はじめに
この記事では、学習効率の向上につながる無料版ChatGPTの機能や効果的な活用術、注意点を紹介します。
具体的な使用例や質問の仕方についても解説していくので、ぜひ参考にして下さい!
目次
オススメの使い方
①練習問題を作成してもらう
ChatGPTはすべての教科を問題なく出題することができます。
実際に、複雑な式が出てくる数Ⅲの練習問題も問題なく出力されました。

難易度や出題形式は質問の仕方次第で調整することができます。
(例)
【Before】古文単語の練習問題を20問出して

【After 】MARCHレベルで古文単語の練習問題を4択から選択する形式で10問出力して

自分の苦手分野を重点的に学習したい時にオススメです。
選択形式で練習問題を出力してもらえば、通学中などの隙間時間でも簡単に問題演習することができますよ!
また、学校で出た宿題や、使っている参考書と同じような練習問題を出力してもらうことも可能です。
(やり方)
①問題が載っているページの写真を撮る
②ChatGPTにアップロード
③「この写真に写っている形式と難易度で◯◯(求めているジャンル)の練習問題を◇問出力して」と打ち込む
完璧とはいかなくても似たような練習問題が出力されます。
②勉強計画を立てるのを手伝って貰う
無料版でも使用できる「計画」の機能を使うのがオススメです。
「期間」「どの教科を伸ばしたいか」このたった2つの要素を入れた質問をするだけでも具体的な計画を立てて提案してくれます。
(例)
[質問] 高校三年生です。国語の点数を上げるために1ヶ月どのように勉強したらよいですか。


この機能は、+α(おすすめの教材についての話題)のアドバイスをくれるのが良いところです。
さらに、「なにを終わらせたいか」という要素を加えるとより具体的に取り組み方を提案してくれます。
(例)
[質問] 古文単語帳(200p)と漢文の問題集(400p)、現代文を30編掲載している問題集を1ヶ月で終わらせたいです。



③アドバイスをもらう
以下のような悩みを持つ人はぜひ使ってみてください!
「授業で分からないところがあったけど、先生に聞きにいけない……」
「質問してみたけど、いまいち納得できない」
「もう一度この形式の問題が出てきたらとけないかも」
「自分の解答」と「正解」を入れて質問すれば、ChatGPTが丁寧に「どこを勘違いしているのか」「正解を導くために必要な考え方」を教えてくれますよ。
④小論文を添削してもらう
小論文の添削には「ライティング支援」機能が便利です。
主に3つのサポートが受けられます。
①文法・表現の修正
②文章のリライト・改善
③章や段落構成の最適化
小論文や英作文の添削やアドバイスを先生や塾の講師の方に求めると、フィードバックを貰うのが遅くなりがちですよね。
私にも「早く返してほしい!」と感じた経験がありました。
しかし、ChatGPTならすぐ対応してくれます!
また、ライティング支援機能は英作文にも活用することができます。
翻訳機能もあるので、自分の書いた文章が伝えたいニュアンスと一致してるか等の確認にも便利ですよ。
注意点
完璧な回答がもらえるとは限らない
いくら高性能なAIとはいえ、求めてる回答が得られないこともあります。
「練習問題の出力に納得がいかない」
「添削してもらった文章が少しぎこちない」
「求めてるアドバイスじゃなかった」
と感じることもあるでしょう。
そんな時は質問の仕方や「もっとこうしてほしい」などを詳しく伝えると改善される場合もあります。
本当に困った時は先生や塾の講師の方に聞くなど人を頼ってください。
ChatGPTには軽く頼る気持ちでいるくらいがちょうどいいかもしれません。
剽窃には気をつけて
ChatGPTはある程度の小論文や英作文ならば、文字数と内容を指示するだけで簡単に出力することができます。
ただ、これは剽窃にあたる場合があります。
ChatGPTの製作物にも著作権が存在するためです。
もちろん、小論文や英作文についてアドバイスを貰い参考にする分には問題ありません。
すべての作業をChatGPTにさせてはいけないということです。
剽窃は自分で書く力の低下にも繋がります。
力を伸ばす機会を逃し続けた結果、本番の場面で文章が思いつかなくなってしまうかもしれません。
あくまでも、自分自身の作文力を向上させるために助言を受ける程度に活用することをオススメします。
無料版には制限がある
練習問題作成の際に写真をアップロードするやり方を説明しましたが、無料版ではアップロードの回数に制限があります。
写真だと3枚程度が限度です。
一定時間が経過すれば再びアップロード可能になります!
たくさん質問した場合にも、制限量を越えたと表示される場合があるので注意してください。
ただし、こちらの場合は一定時間使用できなくなる訳ではありません。
回答してくれるGPTのグレードが少し低下するだけです。
専門性の高い質問を求める場合でなければ、さほど差し支えはないので安心してください。
おわりに
ChatGPTは学習効率を向上させるのにも役立つとても便利なAIですが付き合い方を慎重に考える必要性があるのも同様です。
その事を理解しつつ、ChatGPTの持つ力を自身の能力を伸ばすために活用してみて下さい!