【慶應FIT入試合格者が教える】総合型選抜の受験生におすすめな夏休みの過ごし方

はじめに

高校生のみなさんの中には、総合型選抜(旧:AO入試)や学校推薦型選抜(旧:公募制、指定校制)で大学を受験しようと考えている人も多いのではないでしょうか?

それらの入試方式で受験する受験生にとって、夏休みは出願を間近に控えた直前期のとても大切な時期です。

そんな夏休みの有意義かつ効率的な過ごし方を慶應義塾大学法学部にFIT入試(総合型選抜)で合格した筆者が紹介します。

総合型選抜(AO入試)の対策のために夏休みに必ずするべきこと3選

【夏休みの総合型選抜(旧AO入試)対策①】本や新聞を読む

いつもより時間に余裕がある夏休みは本や新聞をたくさん読みましょう! 本は新しい視点を与えてくれると同時に、教養を身につけることもできます。

本はその大学に入って学びたい分野に関するものでもいいし、新しい分野のことでも良いと思います。

筆者は高3の夏休みに移民の人権問題についての本を読んでいました。人権問題全般について知ることで考えの幅が広がり、面接や小論文でも活かすことができました。

新聞を読むと時事問題に強くなりますし、学びたいことや興味のある分野に関する記事から新しい視点を取り入れることもできます。

筆者は総合型選抜の対策をきっかけに新聞を読む習慣がつき、大学生になった今でも情報を仕入れる方法として新聞を読んでいるので、高校生のうちからその習慣をつけるのはとても良いことだと思います!

また、就職活動総合型選抜は似ているところがあるので、新聞に載っている就職活動に関する記事などは参考になります! 特に自己分析の方法や自己PRの書き方などを参考に志望理由書などを書いていました。

新聞を読むメリットと具体的な読み方についてはこちらの記事から

【高校生に伝えたい】新聞のメリットと読み方を徹底解説!

2021.02.12

【夏休みの総合型選抜(AO入試)対策②】志望理由書や学習計画書を練り直す

時間が沢山あるので、今まで書いてきた志望理由書学習計画書の練り直しをしてみましょう!

志望理由書や学習計画書は、自分一人で書いていると考えが偏ってしまいがちです。

保護者や学校の先生、友だちなど様々な人に読んでもらってフィードバックをもらい、反映させることが有効です。

書き直す作業を繰り返すことで、より客観的な視点を取り入れた志望理由書や学習計画書にすることができますよ。

また、本や新聞を読んで得た知識をもとに、間違った考えや根拠のないことを書いていないか確認するのも大切です。

筆者は、志望する大学に入学した高校の先輩に書類を見てもらい、実際に通っているからこそわかる視点を教えてもらっていました。

夏休みに様々な人に添削してもらったり、改めて情報を調査し直してみたことで、出願直前まで志望理由書の内容をより良いものにすることができました。

【夏休みの総合型選抜(AO入試)対策③】文章をたくさん書く

総合型選抜は他の選抜方法に比べて文章を書く機会が多いです。比較的時間のある夏休みに文章力を向上させましょう!

小論文の問題集を使ったり、自分でテーマを設定したりして文章を書く機会を増やしましょう。書いたものを学校の先生に添削してもらうのも効果的ですよ。

文字数は志望大学の課す問題に合わせて、400字程度の短いものから1000字以上の長いものまで、対策しておくことがおすすめです。

慶應義塾大学の場合は一般選抜においても小論文試験があるので、一般選抜の小論文の過去問を教材として使うことができます。

他にも小論文試験の傾向が似ている大学もあるので、他の大学の小論文の問題も確認してみましょう!

慶應生が教える小論文の書き方はこちらの記事からチェック!

【慶應生が教える!】小論文で受かるための勉強法

2022.07.27

総合型選抜(AO入試)の対策のために夏休みにした方がよいこと3選

【夏休みの総合型選抜(AO入試)対策④】志望する大学に足を運んでみる

夏休みは時間があるので志望する大学に実際に足を運んでみましょう!その大学全体の雰囲気や学生の様子を知ることで、モチベーションアップに繋がるかもしれません。

また、実際に大学を訪れた経験は面接対策になることもあります。

例えば、面接では「この大学に入ったら学業以外にどんなことに取り組みたい?」ということを聞かれることもあります。

パンフレットやホームページに載っている情報から答えるよりも、実際に足を運んで感じたことや自分なりに感じたことを伝えた方が熱意が伝わりますよ。

実際に行くことが困難な場合は、学校紹介パンフレットや大学のホームページ、SNSなどをじっくり見て大学のことを知り尽くしましょう!

【夏休みの総合型選抜(AO入試)対策⑤】人と議論する機会をつくる

普段は1人で提出書類の準備をしたり小論文の対策をすることが多いかもしれませんが、夏休みの息抜きも兼ねて意見交換の場をつくってみましょう。

近年は総合型選抜でグループディスカッションを課す大学が増えています。友だちや先生と意見を交換する機会を作って、時事的な問題や小論文の題材になるようなテーマについて議論することは、グループディスカッションの対策になります。

筆者は新聞で一面を飾るような話題になっている事柄からグループディスカッションのテーマを選び、「日本の難民受け入れ体制についてどう考えるか」や「同性婚についてどう考えるか」などについて議論していました!

様々な人と意見交換をすることで、小論文を書く際も広い視野をもった文章を書くことができるでしょう。

【夏休みの総合型選抜(AO入試)対策⑥】一般選抜に向けた受験勉強をしておく

総合型選抜(AO入試)対策ではありませんが、もし志望する大学に落ちてしまった場合のことも考えておくことは大切です。

もし、総合型選抜で志望する大学に落ちてしまい、一般選抜で再挑戦する時のためにも、最低限の勉強をしておき、周りの受験生と大きな差がつかないようにしておくことをおすすめします。

総合型選抜の合格発表は10月〜12月頃にされることが多く、合否がわかってから共通テストまで3〜4か月しかないため、夏休みのうちから準備しておく必要があります。

午前は一般選抜に向けた勉強、午後は総合型選抜に向けた対策、といったように1日の中で時間を区切って使うと、一般選抜の勉強が総合型選抜の対策の息抜きになり両立しやすいです!

筆者は高校3年生の夏休みに慶應義塾大学法学部の一般選抜対策と共通テスト対策をしていました。英語は大学に入ってからも使うのでしっかり勉強しておいてよかったと感じますし、共通テスト対策で地理の勉強をしていた時の知識がFIT入試の小論文を解く上で役立ちました!

おわりに

いかがだったでしょうか?

総合型選抜に正解はありません。悔いのないようとことん自分と向き合って、己の力を信じて頑張ってください!

この記事を読んでくれた皆さんが有意義な夏休みを過ごせることを願っています!




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合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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