【一覧表付き】英単語の意味を推測できるようになる!接頭辞を徹底解説

はじめに

難関大学の入試問題には、単語帳に載っていない単語も多々出てきます。

でも、「分からないからしょうがない」と諦めないでください!

この記事で紹介する接頭辞を覚えるだけで、知らない英単語でも意味を推測できるようになりますよ。

また、英単語をやみくもに暗記するよりも接頭辞を覚える方が効率的に語彙力をアップできますので、是非参考にしてください!

最後のミニクイズ接頭辞一覧の表も皆さんの学習に役立ててみてくださいね。

二つの意味をもつ接頭辞

まずは、二つの意味をもつ接頭辞を3つ紹介します!

re-

意味①「再び」
例)recycle → re「再び」+cycle「回る、循環する」→~を再利用する

意味②「反対」
例)reject →re「反対」+ject「投げる」→拒絶する

de-

意味①「否定、下降、分離」(マイナスのイメージ)
例)depress →de「下に」+press「押す」→~を憂うつにさせる

意味②「強意(完全に)」(プラスのイメージ)
例)delight→de「強意」+light「誘惑する」→~を喜ばせる

in-

意味①動詞につく場合「中へ、向かって」
例)insert→in「中に」+sert「つなげる」→~を挿入する

意味②形容詞・名詞につく場合「否定」
例)inconvenient→in「否定」+convenient「便利な」→不便な

形が変わる接頭辞

形が変わる接頭辞には気づきにくいため、変化をしっかりと覚えましょう!

ad-

意味は「単なる強調」です。

dの部分が後に続く単語の最初の文字と同じになることがあります。

例)adjust→~を調節する(ad+just)、allocate→~を割り当てる(ad+locare※ラテン語)、assure→保障する(ad+sure)、attract→~を魅了する、~を引き寄せる(ad+tract)

sub-

意味は「下の、副の、後の」です。

後ろにくる単語によって、suc-, suf-, sug-, sup-, sum-, sur-, sus などに変化します。

例)subway→地下鉄、succeed→成功する、suffer→苦しむ、suggest→~を提案する、
support→~を支持する、suspect→~を疑う

com-

意味は「共に」「まったく」という二つの意味があります。

l の前ではcol-、r の前ではcor-、 b,p,m の前ではcom-、その他のつづりの前ではcon-, co-となりますよ。

例)combine→~を組み合わせる、complete→~を完成させる、coauthor→共著者,
collide→衝突する、confuse→混同する、correspond→一致する

反対を表す接頭辞

反対の意味を表す接頭辞は多いですが、これらを覚えると単語のイメージがとても分かりやすくなります!

入試問題でもよく見かけるものが多いですよ。

un- 「反対」

例)uncover→un「反対」+cover「覆う」→~を明らかにする

dis- 「否定」

例)disagree→dis「否定」+agree「賛成する」→意見が合わない

non- 「否定」

例)nonprofit→non「否定」+profit「利益」→非営利組織

anti- 「反対」

例)antibiotic→anti「反対」+bio「生物」→抗生物質

contra- 「反対」

例)contradict→contra「反対」+dict「言う」→~と矛盾する

counter- 「反対」

例)counterpart→counter「反対」+part「部分」→~に相当する

ex-、e-、ef- 「外へ」

例)exclude→ex「外へ」+clude「閉じる」→~を除外する

ob-、op- 「反対、向かって」

例)object→ob「反対」+ject「投げる」→反対する
oppress→op「反対」+press「押しつける」→~を圧迫する

前後を表す接頭辞

前と後ろを間違えて覚えないように注意しましょう!

pre- 「前に」

例)predict→pre「前に」+dict「言う」→~を予言する

pro- 「前に」

例)proceed→pro「前に」+ceed「行く」→進む

fore- 「前の、先の」

例)foresee→fore「前に」+see「見る」→~を予知する

ante- 「前へ」

例)anteroom→ante「前の」+room「部屋」→待合室

post- 「後の」

例)postwar→post「後の」+war「戦争」→戦後の

retro- 「後方へ」

例)retrospect→retro「後方へ」+spect「見る」→回顧

英単語帳の使い方についてはこちらの記事をチェック!

これで、英単語は完璧?ー最強の単語帳の使い方!

2015.11.11

プラスのイメージをもつ接頭辞

これらの接頭辞をみたら、プラスのイメージだと意識すると分からない単語でも大きく意味を取り間違えることはなくなります!

bene- 「良い」

例)benefit→bene「良い」+fit (facere)「する」→利益

out- 「外へ、より優れて」

例)outlive→out「より」+live「生きる」→より長く生きる

super- 「上、超」

例)supervise→super「上」+vise「見る」→~を監督する

ultra- 「超、限界の」

例)ultralight→ultra「超」+light「軽い」→超軽量の

マイナスのイメージをもつ接頭辞

これらの接頭辞を見たら、マイナスのイメージかもと意識してみましょう!

mis- 「誤った、悪い」

例)mislead→mis「誤って」+lead「導く」→~を誤解させる

mal-、male- 「悪、不完全」

例)maladjustment→mal「不完全」+adjustment「適応」→不適応

hypo- 「下位の、不完全な」

例)hypothesis→hypo「下に」+thesis「置く」→仮説

under- 「下の、劣った」

例)underestimate→under「下の」+estimate「評価する」→過小評価する

vice- 「副、代理」

例)vice-president→vice「副」+president「大統領」→副大統領

英単語の暗記が嫌いな人向けの勉強法はこちらの記事で解説しています!

暗記が嫌いな人におすすめの英単語勉強法〜暗記するな。理解しろ!〜

2021.01.29

その他の接頭辞

最後に、その他の接頭辞をまとめて紹介します。

uni- 「単一の」

例)unicycle→uni「単一の」+cycle「車輪」→一輪車

mono- 「単一の」

例)monopoly→mono「単一の」+poly (polein)「売る」→独占

auto- 「自身の」

例)autonomy→auto「自分」+nomy「管理」→自律

geo- 「土地の、地球の」

例)geology→geo「地」+logy「学」→地質学

trans- 「別の状態へ」

例)transform→trans「別の状態へ」+form「形」→変える

ab- 「離れて」

例)abnormal→ab「離れて」+normal「普通の」→異常な

se- 「離して」

例)separate→se「離して」+parate「置く」→~を分ける

extra- 「範囲外の」

例)extraordinary→extra「範囲外の」+ordinary「普通の」→並外れた

inter- 「相互の、中間の」

例)interact→inter「相互に」+act「作用する」→交流する

intro- 「中へ」

例)introduce→intro「中へ」+duce「導く」→~を紹介する

per- 「完全に」

例)perceive→per「完全に」+ceive「取る」→~を知覚する

equi- 「等しい」

例)equivalent→equi「等しい」+valent (value)「価値」→同等のもの

英語長文で分からない単語が出てきた時の対処法はこちらの記事でも解説しています!

英語の長文を読んでいて、わからない単語が出てきた時の対処法

2021.02.19

おわりに

いかがでしたか?

最後にミニクイズを出題します!

問題:①predict の意味は? ヒント pre+dict「言う」

問題:②underestimateの意味は? ヒント under+estimate「評価する」

答えはこの記事の中にあるので、分からなかった方はぜひ探して復習してみてください!

一覧表もコピーして学習に役立ててくださいね。

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