【共通テスト英語(リーディング)】解き終わらない!?東大生おすすめの解き方と勉強法

はじめに

2021年、センター試験に代わって共通テストがスタートし、英語の問題傾向が大きく変わりました。

例えば、センター試験では毎年出題されていた発音・アクセントの問題や文法問題がなくなり、メールSNS形式で書かれた文章問題が多く出題されています。

さらに、共通テスト英語(リーディング)はセンター試験に比べて英文の語数が1200語以上も増え、速く正確な情報処理が求められるようになりました。

共通テスト模試を受けている受験生の中にも、英語で毎回時間が足りず、得点が思うように伸びていない受験生も多いのではないでしょうか。

この記事では、共通テスト英語(リーディング)の特徴と共通テストを受験した筆者が実際に行っていた解き方や対策法について解説しています。

是非参考にして共通テスト英語(リーディング)の得点アップにつなげてくださいね!

【共通テスト英語(リーディング)】センター英語との違い

センター英語との違い①:配点

センター試験ではリーディングとリスニングの配点がそれぞれ200点50点でしたが、共通テストではそれぞれ100点100点に変わりました。

リーディングとリスニングの点数比率が素点の1:1のまま入試に使われる場合もありますが、大学によっては配点比率が変わることもあるので注意が必要です。

例えば、東大ではリーディング140点、リスニング60点に換算されます。

自分が受ける大学の配点比率を調べ、リーディングとリスニングのどちらに重点を置いて勉強するかを考えると良いでしょう。

2021年度共通テスト英語(リーディング)の大問ごとの配点は下のようになっています。

第1問 10点
第2問 20点
第3問 15点
第4問 16点
第5問 15点
第6問 24点

1問ごとの配点は2〜3点で特に配点の高い問題はありませんが、ひっかけ問題でのミスが重なると点数が思うように伸びないこともあります。

センター英語との違い②:問題の傾向と語数

共通テスト英語(リーディング)では思考力を問う問題が増えました。

具体的には、複数の答えを選ぶ問題出来事を時系列順に並べ替える問題が多くなり、文章で述べられている内容がFactかOpinionかを判断させる問題が出題されるようになっています。

これらの問題で正解するためには、正確な読解力思考力が求められます。

また、共通テストに変わってから、読まなければならない英語の量が大幅に増えました。

問題全体の語数は約5500語で、2020年度のセンター試験を1200語以上も上回っており、速読しなければ絶対に解き終わりません。

実際に、筆者はセンター英語を解いた時15分くらい時間が余っていましたが、共通テスト英語(リーディング)を初めて解いた時は文章量の多さに最後まで解き終わりませんでした。

さらに、リード文まで全て英語で書かれているので、英語を80分間絶えず読み続ける忍耐力も必要です。

このように共通テスト英語(リーディング)は、80分という短い時間の中で様々な力が試される試験となっています。

【共通テスト英語(リーディング)】おすすめの解き方

おすすめの解き方①:正確な時間配分は決めない!

筆者は、共通テスト英語(リーディング)の正確な時間配分を大問ごとに決めずに、第1問〜第4問を合わせて40分、第5問と第6問を合わせて40分で解くようにしていました。

なぜなら、共通テストはまだ始まったばかりであり、大問ごとの問題形式が完全に定まっているわけではないからです。

細かく決めてしまうと、突拍子もない問題が出題されたときに時間配分がうまくできなくなりますよ。

実際に、筆者が受けた共通テストは2回の試行調査と比べて問題形式が異なっていましたが、時間配分を大まかに決めていたので臨機応変に対応できました。

共通テストの過去問が少なく形式が定まっていないうちは、問題にうまく適応できるように大まかな時間配分をするのがおすすめです!

おすすめの解き方②:とりあえず最後まで解き切る!

時間配分を決めても、共通テスト英語(リーディング)最大の難関はやはり時間との戦いですよね。

共通テスト英語(リーディング)は、語数が多いので読むのに時間がかかります。

その上、問題を考える時にも思考力が問われるためさらに時間がかかってしまいます。

少し考えて分からなかった問題はすぐ諦めて適当にマークし、次の問題に進むのがおすすめです。

分からない問題答えが2択から絞りきれない問題に時間をかけてしまうと、絶対に最後まで解き終わりません。

目標は得点を最大化することです。

難しい問題に時間をかけ過ぎたせいで、解く時間があればできたはずの問題を落としてしまうのはもったいないですよね。

とにかく最後まで解き切ることを目標に、共通テスト英語(リーディング)に臨みましょう!

【共通テスト英語(リーディング)】おすすめの勉強法

おすすめの勉強法①:共通テスト形式で演習量を確保しよう!

共通テスト英語(リーディング)はかなり特有な問題形式なので、量をこなして慣れていかなければなりません。

しかし、共通テストの過去問は少なく試行調査も2回分しかありません。

貴重な過去問・思考調査を解いた後は復習をしっかり行なってください!

間違えた問題は解答解説を読み込み、納得するまで答えの選択肢が正しい根拠を考えることが大切です。

ただし、共通テストの対策にセンター試験の過去問を活用するのは、英語(リーディング)についてはおすすめできません。

センター試験の英語は文法問題・長文読解問題ともに良問が多いので、英語の基礎的な内容の確認に使えますが、共通テストでは完全に問題傾向が変わっているからです。

共通テストの過去問では足りない部分を共通テスト模試や共通テスト予想問題集で補って十分な演習量を確保してください!

おすすめの勉強法②:速読のために毎日英語に触れよう!

共通テスト英語攻略の最大の鍵は「速読」です。

英語を読む速さは英文を読む機会がなくなると次第に遅くなるので、必ず1日に1回は英語に触れることが大切です。

筆者は、他科目の勉強で忙しい日でも、10分間だけTEDを見たり、1ページだけ英文を読んだりして、毎日必ず英語に触れていました。

さらに、速読のためには音読シャドーイングをすることが必須です。

音読やシャドーウィングをすると、英語を日本語に置き換えずに英語のまま理解することができるようになり、英文の読む速さが上がります。

音源を利用した音読は読む速さが上がるだけでなく、リスニング力も身に付くのでおすすめです。

日々の努力の積み重ねで速読力を上げていってください!

速読に関して詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。

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おわりに

いかがでしたか?

共通テスト英語(リーディング)はセンター試験より一段と難しくなりました。

しかし、数少ない貴重な過去問試行調査予想問題集模試を利用して十分な演習量を確保して対策すれば、高得点を狙うことができます。

今回紹介した筆者の解き方はあくまでも1つの例でしかありません。

色んな解き方を試していく中で、ぜひ自分なりの共通テスト英語(リーディング)の攻略法を見つけてください!

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