はじめに
目標が定まっていると、何事にも挑戦する気が湧いてきますよね。
でも、志望校が明確に決まっていなくて不安な人もいるのではないでしょうか?
筆者も受験生時代にそのような不安を抱いていた1人でしたが、最終的にはきちんと志望校を決め、「自分に合った進路とは何か」を考えることができました!
そこでこの記事では、筆者が志望校を決定したプロセス、その決定に対して今どう思っているかを紹介します!
目次
【志望校選びのプロセス①】「憧れ」を思い出す
自分が好きなことは何かを考える
志望校を決めるために、まずは自分が好きなことについて考えてみましょう!
昔から好きなことでも良いですし、最近興味があることでも大丈夫ですよ。
筆者の場合は、自分が小さいときから好きなことについて考えてみました。
筆者は小さいときから本を読むことが大好きでした。
本が好きという漠然とした思いをきっかけに、「大好きな本を作っているのはどんな人たちなんだろう?」と考え、出版業界に漠然とした憧れを抱き始めました。
出版業界に関わる仕事には様々な種類がありますが、なかでも言葉について学びを深められる文学部は自分の憧れにぴったりだと思い、大学受験の目標をとりあえず文学部と定めました。
小さいときから好きなことは、一見勉強と関係がないように思えても、興味分野を考えるうえで役に立つものですよ!
やってみたいことを今一度考える
筆者にはやってみたいことがたくさんありました。
文学部を目標にすると決めてからも、理系科目に興味が湧いたり、外国語を極めて海外で仕事をしてみたいと考えたりと、一つに絞りきれませんでした。
志望校選びに困っている人で、似たような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
考えすぎて煮詰まったら、やってみたいことを自由に紙に書き出して整理してみると自分の興味の傾向や一番やりたいことがわかるかもしれませんね。
すぐに専門を決めなくて良かったり、学ぶ分野が広かったりする学部学科を選ぶのも一つの手段です。
【志望校選びのプロセス②】行きたい大学をたくさんピックアップする
どんな大学生活を送りたいかを想像してみる
まずは、どの地方の大学に行きたいかを考えてみましょう。
家から通える範囲の大学に通いたいのか、一人暮らしをして家から離れた大学に通いたいのかなど、考えてみるのも楽しいですよ。
多少アクセスが悪くても、憧れの大学のためなら頑張れるかもしれませんね。
筆者は高校が家からも最寄駅からも遠かったので、大学は近いところが良いなと思っていました。
大学周辺はどのような雰囲気が良いでしょうか。
オープンキャンパスや大学のホームページ等で雰囲気を掴むのも手ですよね。
また、大学周辺を散歩してみるのもおすすめです!
筆者は今通っている大学に入学するまで大学周辺にはお昼ご飯を食べるところがないと思い込んでいたので、もう少し大学周辺を探索してみればよかったなと思っています……。
卒業生にどんな人がいるか調べる
自分がどんな人になりたいかを念頭に、卒業生を調べてみるのもモチベーションにつながるはずです!
自分がなりたい像に近い卒業生がいる学校には、自分の求める学びがあるかもしれませんよね。
筆者の場合
第一志望校:東京大学文科三類
3年生から学部が分かれるので、1〜2年生の間は幅広く興味分野を学べそうだと思いました。
第二志望校:早稲田大学文科構想学部
2年生になるときに、興味関心分野をより深く学ぶためのコースである論系を決められるので、入試の時点で専門分野を決めなくて良いことが魅力でした。
第三志望校:上智大学文学部英文学科
文学部への憧れが大きな理由でした。
上智大学といったら英語だろう、という発想もあったように思います。
受験直前期より前には、第二志望校までしかはっきりとは決まっていなかったというのが正直なところです。
【志望校選びのプロセス③】最終的な志望校を決める
受験期になり、過去問を解いていく中で問題との相性が良い大学や、どうしても問題が解きづらい大学が分かってくるようになりました。
その中で、もう一度志望校を考え直しました。
パンフレットを見て、自分がやりたいことと一致しているか確認する
出願する大学、学部学科を決めるにあたって、大学が学部ごとに発行しているパンフレットを読んでみました。
その時、自分が興味を持っている分野は「文学」ではないと気が付きました。
もちろん文学は素敵な学問ですが、学部のパンフレットを見ていて、私自身は文法や文学の歴史を学びたいのではなく、それらを使って何かをしたい、という気持ちが強いことが分かりました。
そう気付いてから上智大学のパンフレットを見ていて、新聞学科が出版を含むメディアに強い学科であると知りました。
学びたい学問や魅力的なプログラムなどが見つかれば、それを材料に志望校を確定させることもできますね!
試験が自分に合っているかを確認する
国語と英語が得意で理系科目が苦手だった筆者の場合、理系科目が判定基準に含まれるのは不利でした。
得意科目の配点が高く、不得意科目の配点が低ければ、有利に受験を進められますし、学校によっては独自の入試科目を作っているところもあります。
志望校同士で、出題傾向や小論文の有無などの共通点があれば、効率よく受験勉強を進められますよね。
また、TEAPや英検のスコアによる英語試験の免除や加点などの加点条件はあるのか、それに自分は当てはまっているのかを確認しておくと自分が有利に受験できる大学を探すことができます。
共通テストを受験する場合には、その結果を何らかの形で活用できるのかを調べておくのも良いですね。
筆者の場合
志望校に明確な順番を付ける必要はありません。
もちろん自分の中で優先順位を決めておくのも良いですが、第一志望にしておきたい大学を第一志望群とするのもおすすめです!
私の最終的な第一志望群は以下のようになりました。
まずは早稲田大学文化構想学部。
最終的に、受験期の第一志望校でした。
受験科目数が多いことと理系科目の受験があることから、東京大学を諦め、高3時に私大専願を決めたことが要因です。
それから慶應大学文学部。
受験科目に小論文があったため、他の大学の勉強にも利用できました!
そして、現在通っている上智大学文学部新聞学科です。
独自問題がある共通テスト併用型入試で受験しました。
受験の際に小論文を書く課題が出たので、慶應大学文学部のためにしていた小論文の対策が役に立ちました。
TEAPによる加点があったのも魅力の一つです。
おわりに
いかがでしたか?
志望校を決める際には、憧れをもとに決めるのがおすすめですよ!
筆者は憧れをもとに志望校を決めたことで悔いのない選択と結果を手にすることができましたし、他の志望校の勉強も無駄にはなりませんでした。
皆さんも是非参考にしてみて下さいね!