はじめに
世界史の予習を始めたい、世界史で流れがいまいちわからない範囲を完璧にしたい、世界史を楽しく勉強したいと思ったことはありませんか?
こうした悩みを解決してくれるのが世界史系YouTubeチャンネルです!
この記事では、多くの人に支持されているチャンネルに加え、今はまだ有名ではないものの、魅力があり勉強に役立つチャンネルも紹介します。
ぜひ最後まで読んで世界史の勉強に役立ててみてくださいね!
目次
【世界史の勉強に役立つYouTubeチャンネル】①先取り・自主学習におすすめな「Historia Mundi」
【Historia Mundi】世界史20話プロジェクトの特徴
最初に紹介するのは、Historia Mundiというチャンネルです。
このチャンネルの「世界史20話プロジェクト」というプレイリストには、先史時代から現代まで、全ての分野の授業動画が投稿されています。
動画は学校の授業と同様、黒板を使っての授業スタイルで知識ゼロのところから丁寧に解説されています。
一方で、学校の授業とは違って時間の制限がないため、動画ではキリのいいところまで一回の動画で解説し切ってくれます。複雑な内容もおさえやすいです。
また、動画を見ながら書き込んで使うためのプリントも無料で配信されており、知識の定着に役立ちます。
さらに、他チャンネルでは比較的扱われにくい文化史も詳しく解説してくれています。
こうした特徴から、このチャンネルは学校でまだ習っていない範囲を自分で予習したい人におすすめです。
筆者は、高校の世界史の授業進度が遅かったため、高2夏にこのチャンネルの動画で先取り勉強していました。
特に、この動画は各地に王国が乱立するオリエント世界を、知識ゼロの状態からでも一気に理解できておすすめです!
同時に、このチャンネルの動画は一つ一つの知識事項の解説がかなり詳しいので、受験対策としても活用できます。コメント欄にはこの動画だけで勉強して難関大に合格したという体験談もありましたよ!
【世界史の勉強に役立つYouTubeチャンネル】②「映像授業Try ITの世界史」
【映像授業Try IT】の世界史の動画の特徴
次にご紹介するのはTrt Itのチャンネルに投稿された世界史の動画です。
このチャンネルでは、先史時代から現代までの全ての分野が単元ごとでプレイリストにまとめられており、自分の学びたい分野だけをさくっと学べます。
筆者の友人は、その日に習った範囲の動画を家で見返して記憶の定着に利用していると言っていました。
それぞれのプレイリストの最初に「ガイダンス」でその範囲の概要や注目ポイントを紹介してくれるのも、このチャンネルの特徴です。
この「ガイダンス」は、学校で習う範囲の重要箇所をおさえたい人におすすめです。
特に、このガイダンス動画は政体が次々に変わって複雑なフランス革命の注目ポイントが分かりやすく、予習はもちろん復習にも役立ちます。
【世界史の勉強に役立つYouTubeチャンネル】③近現代史の整理・確認におすすめ!「ざっくり時事解説」
ここからは少しマイナーと思われるチャンネルを3つ紹介していきます!
【ざっくり時事解説】チャンネルの特徴
まず紹介するのはざっくり時事解説というチャンネルです。
合成音声とイラストを使った4分程度のラフな動画が投稿されています。
取り上げられている内容は近現代の戦争や紛争が中心で、複数の国が絡み合って複雑になっている箇所が非常に分かりやすく解説されています。
分かりやすいのは国々が擬人化され、歴史の流れが物語調に解説されているからです。
特に、この動画複数の国がからむ第二次世界大戦開戦の過程が擬人化によって非常に分かりやすくなっており、このチャンネルの強みがよく出ています。
このチャンネルの動画は、分かりやすさを優先するため、抽象的に説明したり世界史用語をあえて使わずに進行していたりします。
世界史の知識が一定以上定着した後に、抽象化された事項をどれだけ世界史用語に置き換えられるか、知識の定着度を確かめる目的でみるといいでしょう。
戦争は立場によって主張や見方が異なるものなので、投稿者が注意しているように、この動画の内容も少し偏っているということを念頭に置き、自分の知識とは違った見方を学ぶつもりで動画を視聴するのがおすすめです。
【世界史の勉強に役立つYouTubeチャンネル】④受験直前期におすすめ!「ぴよぴーよ速報」
【ぴよぴーよ速報】小学生でもわかる西洋史/中国史シリーズの特徴
次に紹介するのはぴよぴーよ速報というチャンネルです。
「小学生でもわかる西洋史シリーズ」、「小学生でもわかる中国史シリーズ」というプレイリストにそれぞれ西洋史、中国史が大まかな時代ごとにまとめられています。
重要なのにこんがらがりやすい箇所が、プレイリスト全体で1時間ほどで分かりやすくまとまっているので、受験直前で時間のない中で復習したい人におすすめです。
筆者はこの動画を、神聖ローマ帝国について受験直前にざっと流れを整理するのに使いました。
合成音声とイラストを使ったラフな印象の動画で、出来事や人物に対するツッコミやいじりがあり、どの動画も面白いです。
例えば、十字軍が聖地奪還という当初の目的を見失っていった点に対して、「十字軍はその名前のカッコよさの割にグダグダな感じで終わってしまいました」というように揶揄されています。
面白いので記憶に残りやすいですよね。動画を気分転換として見るのもよいと思います。
動画に登場する場面で揶揄されている理由を考えたり、易しい言葉に言い換えられている用語を自分の中で変換したり、という使い方をすることで自分の知識を確認できます。
【世界史の勉強に役立つYouTubeチャンネル】⑤世界史を楽しく楽に勉強したい人におすすめ!「WEB玉のタマえもん」
【WEB玉のタマえもん】世界史byWEB玉のタマえもんの特徴
最後に紹介するのはWEB玉のタマえもんというチャンネルです。
このチャンネルに投稿されている動画は、関西弁でダジャレの多い語り口になっています。
一人で動画をみていても楽しく勉強することができるので、勉強に疲れた時の気分転換としてもおすすめです。
ダジャレは紛らわしい語句や長い語句を紹介する際によく登場するので、このチャンネルをみているとそうした単語は楽に暗記できます。
また、世界史でよくある展開を”世界史の鉄則”という形で紹介してくれているので違う国・違う時代の出来事も結びつけながら理解できます。
これらの特徴がよく生かされた分かりやすい動画がイスラーム王朝史を解説したこちらです。
次々に王朝が交代していく複雑な範囲ですが、ダジャレでそれぞれの王朝の特徴を楽におさえられ、”世界史の鉄則”によって出来事が構造的に理解できます!
おわりに
いかがでしたか?
それぞれのYouTubeチャンネルの特徴とその活用方法がお分かりいただけたかと思います。
今回紹介したようなチャンネルを上手に活用すれば、自分に必要な勉強が効率よく実践できます。
他にも、コメント欄で同じ受験生のコメントにモチベーションをもらえたり、役立つ語呂合わせを知れたりと使い方次第では非常に有益です!
この記事で紹介したチャンネルで気になるものがあったら、ぜひ皆さんの勉強に役立ててみてください!