はじめに
目次
共通テストで得点を安定させるためには戦略やそのための演習・学習が必要です。
この記事の内容を実践して共通テスト英語の得点を安定させましょう!
英語リーディング
リーディングを解くときのコツ①解き方の型を作る
英語リーディングを解くときのコツ
1つ目は「解き方の型を作る」ということです。
解き方の型とは、大問1から解き始めるのか、長文読解である大問5、6から解き始めるのかという戦略のことです。
一般的には、後半の大問ほど難易度が高いと考えられているため、最初から解くのが無難とされています。
しかし、得意不得意を見極めて解く順番を自分なりに変更するのも一つの戦略として重要です。
前半の問題はポスターなどから情報を素早く見つけて、選択肢を導き出すような情報処理が求められる問題が多くなっています。
素早い情報処理が苦手であったり、試験開始後はどうしても焦ってしまって情報を見落としがちになってしまう方は長文読解である大問5や6から解き始めたほうが得点が安定するかもしれません。
長文読解を読んでから解くことで、落ち着いて前半の問題に取り掛かれるはずです。
大事なのは自分が最も得点しやすい順番で解く型を見つけ、定着させることです。
リーディングを解くコツ②
リーディング問題を解く際の2つ目のコツは「大問ごとに解き方を決める」ということです。
リーディングでは設問文を先に読んでから与えられた問題文を読むのが基本です。
その際、選択肢まで読むべきかどうかが大問によって異なります。
先に設問文の選択肢まで読むメリットは、与えられた問題文に選択肢と一致する点があればすぐ正解に気付くことができるということです。
一方で、選択肢まで読むデメリットもあります。
選択肢の情報量が多すぎると内容を忘れて、結局もう一度選択肢を読み直すという二度手間になってしまう可能性があるということです。
選択肢の情報量が多い傾向にある大問5や6では選択肢まで読まないなど、大問ごとの対策が必要です。
これも個人の情報処理の能力に依りますので、自分なりにいろいろ試してみてください。
リーディングを解くコツ③
リーディングを解くコツの3つ目は「ある程度大問ごとの時間配分を決めておく」ということです。
まったく触れることが出来なかった問題がある状態で試験を終えてしまうのは非常にもったいないです。
特に避けたいのは、いくつか分からない問題で立ち止まっていたら、いつの間にか時間がなくなってしまっていた場合です。
このような課題を解決するためにある程度、大問ごとにかけられる時間配分を決めておくことが重要です。
例えば、私自身は試験開始後40分を過ぎたら大問5に入ると決めて解いていました。
大問5・6は長い文章を読んで解かなければならないので、余裕を持って解きたいという意図で最低40分かけられるようにしていました。
逆に40分じっくり読むことが出来れば、長い文章とはいっても基礎的な文章なため、満点近くとることは難しくありません。
そのため前半の問題が時間通りに解けなかった場合は、潔く飛ばしていました。
大問4の残り1問より、大問5以降の何十点のほうが大事だからです。
それに、私が分からなかった問題は周りにとっても難しいはずなので、差がつきづらく、間違えたとしてもそんなに影響はないと考えていました。
分からない問題があると不安になってしまう気持ちは分かりますが、まったく触れることが出来ない問題があるよりはましです。
思い切って飛ばしてしまいましょう。
リーディングを解くコツ④
最後に紹介するのは「目的をもって読む」です。
ただただ文章の内容がわかればいいや、という考えでなんとなく長文を読んでいないでしょうか?
共通テストの英語リーディングは非常に時間が短いわりに単語数が多い試験です。
そのため、長文を読み返すという事態をできる限り避けなければなりません。
読み返しを防ぐ手段として、「目的をもって読む」ことが挙げられます。
文章全体をなんとなく読むのではなく、段落ごとの役割を考えながら読みましょう。
段落ごとに役割を意識することで、文章の展開が分かり、文章全体の意味がより理解しやすくなります。
結果的に内容一致問題で迷うことが減り、正答率が上がるはずです。
また、段落内での一文の役割も意識しておきたいところです。
段落の最初の文や、最後の文は抽象的で段落のメインメッセージとなっていることが多いです。
一方で2文目以降では1文目で紹介した抽象的な概念の言い換えや、具体例となっていることが多いです。
このようにして段落内での1文の役割を意識することで、強弱をつけながら読むことが出来るようになります。
メインメッセージは丁寧に読み、具体例や言い換えは理解できる程度に軽く読むのがいいでしょう。
時間内で読み切ることが出来る人のためのおまけ
すでに時間内に読み切ることができるよ!という人に向けて少しおまけな情報を紹介します。
とてつもない分量を時間内で解ききるだけでもすごいです。
そんな方にはもっと早く読み切ることを意識してほしいと思います。
どうしてもケアレスミスをするときはあるため、見直しの時間が増えるに越したことはありません。
勘違いしていた部分やマークミスでの失点を防ぐことが出来ます。
早い人はすべてを40分程度で読み切ることが可能です。
40分を目標にしろというわけではないですが、正解率が下がらない程度でより早く解けないか模索してみてください。
得点アップに役立つ勉強法
長文問題集の音源と使ってシャドーイング
共通テスト英語の得点アップのためには、素早く英文を読めることが重要になってきます。
そこで長文問題集の音源を使用してシャドーイングすることをお勧めします。
自分が今使っている長文問題集の音源を利用して、日本語訳せずとも意味が捉えられるようになるまで繰り返しシャドーイングを行います。
目安として、1つの長文につき30回程度シャドーイングしたいところです。
いちいち日本語に訳さずそのまま理解する訓練を行うことが速読につながります。
また、同時にリスニングの対策にもなるのがシャドーイングのいいところです。
リスニングは長文よりは理解しやすい単語、短さであるため、長文を聞くことに慣れてくるとリスニングで得点しやすくなります。
おわりに
共通テストの英語リーディングは、時間との勝負な部分が大きいため、いかに素早く情報処理ができるかが大事になってきます。
自分に合った解き方を見つけ、安定した英語力を身に付け、乗り切っていきましょう!