日々古文単語帳365の特長とおすすめの使い方

日々古文単語帳365の特長

【日々古文単語帳365】①受験で必須の365単語がしっかり身に付く

この単語帳は、4月から1日1単語で365単語を覚えられる構成となっていますが、1年間かけて古文単語をじっくり覚えられる余裕のある受験生はあまりいないと思います。

実際には、毎日1ヶ月分くらいを繰り返しながら覚えていくのが理想です。

本書は全4章に分かれています。

それぞれの章の名前は萌芽の季節(卯月・皐月・水無月)、伸長の季節(文月・葉月・長月)、豊熟の季節(神無月・霜月・師走)、結実の季節(睦月・如月・弥生)です。

萌芽の季節では必ず覚えておきたい語、伸長の季節では主語の見極めに重要な敬語と心情や状況の把握に重要な形容詞・形容動詞、豊熟の季節では古文を読み解くために必要な知識、結実の季節では他の人に差をつけるためにおさえておきたい単語をそれぞれ扱っていて、だんだんレベルアップできるのが特長です。

それぞれの月の名前が和風月名で書かれているのも、古文の世界に親しむことができるポイントですよ。

【日々古文単語帳365】②例文や練習問題で文中の意味を答えて記憶を定着

本書はそれぞれの単語に詳しい解説がついているので覚えやすいです。

例えば「わぶ・わびし」という単語には
「形容詞『わびし』は、動詞『わぶ』が形容詞化した語で、物事が思い通りにならず困惑したり苦しんだりする状態を表します」
という解説がついています。

その語の成り立ちとその語が表すニュアンスが解説されているので、単語の理解に繋がりますね。

また、練習問題は実際の入試問題や古文から出題されているので、模試や入試で見覚えのある文章が出た!というラッキーなこともあります。

【日々古文単語帳365】③忘れがちな古典常識語を表紙裏の一覧表でチェックできる

本書では本文だけでなく、表紙裏でも赤シートが使えます。

「わざわざ調べたくはないけど、知らないと本文の意味が分からなくて困ってしまう!」というような古文常識語を覚えることができて、便利です。

模試の前や入試の日の電車でのスキマ時間などで簡単に復習することができます。

古文を読んでいて分からない用語が出てきたら、この表紙裏に戻ってチェックすることをおすすめします。

覚えておくと、古文の文化的な側面の理解に役立ちますよ!

【日々古文単語帳365】④単語のイメージと結びつくかわいいイラストがたくさん

本書では、イラストによって単語を覚えるために必要な視覚的イメージを得ることができます。

例えば、「すまう」という動詞には「抵抗する、辞退する」という意味がありますが、この語には、両手を前に出して首を振り、「抵抗している」ような様子のお相撲さんの絵が描いてあります。

やわらかいイメージのイラストが多いので、親しみを持って古文単語を学ぶことができます。

日々古文単語帳365のおすすめの勉強法・使い方

【日々古文単語帳365】①赤シートを使って何周もしながらニガテな単語を潰す

1周ごとに覚えている単語にマークを付けていき、マークのついていない単語を2周目以降潰していく方法がおすすめです。

1周目は確実に分かっている単語を抽出するために行うので、分からない単語は積極的に飛ばします。

2周目からは、「絶対に間違わない!」という自信があるものにのみマークを付けていきます。

何周目でも、覚えていない単語はきちんと覚えられるように集中しつつも、自信がないのなら飛ばしていきましょう。

何周も繰り返すことで復習にかかる時間が短くなっていくので、最終的には一日何周もできるようになります。

最初は1日に1ヶ月分やるのが精一杯ですが、回を重ねるにつれてこなせる数が増えると良いでしょう。

全ての単語にマークがつけば完璧になったといえますし、後から見返すと自信にもつながります。

受験の時に見返すと、自分を支えてくれるお守りにもできるので、おすすめです!

【日々古文単語帳365】②どこに行くにも持って行って、スキマ時間を有効活用

本書はサイズも厚さも適度なので、電車の中や学校の休み時間、入試の休み時間にトイレに並んでいるとき等にもおすすめです。

私は受験会場に向かう電車の中で、最後の確認をするのに使っていました。

満員電車の中で立っている時でも、片手のみでパラパラと確認できるところも嬉しいですね!

学校の休み時間は、マークしてある単語を友達に出してもらうと、ニガテから目を背けず、ニガテに向き合うきっかけにできます。

1人でいるときは、休み時間に判明したニガテ潰しを徹底しましょう。

【日々古文単語帳365】③余白に足りない単語を書き込んで自分だけの単語帳に

365単語載っているとはいえ、古文の問題演習をしていると、単語帳に載っていない単語と出会うこともあります。

例えば、「おぼえ」という単語があります。

この単語には「評判」や「(上から)愛されること」という意味があります。この単語は古文でよく見かけますが、本書には載っていません。

そういったときは、文章中に出てきた単語を手持ちの辞書などで調べて書き込んでみるのがおすすめです。

この単語帳は、情報量が多いのに余白もたっぷりとってあって見やすいので、たくさん書き込んでもゴチャゴチャとした印象にならず、気持ちよく勉強することができますよ!




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ABOUTこの記事をかいた人

上智大学文学部新聞学科2年生。中高一貫校出身です。学校ではメディアやコミュニケーションについての勉強をしています!最近は課題に趣味にサークルにアルバイトに追われて転びながら前進中です笑