【数学が苦手な私立文系受験生必見!】数学の定期試験の効率的な勉強法を伝授!

はじめに

数学が苦手であるという理由で、数学を大学受験で使わない入試方式がある私立大学の文系学部志望になった人がいるのではないでしょうか?

受験科目としては必要でなくなっても、定期試験では数学があるため、完全には数学を捨てきれない受験生も多いですよね……。

この記事では、数学が苦手な私立文系志望者が、効率的に数学の定期試験を突破する方法を、実際に私立文系受験生であった筆者が伝授します!

数学を文系が学ぶ意味と得点のための意識の差

数学を高校で学ばなくてはいけない理由は、数学の「合理的な思考を身につけることができる」という科目の性質に由来します。

そのため、入試科目で使用しない私立文系志望生にも「合理的な思考」を会得してもらうべく、学校では学習を強いられるんです。

数学を学ぶ意味をより深く知りたい方はこちらをご覧ください!

【文系大学生が考える】数学を勉強する意味

2021.01.13

しかし、数学がどうしても苦手で、数学からひたすら逃げてきた結果、定期試験で赤点を取り危機を迎えている方々もいらっしゃるかと思います。

苦手な教科である数学を得意にすることは、特に私立文系志望の方々にはオーバーワークですよね。

この記事では、必要最低限の労力で定期試験で赤点を回避するための禁断テクニックを紹介します。

当たり前だと思うかもしれませんが、数学に限らず、定期試験は試験範囲があらかじめ決められていますので、与えられた範囲だけをしっかり勉強することが必要ですよ。

定期試験に向けて計画を立てたいがうまく立てられない、という方はこちらをご覧ください!

【3週間前から対策しよう!】定期試験に向けた具体的な勉強計画の立て方

2023.03.28

前日からでも伸びる!絶対にやるべき勉強法

【前日からでも伸びる!絶対にやるべき勉強法①】とにかく公式を「覚える」

数学は理系科目だから暗記は全く不要である、と勘違いしている「文系」の高校生が多いですが、それは大きな間違いです!

確かに数学を極めている人からしたら、数学は暗記ではないと反論されるかもしれません。

しかし、少なくとも定期試験で赤点を取りそうな数学が苦手な人は、公式を暗記しない限り、現状を打開することはできないですよ。

例を用いて説明したいと思います。今ax^2+bx+c=0という2次方程式が与えられて、解を求める際に、「2次方程式の解の公式」を即座に思い出すことができますか?

正解は、下のようになります。

引用:合格サプリ

みなさんがこの公式を覚えていなかったとしても、公式をその場で導き出すことができれば解くことはできます。

ですが、数学が苦手なのに公式を導き出すというのは、少なくとも数学が苦手な私立文系志望の学生にとってはハードルが高いですよね。

そのため、問題を適切にかつ迅速に解くための材料を確実に持つために、まずは公式を暗記することが必須です。

公式を覚えていれば、パズルのピースを当てはめるように、数字を代入すればいい状態になります。

複雑な文章問題であっても、とりあえず公式を使って解答すれば、「公式を使っている」ということで部分点をもらえるかもしれないため、ぜひ公式は覚えましょう!

そもそも解の公式って何だっけ?となった方は、丁寧に解説しているこちらの記事をご覧ください!

【3分で分かる!】解の公式とは?覚え方・導出・証明・問題の解き方をわかりやすく

2020.05.29

【前日からでも伸びる!絶対にやるべき勉強法②】とにかく途中式を「覚える」

先ほど「公式」を覚えることをおすすめしましたが、数学が苦手な私立文系受験生には、それだけでなく、問題の「途中式」も覚えることもぜひおすすめしたいです。

本来であれば、途中式を全て暗記することは、数学の勉強法としてはタブーであり、数学の先生や理系の学生の方々からは否定される勉強法であるかもしれません。

ですが、数学が苦手な私立文系志望者にとってはとても効率がよい方法なのでおすすめです。

私立文系志望者の特徴として、その場で思考して式を記述することに対して嫌悪感を抱く人が多いですよね。

そのため、禁じ手ではありますが、学校の先生に出ると言われた範囲や問題に関しては、敢えて教科書に載っている途中式を全て暗記することによって、少なくとも赤点は回避することができます!

途中式を暗記する際、「なぜそのような式になるのか」など、内容をある程度は理解しながら暗記することが理想的ではあります。

ですが、理解することが困難な人や面倒臭い私立文系志望の方々は、とにかく暗記することが最適策です。

最悪内容を理解していなくても、途中式さえ覚えていれば、定期試験のレベルであれば、ある程度は得点できるため、この勉強法はおすすめです。

【前日からでも伸びる!絶対にやるべき勉強法③】基礎問題は完璧にする

数学の勉強法を聞いたり検索したりすると、よく教科書に載っている公式などをマスターできたら、とりあえず問題集を何度も解き直して、徐々に定着させる方法を伝えられることが多いですよね。

実際、数学を「大学入試で戦うレベルになるまで」到達させるためには、問題演習を何度も繰り返して、習得した知識を体系的に組み合わせていく作業が必要です。

しかし、問題演習を繰り返すというのは、本当に数学が苦手な受験生には時間がかかってしまい、短期間で得点をのばすには向かない方法ですよね。

問題集の解説はあっさりとしたものが多く、間違えた問題を復習する際、十分に理解できない可能性があります。

そのため、数学が苦手な人は、基本問題であったとしても解けない問題が出てきてしまったり、周回することさえ困難になったり、かえって数学をできなくさせる可能性があります。

そのため、まずは先ほどご紹介した通り、教科書に載っている公式や途中式を暗記しましょう。

その後、一周やるだけでもいいので、暗記した問題の類題を問題集で解き、見たことがあるかも、という程度にはしておくと良いですよ。

問題集として「チャート式・基礎からの数学(青チャート)」に代表されるチャート式シリーズや、「4STEP」に代表される教科書傍用問題集が配布されていることが多いと思います。

ここで注意するべきことは、チャート式シリーズでも教科書傍用問題集でも、応用問題は解く必要はなく、例題だけを一度でも解けば問題ないということです。

数学が苦手な人の第一目標はあくまで赤点を取らないことですよね!

決して全ての問題が解ける必要はないため、簡単な問題だけは取れるようにしておきましょう。

おわりに

数学を受験で使わないため、数学の定期試験で赤点を取ってしまっている人は、この記事で扱った赤点を取らないための勉強法を是非参考にしてほしいです。

ぜひ数学の赤点を最低限で効率的な勉強で回避したうえで、受験勉強に集中できる体制を整えましょう!




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