はじめに
皆さんは、大学の授業にどのようなイメージを持っていますか?
いきなり聞かれても、イメージが沸かない人が多いのではないかと思います。
実際、僕が高校生だった時もそうでした。
大学ではどのような授業が行われているのだろうと疑問に思うことが多くありました。
今回は、東大生の筆者が自分の大学での一週間の様子を紹介します。
みなさんも、自分の大学生活を想像して勉強のモチベーションにしてくださいね!
大学の授業の特徴!高校の授業との違い
授業が自由に選んで組める
高校の時間割は先生が決めてしまうのですが、大学の授業は自分で好きなように組むことができます。
(筆者の場合、必ず受けないといけない授業もあるので若干の制限はあります)
時間割は、「シラバス」と呼ばれる分厚い冊子を見ながら決めることになります。
このシラバスにその学期で開講されている授業全てを調べることができます。
自分の興味に合った受講ができるのが目新しかったです。
1コマの授業が高校に比べて長い
高校の授業は一時間50分のところが多いと思いますが、東大の場合は1コマ105分です。
高校の倍以上ですね。
最初はなかなかキツかったですが、慣れるとそこまで苦痛ではありません。
ここまでくると、高校の時50分授業で苦しんでいた自分が不思議でたまりません笑。
なお、東大以外の大学は1コマ90分のところが多いです。
東大も数年前まではそうでしたが、急に105分に変わったとのことで、教授の中にはいまだに90分で終わる人もいるのだとか。
【授業紹介】東大生の授業割を見てみよう
次に、筆者の1週間の時間割を紹介したいと思います。

一日3コマだけかよ!と思うかもしれませんが、先ほども言ったように、一時間105分なので「1日3コマ」=「1日5時間15分」になります。意外と長いですね。
高校であれば、4コマは昼休み前までに終わると思いますが、大学で4コマも1日に入ってくると朝から夕方くらいまで授業を受けることになります。
さて、この12種類の授業の中から筆者がこれは!と思うものを紹介していきたいと思います。
- 英語中級
- 基礎化学実験
- 英語一列
- スペイン語一列
- 身体運動・健康科学実習
- 教育臨床心理学
- 宇宙科学Ⅰ
- 電磁気学
英語中級の授業内容は、担当の先生によってずいぶん違うので一概には言えないのですが、僕の場合は‟The Embassy of Cambodia” という洋書を読解する授業を受けています。
外国から移住してきた女性が裕福な家庭に隷属する日々を描いた、なかなか重みのある話です。
この授業では、「基礎化学実験」という教科書に載っている12種類の実験を毎週一つずつ行います。
実験器具などは東大の敷地内の化学実験室に用意されているので、それを使います。
実験室は210分間(=授業2コマ分)しか使えないので、しっかり予習しておかないと定刻内に実験を終えることができません。

ちなみに、これが僕の実験ノートです。
これは、過酸化水素が水と酸素に分解する反応の速度定数を求める実験をフローチャートで示したものです。
授業前には必ずこういった予習を3時間くらいかけて行います。
この授業では、「教養英語読本」という教科書に載っている長文を読んでいきます。
この本に載っている文章はどれもネイティブレベルで、理解するのは難しいです。
また、この授業は英語能力の習熟度別にG1~G3という3つにクラス分けがなされるという特徴があります。
一番上のG1は上位10%しか入れないので、G1にいることは東大生の間で自慢(?)になるでしょう。
これだけでは、何を言っているのかわからないと思うので、詳しくはこちらを見てください。
東大に入ると第2外国語を、ドイツ語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、韓国朝鮮語の中から選ばないといけません。
僕はスペイン語にしました。
文法が今まで習ってきた英語に近いと噂で聞いていたからです。
ただ、実際に勉強してみると英語と違うところが多いなという印象を受けました。
例えば、男性名詞・女性名詞があること・活用の種類が多いこと(現在形・線過去・点過去・現在完了・過去完了・未来・未来完了・過去未来etc)・冠詞の使い方が違うことなどがあげられます。
思った以上に大変な言語ですが、一生懸命授業について行っています。
第二外国語についてはこちらの記事で詳しく解説をしています。
いわゆる「体育」です。
運動が苦手な僕は、この授業についていけるか非常に心配でしたが大丈夫でした。
選んだ種目は「フィットネス」といって、体を鍛えることを目的にしたものです。
トレーニングのメニューも自分で決めて、それぞれのペースでやらせてもらえるので、楽しみながらいい汗を流せます。
これは必修ではなく、僕が選んだ科目です。
この授業では、社会の人々の行動を心理学的に考えていくことを基本にしています。
例えば、「痩せている方が美しいと思って、ご飯を食べようとしない人」や、「自分でもどうしてか分からないけど万引きをしてしまう人」などを考えていきます。
心理学の授業を受けることができるというのは、大学ならではですよね。
これもさっきと同じように、僕が選んだ科目になります。その名の通り宇宙について解説していく授業です。
この前、この授業で面白い思考実験をしていました。
「人間はブラックホールに何キロメートル近づくと体がちぎれるか」というものです。
(「体がちぎれる」というのは、余りにも強い万有引力によって体が粉砕されるということを意味します。)
計算したら、880kmくらいになるそうです。
そんなに離れていても体がちぎれるなんて、ブラックホールは恐ろしいですね……。
皆さんが「電磁気学」と聞くと、\(V=RI\)(←電圧の求め方)といった簡単な公式を連想すると思いますが、大学ではそうではありません。
これは、電磁気学の2回目の授業ノートです。
早速、\(∫\)や\(Σ\)が登場していますね。
電磁気学の本質を扱うためには、このような難解な数式を駆使することが必要になるようです。
最後に
いかがでしたか?
大学の授業の雰囲気が少しでもみなさんに伝われば幸いです。
大学にはユニークな授業がたくさんあるので、楽しみにしてくださいね!
早稲田大学の少し変わった、面白い授業を紹介しています。
こちらも併せて読んでみてくださいね!