高2から始める!志望校合格へ最短距離で突っ走るための計画の立て方

はじめに

高校2年生の皆さん。

もう受験を意識した勉強を開始しているでしょうか?

何を勉強したらいいかわからない人や、志望校が決まっていない人など、まだ本格的に受験勉強を開始できていない人が多いのではないでしょうか。

今から受験を意識したスケジューリングをしていくことで勉強の習慣が身につき、時間にも余裕を持って受験勉強を進められます

今すぐに合格までの見通しを立て、他の高校生に差をつけましょう!

無駄がない効率的な志望校に合格するためのスケジュールの立て方

目標(志望校)を設定する

高2から始める!合格一直線のスケジューリング法
受験勉強におけるゴールというのは、「合格点を取れる実力を持って入試の日を迎える」ことです。

合格点を取るには何が必要か、それを明らかにするためには当然過去問とその分析資料が必要です。

志望校が決まっていない人は、ゴールをはっきりさせるためにもぜひ早い段階で志望校を確定させましょう。

確定はできないという人でも、近いレベルの志望校を仮に設定してみると良いのではないでしょうか。

また、大学の学園祭は大学の情報を集めるのに絶好の機会でもあります。

過去問を買って早速解いてみる

高2から始める!合格一直線のスケジューリング法
志望校が決まっている人は、今すぐ志望校の過去問(センター試験がある人はセンター試験に関しても)を買う、もしくはインターネットの過去問が見られるサイトなどを活用して過去問を準備しましょう。

志望校がかなり有名な大学で、傾向分析等も固まっているような大学ならばその大学へ向けての勉強法の本、サイトも沢山あります。

また、信頼できる先生に相談するのも良いでしょう。

そして過去問を1、2年ほど解いてみましょう。

過去問を直前期に解くため、とっておきたいと考える人もいますが、一切過去問を見ないというのは、目標を定める上で良くありません。

解きたい分は残しておくにしても、数年分は目標の分析のために使うのが良いでしょう。

この段階では、ある程度自力で解けそうならば解いても良いですが、難しければ問題を読んで少し考えてから解説を読む程度でも良いです。チェックすべきポイントは主に以下の5つです。

  1. 科目
  2. 出題形式(大問数やその形式など)、制限時間
  3. 問題の難易度
  4. 合格最低点、合格平均点
  5. 過去問に似た問題や解くのに必要となる知識が、自分が持っている問題集や参考書のどの部分にあるか

特に最後の一つが重要です。

これをチェックすることにより、自分のしている勉強が実際に志望校の問題を解くのに役立つことがイメージできます。

モチベーションも上がってくるのではないでしょうか。

具体的な科目ごとの点数の目標も、合格者平均点を目安に立ててみましょう。

まだ早い時期なので目標は大きく変わる可能性はありますが、どのレベルの問題を何割程度解ければ合格点なのか頭に残しておくことで少しでもゴールが明確になります。

過去問演習について詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

解いて終わりじゃもったいない!過去問演習のやり方をまるっと解説

2021.10.24

志望校合格に必要な教材を集めよう

分析が終われば、インターネットや本屋から情報を集めることにより、過去問と近い形式・難易度の問題集が分かるはずです。

この問題集を解けるようにすることが目標になります。

その問題集にすぐ着手できる実力ならばそれを解いていけばよいですが、難しい場合は、更にその問題集を解けるようになるための問題集や参考書が必要になります。

このようにして、必要な教材を次々と決定しましょう。

既に使用している参考書もあるでしょうから、それを使わないのはもったいないです。

それを一冊目にして最終目標の問題集にステップアップしていく、などの勉強ルートを考えていくとよいでしょう。

教材を進める期間を設定する

必要な教材が集まったら、次はその分量を見て、教材を終えるのに必要な時間を概算してみましょう。

それぞれの問題集や単語帳などについて、次の数式に従って考えてみてください。

『問題数、単語数の総数』×『一問を解く(覚える)のにかかる時間』×『その教材を何周するか』

この数式から、教材一冊を終えるのにかかる時間を見積もることが出来ます。

集めた全教材について必要時間を求め、受験までの日数を見ながら各教材にかける期間を振り分けて、教科ごとにすべての教材を下図のように配置しましょう。

下では英語と数学の期間振り分け例を示しています。

この時点で正確な計画を立てるのは難しいので、大まかに振り分ければ大丈夫です。

高2から始める!合格一直線のスケジューリング法
時間の見積もりは、面倒だと感じる人も多いでしょう。

しかし・教材を終えるのにかかる時間を見積もることで、大まかとはいえど実際にかかる勉強時間が分かるので重要なステップです。

ぜひ計算してみてください。

週単位、日単位で勉強の内容を決めよう

高2から始める!合格一直線のスケジューリング法
作成したカレンダーを見ながら、各教材について、一冊にかかる勉強時間数をその教材に使える週の数で割り、今週一週間で、「どの教材を」「何項目」進めればよいかおおまかに決定してみましょう。

さらに、スケジュールによって一日の勉強時間には差が生まれるはずですから、一週間のスケジュールから一日単位での進めるべき分量を割り振ってみましょう。

立てた勉強計画を実行・修正していく

さあ、ここまで進んだらあなたはどの教材をどれだけ進めればよいかわかっているはずです。

次の日からと言わず、今すぐその分量、教材を進めましょう。

このステップを繰り返していけば、気づけば合格しているかも!?

とは言ったものの、やはり予想以上に勉強時間が取れなかったりして計画通りに全てうまく行くことは少ないもの。

定期的に問題集の進みに問題がないか、計画全体や問題集の使い方を見直してみましょう。

人は最初に決めた計画の半分か3分の3くらいしか出来ないものだという話もあります。

あまり計画を達成できないでいるとストレスになりますから、予定より遅れているときは問題集で奇数番号の問題だけ解くなど工夫してみてもいいでしょう。

計画の立て方について詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

【東大受験生のスケジュール】1年で東大に合格するための勉強計画の立て方

2022.03.02

最後に

いかがでしたか。

この記事の手順で考えることで、必要な教材と勉強時間が具体的にわかり、今すぐ勉強を始められる状態になりましたね。

合格までの見通しを持って勉強するのは重要です。

計画を立てるのは苦手という人も、必要な教材の選択と、勉強時間の見積もりだけはやっておくべきです。

合格への最短経路を走り抜けてください。

モチベーション維持について詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

【勉強のやる気がなくなった受験生へ】モチベーションを上げるために、東大生がしていた50のこと

2021.12.15



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