はじめに
今回は私が受験生時代に使っていて「非常に便利だ!」と思った日本史関係のWebサイトを3つご紹介します。
百聞は一見に如かず、ということで先にリンクを貼っておきますね。
正直、どのサイトも私が言うまでもなく素晴らしいものです。
以下では便利なポイントと効果的な使い方を説明していきます。
それでは早速見ていきましょう!
目次
日本史の勉強におすすめの分かりやすい神サイト3選
【日本史の分かりやすいサイト①】詳しくわかる高校日本史
おすすめポイント
このサイトは受験生時代に非常にお世話になりました。
私は授業で日本史を習っていなかったため、このサイトがなかったら日本史に苦労していたでしょう。
このサイトの便利なポイントは教科書に即していて、教科書を掘り下げた程よい詳しさということにあります。
教科書に即さず説明されても、既に授業で習っていない人にとっては断片的にしか情報を掴むことができません。
また授業で習っている人でも、このことを確認したい、と思った時にすぐに調べることができるのは教科書に即した体系的な構成だからですね。
また、このサイトは詳しさが絶妙に良いです。
日本史に関するサイトは、詳しくなりすぎて入試という観点から見ると、不要な情報も含まれてきちゃうんですね。
極端な例をあげると、Wikipediaです。
確かに情報は詳しいですが、入試に役立つか、という観点からしたら微妙ですね。
もちろん、Wikipedia自体入試に役立たないわけではなく、非常に詳しく掘り下げたい際には非常に便利なサイトです。
詳しくわかる高校日本史がどれほど絶妙な詳しさなのかというと、このサイトに教科書を読むだけでは気付きにくい因果関係が多く載っている点にあります。
「どうして大海人皇子に地方豪族が味方したのか?」
「どうして平安時代に文学のジャンルで女性が活躍できたのか?」
などなど……。
「事実自体はよく知っているんだけど、その因果関係が実は分かっていない」というのは受験生にありがちな状態です。
そんな問題集をこなしたり、教科書をなんとなく読んでいるだけでは気付けない因果関係が丁寧に説明されています。
きちっと因果関係を含めた流れを理解しておくことは論述問題を解く上では必須です。
ある出来事がどういう意義を持っているのか、何に影響があったのか、なども説明されているので
知識を詰め込んだだけで流れが怪しいという方にはうってつけですね。
効果的な使い方
このサイトは非常に役に立つのですが、おすすめの使い方をご紹介しますね。
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- 授業の予習・復習に
相当意欲のある方はこのサイトを授業の予習に見ても良いでしょう。
日本史を習っていなかった私にも十分理解できた内容なので、授業内容を理解するのに役立つこと間違いなしです!
また、授業後に自分が習ったことと照らし合わせながら読むのも記憶の定着を促して良いですね。
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- 得意な時代の知識の増強に
全範囲網羅しているだけあって量はそこそこあります。
全部を完全に読むのは大変だと思います。
そこで、自信のある時代の知識を深めるために利用しても良いでしょう。
また苦手で理解しきっていない時代の箇所だけを読むのもいいでしょう。
きっと歴史の全体像が見えるようになりますよ。
【日本史の分かりやすいサイト②】NHK高校講座 日本史
おすすめポイント
「あ~、NHKってお堅いのでしょ」っと思ったそこのあなた!
たしかにゆるくはないですが、非常にわかりやすい動画となっているのです。
繰り返していいますが、私は日本史を授業で習っていませんでした(もちろん、予備校にも通っていませんでした)。
なかなか地頭だ守護だといってもイメージを持ちにくかったのですね。
そんな時に動画で解説してくれると大分イメージがつきやすいですね。
便利なポイントしてはチャプター編集がされていて必要な箇所から見れるようになっている所です。
一分が惜しい受験生にとっては非常にありがたいですね。
効果的な使い方
動画は見る時間だけ時間が取られるし、授業とのかぶりも考慮すると、苦手な部分や、曖昧になっている部分を中心的に確認すると良いでしょう。
そのたびごとに見るのは非効率的なので、時間があるときにまとめて確認するといいです。
【日本史の分かりやすいサイト③】つかはらの日本史工房
おすすめポイント
このサイトはおすすめの参考書集があって便利なのですが、何より参考になるのは主要大学の過去問の出題分析から過去問の解説までしてくれているところです。
なんと!このサイトの主の塚原 哲也氏は「東大の日本史25カ年」の筆者なんですね!
それは分かりやすい内容で当然ですね。
非常に参考になる解説を載せてくれています。
過去問の解説も参考になるのですが、さらに役に立つコンテンツも含んでいます。
日本史論述のトピックというコーナーでは、日本史論述で問われやすい論点について90字程度でまとめた文が載っています。
こうした論述の模範解答が載っていることの有り難さが、論述にまだ取り組んでない方にはわからないかもしれませんが、涙がでるほど助かる代物なのです。
論述って最初はほんっとに書けないんですよ。
急に「律令国家の官僚制と氏姓制度はどのように異なるか」と問われても、えっと……となっちゃうんですよね。
そんな時に、ある模範解答を覚えておくことでスラスラと書くことができるんです。
そのため大量の模範解答を載せてくれているこのサイトは非常に重宝します。
効果的な使い方
日本史論述のトピック、というコーナーの活用の仕方ですが、自分でこの解答でいいかどうかを考えた上で、覚えていきましょう。
反射的に出せるようになれば、いざ試験で問われた時も焦らずに解答することができます。
実際に書いてみたり、音読してみたりして覚えてみましょう!
注意点としては盲目に暗記してしまうと、少し出題条件が変わるだけで折角覚えた知識が有効利用できないので、きちんとその解答で良いのかを自分で考えた上で覚えましょうね。
おわりに
いかがでしたか?
実際の使い方はそのサイトを訪れてみないと分からないと思いますが、どのサイトも私自身が受験生時代に愛用してお世話になったものです。
活用できるものは活用して合格への距離を縮めましょう!