【共通テスト英語(リスニング)】センターよりも難しい!?東大生おすすめの解き方と勉強法

はじめに

こんにちは!私は、東京大学文科二類に在籍中の1年生です。

私は、2021年度共通テストを受験したのですが、共通テストは1年目だったので、過去問がない状態で対策をするしかなく、とても不安でした。

この記事では、特にセンター試験からの変更が大きいとされる共通テスト英語(リスニング)について、私が実際に行っていた解き方と勉強法をご紹介します!

【共通テスト英語(リスニング)】概要

センター英語との違い

まず初めに、共通テストとセンター試験の違いをおさらいしておきましょう。

センター試験から共通テストになって変更された点は大きく分けて3つあります。

まず1つ目。英語の得点配分が変わり、リスニングの比重が大きくなりました。

具体的には、センター試験ではリーディング:リスニングが200点:50点でしたが、共通テストでは、100点:100点となっています。

次に2つ目。共通テスト英語(リスニング)では、1回しか読み上げられない問題が出されるようになりました。

全ての問題で2回英文の読み上げがあったセンター試験と比べると、1回しか聞けない問題がある共通テストでは、難易度が上がっていると言えます。

最後に3つ目。共通テスト英語(リスニング)では、英語を母語としない人が英文を読み上げる問題も含まれるようになりました。

大体の高校で扱われるアメリカ英語以外の英語で読み上げられることもあり、グローバル化を意識した作問がなされているとわかります。

さすが、新入試と言われる共通テストですね。

各大問の内容・英文が読まれる回数・配点

次に、共通テスト英語(リスニング)の問題構成を見ていきましょう。

下の表は、2021年度の共通テスト英語(リスニング)を参考に、問題構成をまとめたものになります。

こうして見てみると、1回しか読み上げられない問題が多いことがわかりますね。

点数の面から見ても、1回読みの問題が約60点を占めるので、やはり1回読み問題の攻略がカギになりそうです。

【共通テスト英語(リスニング)】おすすめの解き方

おすすめの解き方①:できるだけ先読みをする

ここからは、皆さんお待ちかね、具体的な共通テスト英語(リスニング)の解き方をご紹介します!

まず、先読みを必ずしてください。

先読みとは、問題文や選択肢を問題の音声が流れる前に読んでおくことです。

各大問の冒頭では、その大問の問題の形式や解答方法、読み上げ回数などが日本語で説明されますよね。

その説明の間に、できるだけ先読みを進めておきましょう。

日本語の説明は、先読みしながらでも理解できますし、問題文にも書いてあるので、聞き逃してしまっても問題ありませんよ。

先読みをする際には、重要になりそうな単語にチェックをつけます。

そうすることで、問題文のどこを重点的に聞いたら良いかがわかりやすくなり、解答にかかる時間もグッと短縮できます。

「固有名詞は四角で囲む」、「逆説や否定を表す英単語には三角をつける」など、自分だけのマークを決めておくのがおすすめです。

おすすめの解き方②:積極的にメモを取る

次に紹介するコツは、積極的にメモを取ることです。

「聞くのに精一杯でメモを取っている余裕なんてない……」と思うかもしれませんが、メモを取ることで、読まれた内容を記憶しておく必要がなくなりますよ。

特に、共通テスト英語(リスニング)では計算が必要な問題や、図表を使った問題が多くあるので、メモを取っておいて後から整理すると解きやすいです。

注意点としては、全部の内容をメモしようと思わないことです。

全てをメモしようとしていては、どれだけ時間があっても足りません。

最初は難しいかもしれませんが、次第に慣れてくるので、自分が大事だと思ったことを中心にメモを取ってみましょう。

さらに、もう1つのポイントとして、英語のままでメモを取ることが挙げられます。

聞こえた英語を訳そうとすると、どうしてもそちらに気を取られて、音声を聞くのが疎かになってしまいます。

つづりが多少間違っていても、自分で分かりさえすれば良いので、まずは聞こえたままメモする練習をしてみてください!

