大学受験にも役立つ!東大生が教える学校の宿題のメリットと効果的な取り組み方

はじめに

学校の宿題と聞いて、「本当に必要なの?」と思う人が大半でしょう。

しかし、受験まで時間がある高校1年生・2年生は、宿題にしっかり取り組むことで、盤石な基礎学力を身につけられますよ。

今回は、週末課題・長期休暇課題に焦点を絞って説明します。

東大生が考える宿題に取り組むメリット

【宿題に取り組むメリット】①学習習慣が身につく・維持できる

多くの宿題は週末課題として毎週課されたり、試験のタイミングで課されたりします。

定期的にタスクに取り組む必要があるので、部活などで忙しくても学習せざるを得ません。

また、夏休みなどの長期休暇に出される宿題もあります。

高1、高2の長期休暇は、まだ受験が迫っていないこともあり、勉強する気がなかなか起きないですよね。

スマホやゲームで時間を浪費してしまうこともあるでしょう。

宿題があればダラダラせずに済み、休暇明けもスムーズに日常学習に戻れます。

部活と勉強の両立についてはこちらの記事も参考にしてみてください!

東大生が教える!部活と勉強を両立させ志望校に合格する方法

2020.07.22

【宿題に取り組むメリット】②学習のペースメーカーになる

学校の宿題で使われる教材は、数ある学校専売品や市販参考書の中から先生が厳選したものです。

指示通りに学習を進めれば、必要な勉強を必要なペースで進められるため、スムーズに大学受験対策に入れますよ。

このように、宿題は「どの時期にどのくらいの力をつけるべきか」の指標になります。

自分の学習到達度を定期的に振り返ることで、今後の学習指針が見えてくるのです。

【宿題に取り組むメリット】③受験勉強の土台を固められる

宿題には様々な種類がありますが、まず授業の復習として出されるものがあります。

英語や古典であれば習った文法を長文読解に応用する、数学であれば習った解法を様々な問題に当てはめる、といった具合です。

授業内容と有機的に結びついているため、授業内容への理解を深められます。

また、授業では扱いきれない部分の補強のための宿題もあります。

英単語や古文単語は、授業で扱う教材だけでは全てを網羅できないので、単語帳などを使って別途覚える必要があるでしょう。

これは、各自で覚えてきて、小テストで定着度を確認する場合が多いかもしれません。

数学の宿題にも、授業では紹介できないけれど押さえておくべき発展的な解法を学ぶためのものがあります。

自分で勉強計画を立てると、得意な科目好きな科目ばかりを勉強しがちですよね。

宿題は学習内容に偏りがないので、苦手な分野と向き合う時間をしっかり確保できますよ。

東大生が教える宿題の効果的な取り組み方

前半でお伝えした通り、宿題は、先生が厳選した教材が適切なタイミングで提供されるとても良いものです。

単に宿題をこなすだけではなく、その教材をフル活用すれば、塾に行かずとも成績を上げられます!

ここでは、高1・高2の学習の中心となる国数英の宿題について、科目別に具体的な取り組み方を紹介します。

全てできなくても、やれる範囲で取り入れてもらえればと思います。

【宿題の効果的な取り組み方】英語・古典

英語や古典で長文の問題が出された場合は、とにかく精読に時間を割くのがおすすめです。

理解できていない文法を確認して文構造を把握し、知らなかった単語は逐一調べてストックしておきましょう。

文法や単語を確認する問題が載っている教材も多いので、ぜひ活用してみてください。

精読が終わったら、文章を何回も音読します。

英語や古典などの語学系科目では、語感を掴むために音読が有効です。

文章を覚えてしまうくらい音読を繰り返すと、熟語表現やコロケーションを生きた表現として覚えられます。

宿題に取り組んだ翌日・1週間後など、日を決めて定期的に音読すると、忘れていた単語や表現をサッと確認できますよ。

英語音読のやり方とメリットについてはこちらの記事をご覧ください!

【WPM200を目指す】東大生おすすめの「英語音読」のやり方

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【宿題の効果的な取り組み方】現代文

現代文の課題は、難しい文章と向き合う貴重な機会になります。

文脈を参照しながら文章で使われている言葉の意味を確認し、現代文で重要となる語彙の増強に努めましょう!

丸付けを行う際には、記述要素と本文を対照してみてください。

解答を写すだけでは単純作業になってしまい、時間の無駄になってしまいます。

自分が読解しきれていなかった部分が本文のどこに当たるのか、丁寧に確認するのが大切です。

ただ、時には解答解説に批判的になることも必要です。

現代文の記述問題には複数の解答があり得るため、解答解説に書かれていることが必ずしも最適解だとは限りません。

自分ならどのような要素を盛り込むかを考え、オリジナルの解答を作ってみましょう。

学校の先生や友人と、どのような解答が良いか議論するのも良いですね。

【宿題の効果的な取り組み方】数学

宿題だけではなく数学の勉強全般に言えることですが、計算だけでなく記述にも注意を払いましょう。

大学入試の二次試験では記述式の試験が課されることがほとんどで、計算が合っていても論理的な記述ができなければ大幅減点になる可能性もあります。

普段の学習から面倒くさがらずに記述する習慣をつけることが大事です。

また、簡単な問題も軽視せず、しっかりと取り組んでください。

難しい問題も基礎の積み重ねなので、基本問題を素早く正確に解けるかどうかは非常に重要になります。

そして、間違えた問題は必ず解き直しましょう。

答えを写すだけでは「分かったつもり」になってしまい、次に同じような問題が出たときに対応できません。

解答を見て理解したと思ったら、何も見ずに自分で解答を作ってみてください。

難しすぎる場合は基礎的な参考書に立ち返るなどして疑問点を解消し、その後に解き直すのがおすすめです。

おわりに

以上のように、宿題をフル活用すれば、受験勉強をスムーズに進めるための揺るぎない基礎学力が身につきます。

宿題に対してネガティブな印象を持っていた人も、ぜひ積極的に宿題を活用して大学合格を掴み取ってくださいね!




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ABOUTこの記事をかいた人

東京大学文科三類1年。 ピアノを弾くのが趣味で、よくストリートピアノに出陣してます。