はじめに
教科書や参考書と並んで、学習に必要不可欠なアイテムであるノート。
授業についての理解を深めたり、テスト前の勉強に使用したりと、皆さんも必ず持っているものだと思います。
では、大学生は一体どのようにノートを取っているのでしょうか?
まずは、高校と大学におけるノートの取り方の違いを紹介していきたいと思います!
目次
高校と大学のノートの取り方の違い
高校と大学ではノートの取り方にどのような違いがあるのでしょうか。
高校では、板書を写したり問題を解いたりするのに、紙のノートやルーズリーフを使う人が殆どです。
一方で大学に入ると、ノートを取るためにタブレットを使う人が増え始めます。
なぜなら、高校のプリントは殆どが紙である一方、大学ではPDF形式であることが多いからです。
PDF形式のプリントは、スマホなどの小さい画面では見づらくなってしまい、タブレットを使用する機会が自然と増えます。
しかし、今まで紙のノートを使ってきた人にとっては、「タブレットでノートを取る」事のイメージが沸かない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在タブレットを使ってノートを取っている私が感じる、メリットやデメリットをそれぞれ紹介したいと思います!
タブレットでノートを取るメリット
【タブレットでノートを取るメリット】①持ち運びがしやすい
紙のノートを使っていると、毎日何冊ものノートを持ち運ぶ必要があります。
なぜなら大半の人は、教科によってノートを使い分けているからです。
ただ、沢山のノートを持ち運ぼうとすると、カバン自体が重くなってしまうだけでなく、それだけでカバンの中のスペースを多く使ってしまいます。
また、何冊もノートがあると、自分が今日どのノートが必要なのかを把握するのが難しくなり、必要なノートを持っていくのを忘れてしまう事がありますよね。
さらに、必要なノートをすぐにカバンの中から取り出すことも難しくなります。
しかし、タブレットを使えば、何十冊ものノート情報をその中に入れる事が出来るので、1台を持ち運ぶだけでよく、体への負担が少なくなりますよ!
また、「数学」「国語」「物理」といったように各教科ごとにフォルダを作れば、見やすくノートを管理しておくことも出来るので、必要なノートをすぐに見つけることが出来ます。
【タブレットでノートを取るメリット】②共有が簡単に出来る
皆さんには、友達が授業を欠席した時に、ノートの写真を送ってあげた、もしくは自分が授業を欠席した時に、友達にノートの写真を送ってもらった経験はないでしょうか。
そんな時、紙のノートでは1枚ずつページをめくって写真を取る必要があります。
送りたいページの数が1ページや2ページ程度なら、そこまで不便さを感じることは無いかもしれませんが、10ページ以上送りたい、となると写真を撮るだけでも時間が掛かってしまいます。
また、撮った写真がブレていたり、明るさの調整が上手く出来ていないと、送られてきても読み取るのに苦労してしまいます。
一方、タブレットの場合は、何枚ものページを一度に共有することが出来ます。
さらに、写真の形式だけでなくPDF化して送る事も出来るので、特に、多くのページをまとめて見たい時には非常に便利です。
【タブレットでノートを取るメリット】③図や写真を簡単に追加出来る
分かりやすいノートを取るために、ノートに図を書く人は多いのではないでしょうか。
しかし、紙のノートに図を書こうとすると、特にフリーハンドの場合は見栄えが悪くなり、むしろ分かりにくいノートとなってしまいます。
だからといって丁寧に図を書こうとすると今度は時間が掛かってしまい、肝心の授業内容を聞き逃してしまうかもしれません。
一方、タブレットにはほとんどの場合、直線や四角形、丸といった図形を書くツールが備わっているため、綺麗な図を短時間で書く事が出来ます。
また、大きさや位置の修正なども簡単に行えます。
さらに、紙のノートでは中々使うことの出来ない、写真やPDFデータを取り込んで挿入出来るのも、メリットの一つです。
たとえば僕はiPadを使って、PDFで配られた演習問題の部分だけを切り取ってノートに貼り付け、そのすぐ下に解答を書き込めるようにしています。
紙のノートでも問題を切り貼りしている人は多いと思いますが、ハサミやのりを使わずにきれいに速く切り貼りできるのは、とても便利です!
タブレットでノートを取るデメリット
【タブレットでノートを取るデメリット】①使い方に慣れるまで時間がかかる
「タブレット上に文字を書く」感覚は独特なので、今までタブレットであまり作業をしてこなかった人は、初めは違和感を持つかもしれません。
僕自身も、高校までは紙のノートで板書を取っており、タブレットを使い始めたのは大学に入ってからだったので、入学当初はあまり使いこなす事が出来ていませんでした。
しかし、使う機会が多いという事もあり徐々に慣れ始め、今では便利な道具となっています。
慣れさえすれば、これまでに挙げてきたようなメリットを強く感じられることでしょう。
また最近では、紙に書く感触を再現した液晶保護フィルムも発売されているので、感じる違和感そのものを少なくする事も出来ます。
【タブレットでノートを取るデメリット】②コストが掛かる
タブレットやタッチペンなど、ノートを取るために必要な物を揃えようとすると、機種などにもよりますが、約10万円前後掛かってしまいます。
「10万円」と聞くと、中々手を出しにくいかもしれません。
一方で、一度買ってしまえば長い間使い続けることが出来るので、長期的に見るとお得だ、という見方もあります。
もちろんタブレットには、ノート以外の使い道も沢山あるので、購入の際には、様々な観点から考える事が必要です。
大学に進学した周りの先輩や、友達の話を参考にしながら、親と相談して買うかどうかを決めましょう。
【タブレットでノートを取るデメリット】③他のアプリに気を取られる可能性がある
タブレットの特徴は「すぐに気になることを調べられる」事ですが、一方で「誘惑が多い」のも特徴です。
たとえばタブレットでノートを取っている時に、SNSやゲームなどの通知が来ると、それに気を取られてしまい、集中力が下がってしまうかもしれません。
そうなってしまうと、タブレットでノートを取る事が逆効果になってしまいます。
そうならないためにも、授業中は通知をオフにしておくなど、集中しやすい環境づくりを心がけておきましょう。
また、SNSやゲームアプリはタブレットにはそもそも入れないで、学習のためだけに使う、という方法も有効です。
おわりに
大学生になっても、ノートを取る事自体の大切さは変わりません。
これまで挙げてきたメリット・デメリットをもとに、自分に合ったノートの取り方を見つけてください!