【あなたは大丈夫!?】大学受験の歴史科目で成果がでなかった勉強法6選

はじめに

皆さんはどのように歴史科目の勉強をしていますか?

筆者は受験で世界史を勉強していましたが、「この勉強法は成果がでなかったな……」と後悔している勉強法がいくつかあります。

今回は、インプット・問題演習・入試の過去問を実際に解き始めた段階それぞれに分けて、成果が得られなかった勉強法を説明します!

是非反面教師にしてください!

【インプット・問題演習の段階】歴史科目で成果がでなかった勉強法

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(インプット編①)】作業化した一問一答

一問一答の作業化とは、内容を頭で理解しようとせず、ただひたすらに一問一答の答えを覚えて、そのページを終わらせようとしている状態のことを指します。

筆者は、クラスの皆が一問一答を使って勉強していたため、高校3年生の夏休みに一問一答を2周しました。

しかし、結局作業化してしまったため、半分も覚えられませんでした……。

一問一答は、いつまでに・どこを・何周するのか決めてから取り組む方が効果的です!

一問一答は1ページを進めるのに意外と時間がかかるので、ゆとりを持った計画をたて、隙間時間を活用しましょう!

そもそも一問一答は単調な勉強が苦手な人には向きません。

筆者は自分の勉強スタイルに合わないと思い一問一答をやめました。

この参考書を使わなければいけないという決まりはないため、自分に合う参考書を使うことを心がけましょう。

一問一答が苦手な人には、時代の流れを覚えていく過程で一緒に用語を覚えていく勉強法がおすすめですよ。

歴史の苦手克服方法はこちらの記事で詳しく解説しています!

【歴史嫌いのあなたへ】歴史の苦手克服法4選

2019.06.25

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(インプット編②)】参考書や教科書にマーカーを引いて満足する

参考書や教科書を読んでマーカーを引くと、勉強した感じは出ますが、マーカーを引くことに意識がいってしまうため、実際には覚えられていないことが多いのです。

内容理解内容暗記に意識を持っていきましょう!

また、マーカーを引くと、マーカーを引いた箇所にばかり注目してしまいます。

実際の入試では、マーカーを引くような部分よりも、その周辺の方が問題に出てくることが多いので、マーカーを引いていない部分を見逃してしまうのはもったいないです!

そもそも教科書には覚えるべき内容がすでに凝縮されているため、教科書にマーカーを引こうと思ったら全部になってしまいます。

マーカーを引くとしても最小限に抑えましょう!

全くマーカーを引かないのもありですよ。

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(問題演習編①)】様々な参考書に手を出して、中途半端な完成度にする

筆者は一問一答、用語集、講義、問題集という4冊の参考書と学校のプリント、まとめノートに取り組んでいました。

しかし、高校3年生の10月から取り組んだ参考書はあまり頭に入りませんでした……。

使用した参考書等が、少し多かったと感じています。

しかも、多数の参考書等を網羅的に勉強していたため、一冊をやり込めませんでした。

そのため、入試当日に他の受験生がやり込んでボロボロになった参考書等を持っているのを見て、すごく焦った経験があります。

一冊をやり込むことで、自信がつき、入試本番も安心できるようになりますよ。

複数冊の参考書を使用する時でも、その中の一冊は何回も復習して完璧にしましょう!

完璧にする一冊は、教科書、または標準レベル(共通テストレベルと記載されていることが多い)の参考書がおすすめです。

教科書または標準レベルの参考書を完璧にすれば、様々な入試に広く役立つ知識を身に付けられますよ。

その他の参考書は自分が受験する大学のレベルにあったもの、自分が強化したい勉強に合わせて選びましょう。

例えば、早慶レベルを目指すのならば、教科書(または標準レベルの参考書)を完璧にした上で、不足分を難関校レベルの参考書で補ったり、受験校の入試で論述が頻出ならば、論述の演習ができる参考書も追加で使うなどです。

時間は有限なので厳選した参考書を使いましょう!

また、受験直前などは十分な復習時間が確保できないため、新しい参考書には取り組まない方がいいでしょう。

【過去問の段階】歴史科目で成果がでなかった勉強法

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(過去問編①)】間違えた問題の答えだけを覚える

筆者は、入試の過去問演習の際、十分な復習の時間がないときに問題の答えだけを覚えていました。

このようにした場合、次に似たような問題が出てきても、ただ答えを覚えただけの用語は思い出せず、間違えてしまっていました。

間違えた問題を単問で覚えても次に繋がっていきません。

間違えた問題があるということは、同じ単元の他の用語を忘れていたり、流れを忘れている可能性が高いので、間違えた問題の単元ごと復習しましょう!

紛らわしいものがあって間違えた時は、必ずセットで覚えましょう。

例えば……

・秦の始皇帝が統一貨幣としたのは半両銭

・前漢の武帝が発行したのは五銖銭

お金というジャンルが一緒で混同しやすいですよね。

混同しやすいものをセットで覚えることで、かなり知識が整理できますよ。

また、筆者は、知識の整理のために、【間違えた問題+それに関連する知識+該当する参考書や教科書のページ】をまとめたノートを作っていました。

このまとめノートにより、単問形式以外にも対応できるようになり、過去問の点数が上がりました! 

まとめノートについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック!

【東大生勉強法】暗記は急がば回れ!東大生のノートまとめ勉強法

2018.06.05

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(過去問編②)】間違えた問題をすべて覚える

筆者は入試の過去問で間違えた問題をすべてメモしていましたが、難問・奇問はメモする必要はなかったなと思っています……。

難問・奇問とは、教科書の内容をこえたマニアックな問題のことです。

残念なことに、過去問と同じ難問・奇問が本番で出てくる可能性は低いため、難問・奇問をすべて覚えるときりがなく、効率が悪くなってしまいます。

解説でその大学では頻出だという記載がない難問・奇問は覚えなくて大丈夫ですよ。

この際、難問・奇問かどうかを見極めることが大事になってきます!

その問題が難問・奇問かどうか迷ったら、一問一答や用語集で頻出度を確認してみましょう。

一問一答や用語集を確認して、載っていなかった用語はスルーして大丈夫です。

共通テストレベルでは頻出度が高いものを完璧に覚えられていれば大丈夫ですよ。

MARCHレベルでは頻出度が一番低いものは覚えなくて大丈夫です。

早慶レベルでは、一問一答や用語集に載っている用語なら、たとえ頻出度が一番低くても覚えましょう。

自分が受験する大学のレベルに合わせて、どこまで覚えるのか決めるのが大切です!

【歴史科目で成果がでなかった勉強法(過去問編③)】解いて日が経ってから問題の復習をする

受験直前期には、問題を解く感覚を鈍らせないために毎日過去問を解くことがマストになります。

そうなると、一日復習しなかっただけで、次の日に二日分の復習をすることになってしまいかなり大変です。

二日分の復習となると、それぞれのパフォーマンスも落ちてしまいますよね。

さらに、どうして自分がその解答にしたのか、どの答えと迷っていたのか忘れてしまうため、復習を後日にすると、復習の効果が薄れてしまいます。

復習のための時間が十分に残っていない場合でも、丸付けだけで終わらせず、最低限間違えた問題と解答のチェックはその日中にやるようにしましょう!

日本史・世界史の選択に迷っている方はこちらの記事を参考にしてみてください!

【日本史世界史の両方を選択してわかった】日本史・世界史の違いを徹底解説【共通テスト地歴】

2023.09.11

おわりに

いかがでしたか?

是非この記事を読んだ後に、自分がこれらの勉強法をしていないか確認してみてください!




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