現代文読解力の開発講座の特長とおすすめの使い方・勉強法

現代文読解力の開発講座の特長

【現代文読解力の開発講座】①基礎から上級レベルまで対応

まず、現代文読解力の開発講座は、実際の入試問題から収録されています。

第1問から第9問・補問、合わせて10問の現代文の論説問題があり、センター試験や中堅私大から早稲田や東大など様々なレベルの問題に触れることができます。

そのため、現代文の基礎を固めたい高校生から、難関大レベルの現代文を攻略したい高校生まで幅広く対応しています。

また、選択、記述、など様々な形式の問題が一冊にあり、どんな入試問題にも対応できることが特徴です。

志望校が決まっている人は志望校の形式を意識しながら解くことができ、そうでない人は様々な問題形式を知り、基礎力を向上させることができますよ。

【現代文読解力の開発講座】②1問につき10〜30ページの充実した解説

この参考書の最大の特徴とも言える部分は解説の充実度です。

1問につき10~30pの解説があり、「同値・対立・並列」、「段落間のつながりと意味段落」、「要旨の捉え方」、「要約」、「筆者の言いたいこと」といった観点から論説文の本質に迫る内容です。

この参考書は解説の丁寧さが売りなので、問題の量をこなしたい人よりは1問1問じっくり取り組んで行きたい人向けと言えます。

そのため現代文の語句の学習や演習用に別の参考書との併用がおすすめです。

また、この参考書は読み方の基礎を身に着けることを目的とした教材です。

この参考書の解説をマスターすれば、小手先のテクニックではなく普遍的な読解力が身につき、現代文をフィーリングで解いてしまう状態から脱却できるでしょう。

この参考書は語り口調で書かれており解説に固さがないので、堅苦しい参考書が苦手な人や現代文が苦手な人にも読みやすくなっていますよ。

【現代文読解力の開発講座】③論理的に捉える力を身につけられる要約問題

この参考書には各設問に100字の要約問題が含まれるので、要約や要旨の練習にも最適です。

要旨を構成する要素は以下の3点です。

① 本文の全体像としてのテーマ
② 筆者が最も強調している結論
③ 結論を裏づけ支えている根拠

問題文で筆者が言いたいことを分かっていなくても問題に答えるだけなら正解できることもありますが、要約問題は本文を正しく理解できていないとうまくまとめることができません。
  
要旨問題の解説では上記のテーマ、結論、根拠の3つに注目しており、段落ごとの概要を把握したり、接続詞から筆者が主張したい本文の要となる部分を見抜くポイントを学んだりできます。

要約問題を解いて自分の解答と解説を見比べることで、問題文を正しく理解できているか確認できるとともに、論理的に文章を読み筆者の言いたいことを捉える力が身につけられますよ。
 

(参考書名)のおすすめの勉強法・使い方

【現代文読解力の開発講座】①まずは自力で解いてみる

まず初めは分からなくても一通り自力で問題を解いてみましょう。自分の分からない部分など現状の問題点が浮き彫りになります。

問題を解く際は、何度も繰り返し解けるようにコピーして解きましょう。

コピーしたプリントに書き込みながら解くことで、解き直しをする時に自分が文章のどこを重要だとみなしたのかを確認できます。

また、時間を計って解くこともおすすめです。次回以降解くときに前回かかった時間を参考に目標タイムを設定できます。

目安としては、1回目は大体20分〜25分で解き、2回目は5分短縮して約15分〜20分で解くなどするとよいでしょう。

【現代文読解力の開発講座】②解説をじっくり読み、解き方が身に着くまで何周もする

解き終わったら、丸付けをし、時間をかけてレクチャーの解説を読み込みましょう。

ただ答えが合っていたか否かを確認するだけでなく、解説と自分の読解方法のずれを認識することが重要です。

各設問には、pointや雑音(ノイズ)というコラムがあります。

しっかり読むことで読解の手助けとなるので、必ず確認するのをおすすめします。

そして、この参考書は1周だけではなく、最低3周はして下さい。覚えてしまうまで何度も繰り返し取り組むことで、この参考書の読解方法を自分のものにすることができます。

繰り返し解いていくうちに問題の答えを覚えてしまっても大丈夫です。ただし丸暗記ではなく正解、不正解の根拠を言えるようにしましょう。

【現代文読解力の開発講座】③何回か問題を解いた後に要約問題に取り組む

要約問題は3周ほど解いて、本文を把握しある程度解説が頭に入ってから取り組むのがおすすめです。

1周目からいきなり要約問題を解くのは負担が大きいので、現代文がかなり得意な人以外にはあまりおすすめしません。

また、要約問題は文章全体の構成を意識しながら解くことがポイントです。

その際、設問と同様に模範解答と自分の解答のずれや各段落の重要な箇所を確認し、なぜそれが重要なのかも意識することで文章を深く理解することができます。

自分が受ける大学の入試問題に要約問題がある人はもちろん、ない人も文章の全体構成を読み解く練習になり、普通の設問への解答力も上がります。

私も要約問題がない大学を受験しましたが、この参考書に取り組んで普通の設問への解答力が上がりましたよ。




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合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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