はじめに
受験まで半年をきった今、志望校について悩みはじめていませんか?
この記事では現役大学生に聞いた志望校を上げるor下げることでおこるメリットとデメリットを紹介します。
志望校を上げる場合
メリット
①自分が受験できる大学数が増える
志望校を上げ、第一志望校の問題に合わせた勉強をすることで、併願校に自信をもって出願できるようになります。
また、第一志望校の受験日までに出願した他の大学の合格を獲得することで、自信をつけることが出来るというのも志望校を上げる魅力の1つだと言えるでしょう。
実際に話を聞いた中で、「ラストスパートをかける原動力になった」、「最後までモチベーションを下げることなく突き抜けることができた」という声がありました。
②合格したときの達成感は100倍
現役大学生に「第一志望校を上げて最も良かったことは何か?」と聞いたところ、全員が口にしたのが合格した際の大きな達成感についてでした。
③触れる問題のレベルが高くなる
志望校を上げるということは触れる問題のレベルが上がるということです。
上のレベルの問題に慣れることで、他の大学の問題が解きやすく感じるメリットがあります。
現在R大学に通う友達は、「第一志望校を上げたことで、良い意味での錯覚が起こるようになった」と言っていました。
事実、質問をした現役大学生の経験談の中で一番多かったメリットは、「常に上のレベルでの学習を続けることで、第一志望校より下の大学の問題が普通に解けるようになってくること」でした。
デメリット
①くじけそうになる瞬間が増える
メリットの方で、「触れる問題のレベルが高くなる」と紹介しましたが、これはデメリットとも言えます。
実際に「第一志望校を上げて、過去問に取り組み始めた頃が一番辛かった」という声もありました。
出題される問題のレベルが上がり、正答率が今までよりも目に見えて下がるため、自信が無くなってきてしまうのです。
ですが、ここでメンタルを保てるかが合格をつかみとるカギになるということも忘れないでください!
②勉強のやり方を変える必要性が出てくることもある
第一志望校のレベルを上げたことで、人によっては今までの勉強方法では太刀打ち出来なくなる場合があります。
勉強の効率UPや語句の習得率を上げるために、試行錯誤しなくてはなりません。
「どうやって勉強したらいいか分からない」と感じたら、塾や学校の先生にすぐ相談しましょう!
志望校を下げる場合
メリット
①確実に合格を勝ち取ることができる
志望校を下げた経験がある現役大学生の中には、「成績が伸び悩んできた時に、高望みして第一志望校に落ちるよりも、『実力が届く範囲内の大学の合格を確実に得る』ことを目標にした」と話してくれた人もいました。
世間一般的には、志望校を下げることに対して良いイメージが持たれにくいですが、合格範囲内の大学を目指すということは、自分の限界を理解しているとも言えます。
②ない
質問に答えてくれた現役大学生に、志望校を下げたメリットを聞いたところ多くの人は「今、考えると1つも無かった」と話します。
下げた直後は、「あの大学は自分には難しすぎる」、「戦略的撤退だよ」、「この大学も良いところだし」と納得していたが、徐々にその気持ちが彼らを苦しめたそうです。
志望校を下げる場合には、後々に選択を後悔しないようにしましょう。
デメリット
①自分を追い込む場面が少なくなる
これが合格範囲内に確実に入る大学に第一志望校を下げた人が強く感じたデメリットでした。
「第一志望校が合格範囲内の為、『現状維持でいける』という気持ちが常にどこかにあった」という声が多く聞かれました。
多くの人は、その甘い考えが影響して勉強にラストスパートをかけられず、成績が落ちてしまった時期もあったそうです。
②勉強の効率が落ちる
これは、第一志望校を下げた経験のある現役大学生の中で多かった声です。
合格が見える大学であったがために、「自分に対して甘えが出てきてしまった」「追い込みができなかった」といった声がありました。
③「もしかしたら違う未来もあったかも……」と入学後に感じる
これは志望校を下げたことで最も後悔したことは何かと聞いた時に挙がった声です。
現在S大学に通う友達は、自分が元々目指していた大学に受かった友達を見て、「あの時諦めなければ……」といった気持ちがどこかにあると話してくれました。
自分で決めたはずの選択なのに後悔してしまうなんてことがないように、受験生の皆さんには、しっかり考えて答えを出してほしいです。
おわりに
この記事を参考に周囲の人の意見も聞きながら、あなたが第一志望校を上げるにしても、下げるにしても後悔しない方を選択してほしいです。