はじめに
絶対に成功する参考書の㊙選び方をお読みいただけましたか?
参考書選びの時点で間違っていたら、いくら使い方が正しくても高い効果は期待できません。
この記事を読んで自分になった参考書を選んでくださいね。
同じ参考書を使っているのに、成績では何故か差をつけられてしまった。
こんな経験、ありませんか?
そして、差がついてしまった原因を「頭が悪いから」だなんて思い込んでしまっていませんか?
違います!
それは参考書の使い方をよく知らないからなのです。
賢く参考書を使って、ライバルと差をつけましょう!
参考書の使い方
良い参考書を選べたからといって安心してはいけません。大切なのはこれからです。
それを自分にとって最適な参考書にするかしないかは、使い方次第なのです。
賢く使えばどんな参考書でも自分を成長させてくれるでしょう。
それでは、参考書の使い方の極意をお教えします。
1冊の参考書を何周も取り組む
まずは「1冊の参考書を何周もする」ことです。
そして、「同じ問題に取り組む」ことです。
同じ問題を何度も解くなんて意味がないのでは、と思う方も多いでしょう。
しかしこれが本当に大切なことなのです。
一周目の際に出来ない問題を、二周目、三周目と何度も繰り返し、確実に出来るようにすること。
これが学ぶ姿勢の基本です。
一周だけしか目を通さないのは、参考書を使う意味が無いと思ってください。
何故なら、一周目の際に解けてしまう問題は、自分よりもレベルの低い問題だからです。
このような問題が自分を成長させてくれることはありません。
自分よりもレベルの高い問題こそが、自分を成長させてくれるのです。
だから、まず一周目で「自分はどのレベルの問題が解けて、どのレベルの問題が解けないか」を確認しましょう。
そう、一周目は確認にすぎないのです。
二周目からが自分のレベルアップです。
二周目で、一周目の時に解けなかった問題が解けたら、それはあなたが確実に成長したという証です。
ここで初めて成長したといえるのです。
二周やっても解けない問題もあるでしょう。
ですがこのような問題があった場合、あなたは最高にラッキーです。
もっとあなたを成長させてくれる問題と出会えたということです。
その問題を解けるようになれば、あなたはもっとレベルアップすることが出来るのです。
参考書を攻略するために、近道はありません。
地道に、何度も解き直すことが結果的に一番効率の良い学習だといえるでしょう。
何周もすれば、その参考書もボロボロになっていることでしょう。
表紙は、セロテープで破れた箇所を修復しているかもしれません。
しかし、このボロボロの参考書こそが、本番のあなたに自信を与えてくれるのです。
間違えた問題は「生もの」と同じ
答え合わせをすることで、出来た問題と出来なかった問題が浮き彫りになります。
この時、出来なかったところは必ずすぐに解説を見ましょう。
こうすることで、何を間違えたのか、すぐに確認することが出来るからです。
間違えてから解説を確認するのが早ければ早いほど、何を間違えたのか頭に吸収させることが出来ます。
逆に、間違えた問題をそのまま放置しておくと、その問題は腐ってしまいます。
似た問題が出た時に、あなたはまた同じミスをしてしまうでしょう。
これは時間の大幅なロスであるだけでなく、「一度やった問題なのに間違えた」という自信の喪失につながります。
間違えた問題はしっかりと解説を読み、間違えた箇所を確認しましょう。
復習は「半分忘れた頃」に
間違えた問題の解説を読むことは大きな効果がありますが、それだけでは完璧ではありません。
実際に自分で解け、初めて「出来るようになった」といえます。
出来るようになったか自分で解いてみること、これが復習です。
実は、復習には効果を最大限に引き出すタイミングがあります。
いつでも復習すればいいという訳でもないのです。
解説を確認した直後に復習すると、解説の内容を覚えているので、誰でも解けてしまいます。
実際に解けるようになったのかどうかは、これでは分かりません。
もっとも最適な復習のタイミングは、〝半分忘れた頃〟です。
半分忘れているので、恐らく解き直している最中に詰まる部分があります。
ここで試行錯誤すること。ここが一番力のつく部分です。
粘って解ききることが出来たら、その問題はもう大丈夫です。
もう間違えることはないでしょう。
逆に、解けなかったらまた解説を見ましょう。
試行錯誤した分だけ「なるほど」と思うはずです。
これを繰り返せば、その問題も解けるようになります。
完全に忘れてしまうと、その問題はもはや初見の問題と同じです。
効果は少ないでしょう。
タイミングは実に難しいですが、半分忘れた頃に復習することが最も効果があることは覚えておいて下さい。
色分けチェックのススメ
間違えた箇所にはチェックを入れましょう。
これはもちろん、どの問題を復習するべきなのかを一目瞭然にするためです。
しかしチェックにも、効率よく復習するためのコツがあります。
それが色分けです。
一周目に間違えた問題は、シャープペンシルでチェックしておきます。
復習するのは、チェックのついた部分だけをやればよいので分かりやすいです。
復習の際、つまり二周目に間違えた問題は、今度は青ペンでチェックを入れます。
これは三周目の復習に備えるためです。
三周目でも解けなかった問題は、赤ペンや蛍光ペンなど、とにかく目に付く色でチェックです。
定期試験や模試の前は、赤ペンでチェックのついた問題だけ見ればいいので、とても効率的です。
逆に言うと、赤ペンでチェックを入れた問題以外は、ほぼ全てが解けるということですから、これは大きな自信に繋がります。
実際にたくさんのチェックがついた問題集を見返してみると、自分が頑張った形跡を見ることが出来るので、とてもやる気が出ますよ。
おわりに
参考書の選び方・使い方、いかがでしたでしょうか。
自分にピッタリの参考書を何度も、何度も繰り返し解く。
出来るようになるまで復習する。
参考書の使い方は、これに尽きます。
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参考書選びのヒントになると思います!
以上の内容を実践していただければ、あなたの成果が必ず上がると断言します。
ボロボロになった参考書と一緒に長い受験生活を戦い抜いて下さい!