はじめに
ゲームが好きな人は多いですよね。
実は受験勉強とゲーム(特にRPG)はよく似ています。
例えば、ゲームには「敵のボスを倒す」、受験勉強には「志望校の入試に合格する」、という最終目標がそれぞれありますよね。
ここでは筆者が受験期に実際に行っていたRPG的勉強法について解説します。
どんな教科にも応用できる勉強法なので、楽しく勉強したい人は是非読んでみてください。
目次
RPG的勉強法のやり方
【RPG的勉強法のやり方】①ボス(第一志望校)の攻略情報の確認
ゲームでは多くの場合、ボス戦に挑む前に、ボスの攻略情報を集めることが有効です。
ボスの弱点や、ボスが仕掛けてくる攻撃などの情報を集めて、どうやって攻略するのかを考えますよね。
受験勉強においても同様に、志望校の受験科目や頻出単元、問題の難易度を把握することが重要です。
受験科目や志望校の偏差値を調べる人は多いですが、頻出単元についてもできるだけ詳細に知っておくべきです。
「確率は頻出だが、図形問題はあまり出題されない」という情報があれば、確率を重点的に勉強して他の受験生に差をつけることができますよ。
【RPG的勉強法のやり方】②自分の能力値(理解度)の確認
ゲームでは、HP・攻撃力・防御力・素早さなどの能力値を、数値で細かく見ることができます。
この能力値を見て、「今は防御力を上げよう」などと計画を立てながら強化していきますよね。
受験勉強では、HPや攻撃力などの能力値を各単元ごとの自分の理解度に置き換えて、理解度が低い単元を復習して強化しましょう。
例えば、問題集の章や節ごとの正答率を記録してみると、理解度が低い単元を把握できます。
数値化することで、自分の理解度を客観視することができ、重点的に勉強すべき箇所が一目で分かるようになりますよ。
【RPG的勉強法のやり方】③レベルアップのための周回
ゲームではレベルをあげるために、既に倒したモンスターを何度も倒すことがあります。
受験勉強でも、自分の実力をあげるために、同じ問題集を繰り返し解くことがありますよね。
ここで、②で説明した正答率などのデータの更新も同時に行うと、勉強の成果を実感できるのでおすすめです。
また、効率よくレベルを上げるためには、自分の実力にあった問題集を選ぶことが重要です。
基礎的な問題で問題の解き方を学び、それを応用して難しい問題が解けるようにレベルアップすることが目標なので、自分が簡単に解ける問題が2割程度収録されている問題集を選びましょう。
この問題集を周回していき、難しい問題も含め8割を何も見ずに正解できたら、より難しいレベルの問題集に進みましょう。
RPG的勉強法のメリット
【RPG的勉強法のメリット】①入試本番の緊張を和らげられる
ゲームには必ずラスボスが待ち構えていますよね。
受験勉強におけるラスボスは、入試本番です。
特に第一志望校の入試は緊張する人が多いですが、ゲームのラスボス戦だと思うと緊張を和らげることができます。
受験前日になって「受験はゲームだ」と自己暗示をかけても緊張を和らげることはできないので、これはずっとボスを倒すイメージをして勉強をしてきた効果だと言えるでしょう。
また、ゲームの主人公は最後には勝利を掴むことを考えると、強い気持ちで試験を受けることができますよ。
【RPG的勉強法のメリット】②客観的な評価ができる
RPG的勉強法では、能力値を把握するために正答率などを記録し続けることが重要だと説明しました。
記録した客観的な数値を分析することで、より効率的に勉強することができます。
自分の感覚だけに頼って勉強していると、自分の実力に合っていない問題集を使っていたり、得意だと思い込んでいた単元の得点が低いといった事態を把握できていなかったりします。
受験期の貴重な時間を効率的に使うために、客観的なデータの分析に基づいた勉強をしましょう。
また、定期的に記録されたパラメータを見ると自分の成長が実感でき、モチベーションの向上にも繋がりますよ。
【RPG的勉強法のメリット】③受験勉強が楽しくなる
どうせ勉強するなら楽しい方がいいですよね。
筆者は勉強をゲームだと捉えたことで、辛いと感じていた受験勉強を楽しく行うことができました。
勉強は嫌いでも、勉強を自分というキャラクターの育成として捉えると、能力値を伸ばすために継続したくなります。
受験勉強は長く辛いものでも、大学入試というラスボスを設定することで絶対攻略してやるという気持ちになりますよ。
勉強を楽しめれば、机に向き合うことも苦痛ではなくなり、自然と長い時間勉強できるようになっていきます。
このRPG的勉強法は、楽しく効率的に勉強できる、夢のような勉強法だと筆者は思います。
おわりに
いかがでしたか。
勉強に取り組むことが苦手な受験生は是非参考にしてみてください。
RPG的勉強法でラスボス撃破(第一志望合格)を目指しましょう!