はじめに
今回は、関係副詞whereについて解説します。
目次
関係副詞whereとは
次の例文を見てみましょう。
私は昨日、その公園で彼に会いました。ここがその公園です。
この二つの文章は、関係副詞「where」を用いて、次のように書き換えることが出来ます。
ここは、私が昨日彼に会った公園です。
ここでは、the park が先行詞として働き、where I met him yesterday の節が the park を修飾してます。
関係副詞whereは「場所」「場合」を表す先行詞に対して使います。
「場所」を表す先行詞
良く使われるのは place ですが、他にも house や park 、town など様々です。
「場合」を表す先行詞:case
場合を表す先行詞は、case、situation以外ほとんど使われないので、個別に覚えてしまいましょう。
その規則が当てはまらないケースがいくつかあります。
関係副詞と関係代名詞の見分け方
ここで問題です。次の文章の空欄に当てはまる単語( 1語 )は何でしょう。
ここは、私の一番好きな場所です。
先行詞は the placeです。「先行詞が場所だから、答えは where 」と早とちりした人はいませんか。正解は関係代名詞whichです。
ここでは関係代名詞と関係副詞の違いを確認しましょう。
whereの後には完全文が来る
関係代名詞whichと関係副詞whereを使った二つの文章を見比べてみましょう。
関係代名詞whichと関係副詞whereの後に注目です。
1の「I like the best」は目的語の欠けた不完全文ですが、2の「I met him」は主語・動詞・目的語の揃った完全文です。
一般に、関係詞の後に
完全分が来るとき→関係副詞
となります。
関係副詞whereの言い換え
関係副詞whereは、関係代名詞を用いて言い換えることが出来ます。
前置詞+which
ここは、先週私が夕食を食べたレストランです。
ここでは、restaurant が先行詞として働き、in which 以降の文が restaurantを修飾しています。
that
関係副詞whereの代わりに that を使うこともできます。
彼が泊まったホテルがここから見える。
先行詞の省略
関係副詞を使った文章では、先行詞が省略されることもあります。
私の家は彼が住んでいるところからとても遠い。
ここでは、from と where の間にある先行詞 the place が省略されています。
関係副詞whereの継続用法
カンマ+関係副詞where
先行詞の後に、「,+関係副詞の文」を続けることで補足説明を加えることが出来ます。
私は本屋に行って、そこで何冊か本を買った。
おわりに
関係副詞whereは、関係副詞の中で最もよく使われる言葉です。
英作文でも使用する頻度が多いので、使い方をしっかり押さえておきましょう。