おすすめの解き方③:言い換え表現に注意する

最後に、共通テスト英語(リスニング)の最大攻略対象である「1回読み問題」に挑むときのコツをお教えします!

それが、言い換え表現に注意する、ということです。

言い換え表現に注意する、というのは、リーディングのコツとして耳にしたことがあるかもしれませんが、リスニングでも同じことが言えます。

特に、1回しか英文が読まれない問題では、大事なことは表現を変えて複数回読まれていることが多いです。

「さっきと同じ内容だな。」と感じたらそこが大事なところなので、しっかりとメモを取っておきましょう。

英文が1回しか読まれないとなると、身構えてしまうと思いますが、同じ内容が複数回読まれると考えると、気が楽になります。

リスニングで最も大事なのは、必要な情報をピックアップすることなので、落ち着いて挑んでくださいね。

【共通テスト英語(リスニング)】おすすめの勉強法

おすすめの勉強法①:毎日リスニングをする

それでは最後に、私が実際にやっていた、共通テスト英語(リスニング)のおすすめの勉強法をご紹介したいと思います!

ここまで、共通テスト英語(リスニング)の解き方を紹介してきましたが、やはり1番大事なのは、リスニング能力を底上げすることです。

そのために、私は毎日リスニングをするようにしていました。

私は、過去に解いたリスニング問題の音声を復習として聞いていましたが、洋画を観たり、洋楽を聴いたりするのも効果的だと思います。

また、ラジオを使ってリスニングの勉強をすることもできます。

詳しくは、下の記事をご覧ください。

リスニング教材に最適!ラジオで鍛えるリスニングの勉強法

2015.11.30

リスニングは、慣れがとても重要です。

毎日英語に触れることで、だんだんと耳が英語に慣れ、長い英文でも聞き取れるようになります。

忙しくてリスニングに割く時間がないという人は、通学中などの隙間時間を活用するのがオススメですよ。

また、お風呂の中などでリスニングをするのもおすすめです。

お風呂でリスニング勉強をするメリットについては、下の記事で説明されているので、参考にしてください!

お風呂で勉強するならリスニング!

2021.05.18

おすすめの勉強法②:模擬問題集を使って問題形式に慣れる

もう1つのおすすめの勉強法は、共通テスト英語(リスニング)の問題形式に慣れることです。

共通テストは、独特な問題形式なのでそれに特化した問題に触れることも重要になってきます。

最初は、その独特さに戸惑うかもしれませんが、何回も練習するうちに聞き取るべき箇所がわかるようになるはずです。

過去問が少ないので、模擬問題集などを使うのが良いでしょう。

模擬問題集に取り組む際は、まず一度問題を解きましょう。

その後、解答とスクリプトを見て、自分が聞き取れていなかった箇所にマークを付けます。

最後に、マークをつけた箇所に注意しながら、シャドーイングをすれば、完璧です。

シャドーイングをすることで英語のスピードに慣れることができますし、実際に声に出すことで、発音やアクセントがわかるようになるので、リスニング力もアップします。

センターの過去問も使えますが、問題の慣れにはやはり共通テスト用の過去問が望ましいので、センターの過去問はリスニング力の底上げに使うのがおすすめです。

センターリスニングのコツについては、こちらの記事で紹介されているので、併せてご覧ください。

共通テストにも使えるコツがたくさんありますよ。

【完全版】センター試験・リスニングで9割とるための勉強法・対策法

2015.09.25

おわりに

いかがだったでしょうか。

まだまだ不透明な部分も多い共通テスト英語(リスニング)ですが、試行錯誤しながら自分にあった解き方と勉強法を見つけて、頑張ってください。

皆さんの健闘をお祈りしています!

共通テスト英語(リーディング)についてはこちらの記事を確認してくださいね!

【共通テスト英語(リーディング)】解き終わらない!?東大生おすすめの解き方と勉強法

2021.11.20



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