【偏差値の計算方法からわかる】絶対にやってはいけない模試の成績表の見方とその改善法3選

はじめに

みなさんは、模試の成績表や偏差値について正しい見方ができていますか?

受けた模試の成績表が返されても、合格判定に一喜一憂したり、さらっと偏差値をチェックしたりするだけで終わる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、偏差値に関する知っておいてほしいこと絶対にやってはいけない模試の成績表の見方とその改善法を紹介します!

偏差値に関する知っておいてほしいこと

偏差値の計算方法をわかりやすく解説

偏差値とは、集団全体の中で自分がどの位置にいるかを客観的に見ることができる便利な数値です。

以下の式で求められます。

$$(偏差値)=50 + 10\frac{(点数)−(平均値)}{(標準偏差)}$$

標準偏差(s)は、平均点からの点数のばらつきを表している値です。

$$s=\sqrt{s^2}=\sqrt{\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-x)^2}{n}}$$

標準偏差が大きいほど、点数がばらついていることになり、得点の分布図は低いなだらかな山なりのグラフになります。

↓標準偏差が小さい分布図

↓標準偏差が大きい分布図

例えば、テストを受けた5人の点数がそれぞれ60点、65点、70点、75点、80点の場合、平均が70点なので標準偏差は7.07です。

ですから、60点の人は偏差値35.9、65点の人は42.9、70点の人は50.0、75点の人は57.1、80点の人は64.1となりますね。

標準偏差が式の分母にきているので、集団の点数のばらつきが小さい(=標準偏差が小さい)ときほど偏差値がばらつきます!

偏差値と点数の関係をわかりやすく解説

基本的には、点数が高いほど偏差値も高く出ますが、正比例ではありません。

平均点から点数が離れるにつれて、点数に対する偏差値の伸びは鈍くなっていきます。

点数の分布について、理想的な分布は左右対称の正規分布ですが、実際こうなることはめったにありません。

難しい模試だと、受験者の点数が全体的に低くなるので、分布の山が左にずれる傾向にあります。

逆に、簡単な模試だと分布の山が右にずれることが多いです。

また、たまたまある科目が難しくなったり簡単になったりしたときに、その科目の分布は正規分布から外れます。

なので、正規分布から外れた科目が1つでもあると、全体での偏差値があまりあてにならなくなります。

みなさんも、得意な科目の問題が簡単で偏差値が普段より上がらず、全体の偏差値も下がってしまったことがあると思いますが、このことが原因なので落ち込まないでください!

偏差値と合格判定の関係をわかりやすく解説

合格判定も、偏差値の分布を人数で分けているので、B判定とC判定の間を中心とした分布になっています。

つまり、ある大学を志望大学欄に書いた受験者を分母としても同じような偏差値が導入できます。

それぞれの判定が2割ずついる場合について考えてください。
また、A判定を合格率80%、B判定を合格率60%、C判定を合格率40%とします。

このとき、A・B判定、C判定の上位半分の人は偏差値50以上であり、C判定の下位半分とD・E判定の人は偏差値50以下という解釈ができます。

B判定は合格率60%なので、志望者層の山をこえたことになり、点数が少し上がったとしても合格判定のパーセンテージはほぼ上がらないです。

A判定とB判定の間には大きな壁がありそうですね。

この記事では、模試の合格判定を正しく受け止めるための成績表の見方が紹介されていますよ!

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絶対にやってはいけない模試の成績表の見方とその改善法3選

【模試の成績表のNGな見方①】違う模試同士で偏差値を比べてしまう

河合塾や東進、ベネッセなどが主催する多くの模試がありますが、模試ごとに受験者の学力が違います。

ですから、異なるレベルの模試を比較しても意味がなく、有益な情報を得ることは困難です。

受験者層が自分に比べて学力が低い場合は、普段より高い偏差値が出るので、その結果に安心しきってはいけません。

また、勉強系YouTuberがアピールしている偏差値は、このような仕組みで高く出ていることもあるので、真に受けるのはおすすめできませんね。

では、違う模試同士はどのように活用すれば良いでしょうか?

多くの模試では、科目の分野ごとの偏差値が出るので、個々の分野の偏差値を見て分析をしてみましょう!

例えば、△△の分野は〇〇の基礎的な問題しか毎回解けていないとか、◇◇の分野は知識を問う問題の正答率が低い、といった具合です。

このように偏差値は、自分の答案の細かい分析にも役立てられます。

【模試の成績表のNGな見方②】「偏差値が上がらない=学力が伸びてない」と思ってしまう

頑張って勉強しても偏差値が上がらないと、自分の努力が無意味だったと思うかもしれません。

しかし、他の受験生もあなたと同じように学力を伸ばしています。

例えば、同じ名前の模試(例:第1回全統記述模試と第2回全統記述模試)の場合を考えてみましょう。

受験者層はそれほど変化していないと考えられるので、もし偏差値が横ばいだったとしてもその中での立ち位置は変化していません。

偏差値が横ばいでも、周りの受験生に後れをとっているわけではないので、焦らずにそのまま勉強して着実に学力を伸ばしてください。

全体の偏差値が横ばいのときは、科目ごとの偏差値に注目して、模試を振り返りましょう!

全体の偏差値が横ばいでも、科目ごとの偏差値は必ず上下しています。

偏差値が下がってしまった科目を徹底的に復習すれば、次の模試で全体の偏差値が上がる可能性が高いですよ。

この記事では時間がなくてもできる、効率的な模試の復習の仕方が紹介されています!

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【模試の成績表のNGな見方③】偏差値が高く出た科目ばかりに注目してしまう

偏差値が50に近いほど基本的には受験者の層が厚いので、小さな点数の伸びで多くの受験者を抜いて偏差値を伸ばしやすいです。

例えば、50点付近に100人、70点付近に20人いる模試では、それぞれの点数で点数を伸ばしたときに追い抜くことのできる受験者の数が違うことは一目瞭然ですよね。

つまり、点数が低く平均点に近い科目のほうが偏差値を伸ばしやすく、むしろ偏差値の高い教科は頭打ちになっています。

それでは、普段の自分の成績と比べて偏差値が高く出た科目がある時は、どのように成績表を見ればよいのでしょうか?

もちろん高い偏差値の出た科目でも、不正解の問題があるのでそれを復習するのも必要です。

しかし、目標は模試全体の偏差値を上げることです。

点数の大きく落ちている苦手な科目が全体の偏差値に対して足を引っ張っている割合が大きいと判断できるので、その苦手な科目を重点的に勉強しましょう!

入試に使う科目や分野のバランスを意識しながら、満遍なく点数をとれるようにすることも志望大学合格においては重要です。

この記事を見ると、成績が上がる模試の復習の仕方がよく分かります!

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おわりに

いかがでしたか?

偏差値や合格判定を算出する仕組みは複雑ですが、受験者の中での自分の立ち位置を示してくれる大事な情報です。

正しい見方をして、きちんと向き合いましょう!




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