はじめに
皆さん、文理選択は完了しましたか?この記事を読む方の中には悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では誰もが直面する文理選択について問題形式でご紹介しています。
既に決めている方も参考になると思います。
目次
問題 次の対話文を読んで、その後の人生に後悔がないように文理を選択せよ。
とある教室。
文理選択の時期になり、文系に進学することにしたAさんと、理系への進学を決めたBくん。
その2人の会話を読んで、後悔のない文理選択を行いなさい。
Aさん「文系か理系どっちにするか決めた?」
B君「うん。俺は理系に進むことにしたよ。Aさんは?」
Aさん「私は文系にした。 いろんなことを学んでみたいし。ところでBは、なんで理系なの?」
B君「俺は、生物学に興味があるんだ。 大学院に進学して、生物学を研究したいと思って。」
Aさん「ふーん。でも数Ⅲとかあるし勉強大変じゃない?大学入ってからも理系は忙しいって聞くし。その点、文系は入学後も 比較的自由な時間が多いから、私はその時間を使って語学の勉強だとかバイトだとか自分の好きなことをしようと思ってるの。」
B君「うーん、でも バイトするにしても理系のほうが有利なことがあるらしいよ。最近は家庭教師も塾講師も理系のほうが需要あるんだって。」
Aさん「それは初めて聞いたわ。」
B君「それに 理系の方が就職に強いって言われているんだよ。」
Aさん「確かに、理系の力が今の社会に大きな期待を寄せられているものね。でも理系は文系と比べて女子の数が圧倒的に少ないらしいわよ(笑)大丈夫?」
B君「いいんだよ! 俺は学問に生きるから!」
Aさん「ふふ。」
B君「けど、やっぱり理系の方がいいって。だって 理系から 文転はできるけど、文系から理転しにくいじゃん。」
Aさん「んー、でも私、理転する気はないし。理系だと機械とかとばっかり向き合ってるような気がして。」
B君「今の社会、その機械や技術が人間を支えているんだ。そういう形で社会を支えられる仕事って素敵だと俺は思うけどなあ。それに、理系が機械とばっかり向き合っているっていうのは大きな誤解だよ!」
Aさん「そうなんだ。文系、理系だからといって社会に貢献しなければいけない形が決められている訳ではないから、結局好きな分野に行くのが正解だね。」
※ 文転 … 理系から、文系に転学すること。
理転 … 文系から、理系に転学すること。
ブンケイノイイトコロ
① 幅広い分野を学べる
細かい専門を学ぶ、理系に比べて文系の学部では、比較的幅広い分野を扱います。
そのため、理系に比べて将来の職業選択の幅も広いです。
③ 自分の時間を確保できる
理系は実験などの実習時間が必修ですが文系では一般的にありません。
空いた時間を自分の好きなことに時間を使えます!
⑥ 上位職は文系が独占!?
企業においては文系が上位職を任せられていることが多いです。
しかし、それは今までの時代の話。
これからの話は文理関係なく経営職に就くだろうと言われています。
⑧ 社会貢献
文系の実学(法学、経済学など)は社会そのものを生み出し、維持しています。
理系の技術を世の中に活かすことも文系のお仕事です。
そのため、確かな実感を持って社会に貢献できます。
リケイノイイトコロ
② 大学院進学が一般的
理系大学生の多くは、大学卒業後、大学院に進学します。
自分が興味のある専攻分野の研究をさらに深めることができます。
④ 教育系バイトで有利
実は、家庭教師・塾講師などの教育系のバイトにおいては、理系科目が苦手な高校生が多いため理系教師の需要はとても高いです!
⑤ 就職率は高い!?
理系は、細かい自分の専門分野を活かして適材適所の職業につける可能性が大きいです。
その結果、近年では文系と比べて就職率が高くなっています。
⑦ 文転が可能
一般的に理系からなら文系に転向することが可能です。
もちろん尋常ではない覚悟と努力が必要!
おわりに
いかがでしたか。
思わぬイイトコロがあったのではないでしょうか。
文理選択は今後の人生に影響することなので、今この瞬間の科目の好き嫌いだけで選んで後悔することのないようにしましょうね。