり、日常生活を振り返って教えてもらった長所がどこで活かされているのか考えてみると良いですよ。
面接官へ伝えるときのポイント
①伝える長所はひとつに絞る
自分の良いところをアピールできる長所についての質問。より多くの長所を伝えたいですよね……。
しかし、長所をいくつも挙げてしまうと、結局何が一番の強みなのかが伝わりませんし、かえってしっかりと自己分析ができていない印象を与えてしまいます。
多くの長所を話すよりも、一つの長所について詳しく話す方が面接官にあなたの良さが伝わりやすいです。
いくつかの長所の中からどれを伝えるか迷ったら、志望大学のアドミッションポリシーを読んでみるのがおすすめです。多くの場合、大学の求める学生像が明確に記されているので、それに合った長所を選ぶと良いですよ。
②自分の経験談を交えて簡潔に話す
ただ長所だけを伝えるよりも、具体的な根拠がある方が説得力があります。
長所だと思うきっかけになった経験や、長所が活かされた経験などを合わせて伝えましょう。
ここで注意したいのが、経験についてどの程度話すかということです。
長すぎると思い出話のようになってしまいますし、短すぎると面接官がその出来事をイメージできません。
あらかじめ文章にまとめて友人や先生、家族に聞いてもらい長すぎたり短すぎたりしないかチェックしてもらうと良いですね。
③大学生活において長所がどのような場面で活かされるかも話す
せっかくのアピールの場！ 長所とその根拠にプラスして大学生活で長所が活かされる場面も伝えましょう。自分の強みをより具体的にアピールすることができますよ。
例えば、「慎重なところ」が長所なら「物事を批判的に考察する」場面で力が発揮できることも合わせて伝えると良いですね。
あなたが入学後にどのような形で大学に貢献していくのかを面接官に伝えることができ、好印象を残せます。
おわりに
面接試験において長所についての質問は頻出です。
自分を客観視する必要があるので答えにくい質問ではありますが、自分のアピールができるのはもちろん、自己分析ができている印象を与えられる絶好のチャンスです。
しっかりと対策をして面接試験にのぞみましょう！
