はじめに
共テ国語について苦手意識を持っている方はいませんか?
私も受験生時代共通テストが大の苦手で、解き方が分からなかったり、選択肢のひっかけに引っかかったりするだけでなく、復習法もよく分かっていませんでした。
今回は苦手を克服して共テ国語の点数を50点伸ばした勉強法を体系化してまとめたので、共テ国語の勉強法に困っている人はぜひ参考にしてみてください!
目次
共テ現代文の勉強法
共テ現代文の解き方
共テの現代文を解く時には最初に問題文を読んでいました。
問題文を読んでいる時には問題文分析として、何を問われているのかを確認してその部分に印をつけたり、本文でどんなことが書かれていそうかを軽く考えたりしていましたよ。
問題を考えているうちに、何を問われているか忘れてしまうことが多かったので、印をつけることは私にとってすごく効果的でした。
ちなみに、漢字の問題は前後の文を読むだけで推測できることが多いので、本文を読む前に解くことをおすすめします。
漢字の問題を先に解くことで本文をスムーズに読み進められますよ。
次に、傍線部にあたるまで本文を読み進めます。
1度本文を全て読んでから解くか、読み進めながら解くかは個人の好みだと思いますが、読み進めながら解く場合は、文全体を読まないと解けない問題もあることに注意が必要です。
傍線部にあたったら、傍線部分析として傍線部が何を言っているのかを本文に照らし合わせながら考えます。
その後選択肢を見る前に、本文を根拠に先に自分で解答を作ります。
先に解答を作るのは、選択肢を見てしまうと選択肢に都合のいいように本文を解釈してしまうことを防ぐためです。
自分で解答を作る際には、問題文分析で確認した問われていることにあっているか、問題文や傍線部に書かれている要素に対応する、本文中の要素が過不足なく含まれているかに注意していましたよ。
解答を作ったら、最初は消去法ではなく、自分で作った解答に合う選択肢を選ぶ積極法で解きます。
積極法で絞り込んだ後もわからなかった場合は、もう一度本文に戻って消去法で解きましょう。
小説の解き方も今紹介した評論の解き方とほとんど同じです。
後に紹介する復習法についても、評論と小説はほぼ同じですよ。
ですが、小説は登場人物の感情が入ってくる点で評論と異なっていることに注意してください。
具体的には、自分の主観や感性で登場人物の感情を勝手に決めずに、本文中の登場人物の行動や情景描写を根拠に解答を作りましょう。
共テ現代文の復習法
共テ現代文の復習法としては、ただ解答解説を読むだけでは不十分なので、問題を解くまでの解答作業でミスがなかったかを確認します。
まず、問題文分析でミスがなかったかを確認します。
ここでは特に、問題文で何が問われているのか曖昧なまま解いていないかを振り返ります。
次に、傍線部分析でミスがなかったかを確認します。
具体的には、傍線部しか見ずに、傍線部前後の関連個所を見なかったか、傍線部全体を見ずに、一部の情報しか見ていないか、傍線部を確認せずに、問題文の情報だけで解いていないかについて振り返ります。
その後、自分で解答を作るときにミスがなかったかを確認します。
ここでは解答根拠を間違えたか、解答根拠は正しいが読み取りにミスがあったか、解答根拠の単語のみに注目したか、解答根拠も、選択肢も見なかったかを振り返ります。
最後に、選択肢を絞る際にミスがなかったかを確認します。
先に選択肢を見てしまい、それに合うように本文を読み取ったか、選択肢の一部が自分が作った解答とあっていただけで答えを決めてしまったか振り返ります。
また、選択肢中の言い換えに気づけたか、選択肢を絞った後、ただ選択肢を見比べるだけで決めてしまったかについても振り返りましたよ。
共テ古文漢文の勉強法
共テ古文の勉強法
共テ古文の勉強法としては、英語のように外国語として勉強することがおすすめです。
古文は文法、単語が重要な点で英語と勉強法が似ています。
私自身、古文は昔の日本語だからと過信して特別なことはしていませんでしたが、一度全く別の言語だと認識を改め、英語の勉強法に寄せた方がやりやすかったですよ。
古文単語も、英単語を覚えるように覚えました。
問題を解く際には、本文中の主語と述語は必ず把握するようにしていました。
古文は主語が省略されていることが多く迷子になりやすいので、敬語などから主語を特定して話を追えるようにするといいですよ。
共テ漢文の勉強法
共テ漢文を解く際には、本文や問題文に加えて、問題のヒントが隠されていることが多い注釈もしっかり読むことをおすすめします。
また勉強法としては、「孝試之道」を何度も音読することがおすすめです。
「考試之道」とは、『漢文早覚え速答法』に入っている文章で、疑問形や反語形など、大学受験で必要な句形がすべて収録されているため、効率がいいです。
加えて重要語句が豊富なため、語彙の知識も入れることができます。
共テ古文・漢文の復習法
共テ古文の復習法として、わからない単語や文法の確認をしていましたよ。
文脈の読み間違いに固執するよりも、足りない知識を入れた方がいいと思ったので、知識の穴埋めに専念しました。
漢文も古文同様、覚えていない句形が出てきたら覚えます。
これらの古文漢文の復習法は特に、共通テスト演習をやりこんでいて時間がない追い込み時期に行っていました。
また古文漢文でも現代文同様に、選択肢を選ぶ過程でミスがなかったかを確認していましたよ。
ここでも、問題文や傍線部に書かれている要素に対応する、本文中の要素が過不足なく含まれている解答が作れたかについて振り返ります。
ちなみに、古文漢文では先に選択肢を見て内容理解のヒントを得ることは有効ですが、選択肢主導で都合よく解釈し、安易に解答を決めないように気を付けてください。
おわりに
共テ国語苦手な人向けの勉強法はいかがでしたか?
共テ国語の勉強法が分からなくても、今回紹介した勉強法をもとに、自分にあった勉強法が見つけられると思います。
この方法をもとに、ぜひ共テ国語に自信を持てるように頑張ってください!