はじめに
できるだけ色を使わないで見やすいノートを作ろうとしても、うまくいかずに困ったことはありませんか?
そこで今回は、黒一色で見やすいノートを作る方法を教科別に解説します!
実際のノート見本もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
【これだけは押さえたい!】基本の3ポイント
【押さえるべき基本のポイント】①余白を作る
黒一色だと、文字で敷き詰められたノートになってしまい、内容の区切り目がわかりにくくなってしまいます。
そのため、ノートにメリハリがなくなりがちです。
そこで内容の区切り目をわかりやすくするために、余白を有効活用するのが大切です。
具体的には、行間を適度に開けるのを意識しましょう。
2〜3行書いたら1行空けるのを基本とし、内容のまとまりごとに行間を空けるとよいです。
こうすることで内容の区切り目がわかりやすくなり、ノートにメリハリが生まれます。
行間を開けるだけでなく、ノートの横の部分に空白を作るのも効果的です。
例えば、文字を書くときに1行の8割ほどを使って書くようにすると、1行びっしり書くよりも見やすくなります。
できるだけ両端を空けると、ノートの横の部分に余白ができて、一気に見やすいノートになるのでおすすめです。
また、余白のあるノートは後で見返したときに書き込む余裕が生まれるので、復習しやすいというメリットもあります。
黒一色では使う色が限られてしまうので、うまく余白を使いましょう!
【押さえるべき基本のポイント】②行頭をそろえる
見出し、中見出し、本文の行頭をそろえるのも、見やすいノートを作る上では重要です。
見出しには単元名、中見出しには教科書の章や節の名前、本文には具体的な学習内容を書くようにします。
見出し、中見出し、本文を書くルールを統一するのがおすすめです。
ノートの一番左端に見出し、見出しを一字下げたところに中見出し、中見出しを一字下げたところに本文を書くと見やすくなります。
見出し、中見出し、本文の役割ごとに書くと、内容のまとまりがわかりやすくなるので、見やすいだけでなく理解しやすいノートになります。
特に現代文や社会科目は、箇条書き風で書くと、見出し、中見出し、本文の役割が整理しやすくなるのできれいにまとまります。
箇条書き風で書くときは一字下げのルールを守ると書きやすいですよ。
見出し、中見出し、本文の役割ごとに書くのが難しい場合は、定規で目印をつけるとよいでしょう。
例えば見出しを書く部分に定規で線を引けば、見出しを書く部分を決められるので、書きやすくなります。
見出し、中見出し、本文のそれぞれに目印をつけてしまうとかえってわかりにくくなるので、目印はできるだけ少なくするのが大切です!
【押さえるべき基本のポイント】③記号を使う
余白を作ったり、行頭をそろえたりするだけでなく、記号を適度に使うことも意識しましょう。
黒一色だと重要部分がわかりにくいですが、記号を使えば重要な部分や授業の流れが一目でわかります。
例えば〇、→、▢などで重要な部分を囲うようにするだけでもわかりやすくなります。
また、オリジナルの記号を作るのもおすすめです。
筆者は重要な部分には鍵マークや流れ星マークを書いてわかりやすくしていました。
自分オリジナルの記号を決めれば、ノートにオリジナリティが出るので、ノートを見返すのが楽しくなりますよ。
ただし、記号ばかりになると重要部分がわかりにくくなるので、復習に使いにくいノートになってしまいます。
そのため、記号の使い過ぎには注意しましょう。
【教科別】見やすいノートの見本
国語
まず現代文のノートについてです。
現代文のノートは授業の内容だけでなく、単語も復習できるようにするとテスト勉強の時に役立ちます。
下から三分の一のところに線を引き、線の上に板書を、線の下には新出単語と先生の口頭説明を書きましょう。
黒一色のノートでも線を引いて書く内容を分けることで、見やすいノートになります。
次に古典のノートについてです。
古典は書き込む量が多いので、字を大きめに書きたい人は、A4サイズのノートがおすすめです。
まず見開き上半分に、ボールペンで3行飛びに本文を書きます。
古文の時は品詞の説明を書き込めるように、品詞分解をしてから書きましょう。
漢文は返り点を書き込めるように、文字を2マスずつ空けて書くと見やすくなります。
そして見開き下半分には、ページを2:1に分ける線を引きます。
線の上には自分で作った現代語訳と、先生の模範訳を並べて書きましょう。
模範訳はボールペンで書くと、違いが分かりやすくなるのでおすすめです。
線の下には重要単語や先生の口頭説明をメモします。
書く量が多い古典のノートも、本文の行間を開けたり、線で紙面を区切ることで、黒一色でもわかりやすいノートに仕上がりますよ!
英語・社会
英語のノートは本文、訳、新出単語・新出熟語が一目でわかるようにするのがポイントです。
まず見開き左部分を2:1に分ける線を引きます。
線の左側に本文を1行ずつ空けて書き、右側に新出単語・熟語を書きましょう。
本文を1行ずつ空けて書けば余白が生まれるので、わかりやすいノートになります。
見開き右部分も2:1になるように線を引きましょう。
線の左側には訳を、右側に先生の口頭説明を書きます。
見開きの構成にすることで、余白をうまく作りながら本文、訳、新出単語・新出熟語が一目でわかるノートにできますよ!
次に社会科目のノートについてです。
社会科目は授業後の復習が大切になるので、復習しやすいノートを作るのがポイントです。
はじめに見開き左部分を2:1になるように線を引きます。
線の左側に板書を、右側に先生の説明をメモしましょう。
そして見開きの右部分は、ページの半分のところに線を引きます。
歴史科目であれば線の左側に重要事項の説明を書き、右側に家系図などを貼ると、授業内容がより整理されたノートになります。
見開きの右部分は復習するときに有効活用するのがおすすめです。
科目ごとに必要な内容は変わってくるので、教科に合わせて書く内容を変えるのがポイントです。
数学・理科
数学のノートは、予習用と授業用でページを分けるのがおすすめです。
予習した部分に書き込みをしてしまうと、自分がどこで間違えたのかがわかりにくくなるので、ページを分けて復習しやすくするのがポイントです。
また、計算を書くスペースを決めないとノートがぐちゃぐちゃに見えてしまうので、計算スペースもしっかり確保するのが大切になります。
まず、見開き左部分を2:1に分ける線を引きます。
線の左側には予習課題を、右側には計算過程を書きましょう。
見開き右部分は、半分のところに線を引きます。
線の左側には正答、右側には間違ったところや重要ポイントをまとめます。
数学のノートを取るときは、図形やグラフはできるだけ大きく書くのがポイントです。
図形やグラフを大きく書くことで黒一色でも見やすくなり、わかりやすいノートになりますよ。
最後に理科のノートについてです。
まず3:2になるように線を引き、線の左側に板書、右側に先生の説明を書き込みます。
理科も数学と同様、黒一色でもわかりやすいノートにするために図形やグラフを大きく書くのを意識しましょう。
図形やグラフを書いた後は2〜3行空けてから次の文字を書くと、紙面に余白がでるので、見やすくなりますよ!
おわりに
いかがでしたか?
授業中は板書を写すのに必死で、見やすいノートを作るのが難しいですよね。
今回紹介したポイントを押さえて、黒一色でも見やすいノートを目指しましょう!