はじめに
大学の受験要項の中で「活動報告書」という文字を目にしたことはありませんか?
この聞きなじみのない言葉に「志望理由書とは何が違うの?」「何を書いたらいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、この記事では実際に「活動報告書」を活用した学校推薦型選抜で大学に合格した筆者が、志望理由書との違いや、アドミッション・ポリシーに沿った書き方、英検などの資料の扱い方をわかりやすく紹介します。
目次
【入門編】「志望理由書」と「活動報告書」の違いって何?
「志望理由書」とは何か
「志望理由書」は、総合型選抜や学校推薦型選抜での受験の際に提出を求められることの多い書類です。
大学に提出して完了ではなく、その後の面接の資料としても用いられるため、内容を吟味してしっかりと取り組むことが必要とされます。
その「志望理由書」の内容は名前の通り大学に入りたい理由をアピールするというもの。
いわば大学へのラブレターです。
具体的な中身として、志望理由書は3パートに分けられます。
- 大学・学部学科のざっくりとした志望理由
- 志望するようになったきっかけ
- 入学したら何をしたいか
これらが1つのストーリーのように繋がると説得力が出てきますよ。
「活動報告書」とは何か
「活動報告書」は「志望理由書」と同じく総合型選抜や学校推薦型選抜で求められることが多い書類です。
志望理由書が「大学に入りたい理由」を示すのに対し、活動報告書はその理由を裏付ける自分の実績や経験をまとめるものといえます。
具体的に、活動報告書に書くことは大きく分けて3つです!
- 実績(大会名・賞の名前など)
- なぜその実績を得るに至ったか(大会に進出するまでの経緯や賞に応募した理由など)
- その実績によって何を得たか、どう成長したか
「志望理由書」と「活動報告書」の違い
「志望理由書」と「活動報告書」の違いを整理すると以下のようになります。
- 志望理由書:大学に入学したい理由をアピールするもの
- 活動報告書:これまでの取り組みや成長をアピールするもの
「志望理由書」には物語的な要素も必要ですが、「活動報告書」は事実をベースに展開することが重要です。
筆者は担任の先生に添削をお願いし、客観性とアピールのバランスをとりました。
【中級編】「活動報告書」を書いてみよう!
活動報告書の書き方【フォーマット】
この記事では大学から書き方の指定が何もなかった場合についてご紹介します。
筆者の体験が基になっていますので、あくまで参考程度にお読みください!
まずは、活動報告書のフォーマットについてです。
- 白いA4のコピー用紙に片面印刷
- 面接官がコピーすることを考え、ホチキス止めをせずそのまま提出
- 本文のフォントサイズは11ポイント
- 表紙の中央に活動報告書、右下に高校名と氏名を2段に分けて記載
- 目次には上部中央に目次、本文や資料についても記載する
- 目次を1ページとし、ページ数をふっていく(画像のような感じです)

活動報告書の書き方【本文】
続いて活動報告書の本文の書き方についてご紹介します。

- 1行に収まらないほど長くなっても情報を正確に記載する
- 軽い紹介にとどめる
- その活動で何を学んだか、どう成長したかについて記述
- 概要を書きにくいものは思いきって名称のみを記載する
筆者が活動報告書を作成したときに最も力を入れたのは③の部分です!
「面接官に自分のことを知ってもらおう!」という意気込みで、志望したきっかけや自分のバックグラウンドを盛り込むことに注力しました。
全ての活動を「志望理由書」と結びつける必要はありませんが、志望理由に説得力を持たせて自己アピールできるチャンスだと捉え、内容を充実させていきましょう!
【応用編1】アドミッション・ポリシーの組み込み方
大学受験において、アドミッション・ポリシー(求められる学生像)について知り、それを反映させることは大きなプラスになります。
活動報告書は、自分が求められる学生像に近いことや、そのために必要な素質を身につけようとしたことをアピールする絶好の機会です。
具体的には、先ほどのポイントの②と③がアピールのチャンスですので、下の例を参考に自分自身と志望大学の相性のよさを伝えましょう!
(例)アドミッション・ポリシー:多面的で総合的な視点をもつ人物の育成
活動報告書の③「▶探究活動で地方の過疎化問題の解決を目的とした長期滞在のプランを提案した。夏は寒冷地域に滞在することでエアコンによる消費電力を抑えることができ、環境問題の解決にも近づける。過疎化の問題と環境問題の双方を解決し、これからの社会に貢献することを目指した」
【応用編2】英検などの資料の組み込み方
最後に、活動報告書中に関連する証明書や資料の提出についてです。
活動報告書に関連資料を添付することで、より具体的に自分をアピールできます。
筆者は、英語検定のスコアのコピーや大会で発表した際のスライド、ビジネスコンテストの一次審査で提出した作文に表紙をつけ、活動報告書と続く形でページ数をふりました。
表紙については、画像を参考にしてみてください。

スライドはパソコンの設定でA4に16枚まとめて入れるようにし、面接官の方の見やすさを第一に考えました。
実際の面接では、提出した作文に関連することを質問されたので「何が面接官の目にとまるか分からないから、とにかく出しちゃえ!」という気持ちも大切ではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたか?
「活動報告書」の書き方や「志望理由書」との違いをお分かりいただけたのではないでしょうか。
ぜひ、以上のことを活動報告書の作成に役立ててみてください!
活動報告書を通してみなさんの進路の幅が広がることを願っています!