はじめに
英検S-CBTとは、従来型と同じ出題形式を取りつつ、スピーキングを吹き込み形式として1日で4技能を測ることができる試験です。
この記事は、英弱の私が実際にS-CBTで英検準一級を受験し2回合格した経験から、S-CBT受験のメリットとハイスコアに繋がる実践的な戦略を細かく解説します!
この記事を読めばきっと皆さんS-CBT受験をしたくなるはずです。
最後まで読んで英検でハイスコアを狙いましょう!
目次
S-CBT受験のメリット
【S-CBT受験のメリット】①手軽に受験できる
S-CBTは期間内から自分の都合の良い日程を自由に選べる上に、1日で受験が完了するのでスケジュールが組みやすいです。
また、従来型の試験より結果の公表時期が早いというメリットがあります。
そのため受験の出願で早急にスコアを添付しなければならない時などにもとても便利ですよ!
他にも、S-CBT受験では従来型と異なり、一定期間内でも複数回受験が可能です。
特にスピーキングやライティングでは、答えやすい問題が出題される可能性があるのでS-CBTを利用して複数回受験にチャレンジしましょう!
【S-CBT受験のメリット】②集中できる環境で試験を受けられる
皆さんは英検会場でリスニングを受ける際、満足できる環境で受けられずにむず痒い経験をしたことはありませんか?
従来型の受験方式では席の位置や音の反響によっては聞き取りづらいことが多く、他の受験生のページを捲る音なども耳に入ってしまいますよね。
一方でS-CBT受験は、受験者それぞれがイヤフォンを使用し、音量を自分で調節できるので集中してリスニング問題に取り組むことができます!
そして、パソコンが多くセッティングされているテストセンターで受験をするため、設備が整っていることが多く、施設も新しいので綺麗です。
【S-CBT受験のメリット】③スピーキングで良い点が出やすい
S-CBT受験のスピーキングは、従来型の対面面接よりもハイスコアを取る人が多いです。
S-CBT受験ではコンピューターに向かって話した録音が採点されるので、面接官の主観を排除したより公平な採点が行われているからでしょう。
また、音声を聞き直すためのボタンが画面に表示されているので、聞き直して確実に答える人が多いことも、ハイスコアがでやすい理由だと考えられます。
S-CBT受験では2回までは聞き直しても減点対象にはならないので、確実に正解するために聞き直すことをおすすめします!
S-CBT受験でハイスコアを取るためのポイント
【S-CBT受験でハイスコアを取るためのポイント】①4技能別の配点に注目する
英検では正答数に基づく素点から、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能の満点が均等になるようにスコア換算されます。
その際、ライティングとリスニングの問題数がリーディングとスピーキングよりも少ないので、1問の重みが大きいと言えるのです。
例えば、英検準一級の素点はリーディング41点、スピーキング38点、ライティング16点、リスニング29点で、スコアはそれぞれ750点ずつです。
ライティングとリーディングを比べると、ライティングの1点はリーディングの2倍以上のスコアがかかっていますね。
ライティング、リスニングでいかに点を落とさないかがハイスコアの鍵になってくるので、集中しながら解き進めましょう!
【S-CBT受験でハイスコアを取るためのポイント】②ライティング対策のためにテンプレートを作る
上記の通り、ハイスコアを狙うためにはライティングで点を落とさないようにすることが重要です。
時間を短縮し、ミスを減らすために、どのような出題にも対応できるようなテンプレートを事前に作り、暗記しておくのが得策です!
筆者は出題がYESかNOかを問う賛否型の場合、このようなテンプレートを使っていました。
文法ミス防止のために最初の文で関係詞ではなくthat節を使ったり、字数を多くするために”First of all”を使ったりすることを前もって決めていました。
また、三単現と単複表現の変換忘れなどの細かなミスをしないように気をつけましょうね。
【S-CBT受験でハイスコアを取るためのポイント】③スクリプトを見ながらリスニングの学習をする
リスニングは、「聞こえてきた英文を聞こえてきたスピードのまま理解し、頭に落とし込む」ことを強く意識しながら学習を進めることが重要です。
具体的には、問題を解いた後、スクリプトを目で追いながら音声を聞きます。
この時に、聞き取った英文の意味内容を脳内で訳出しながら聞き、音声のスピードに頭が追いつかなくなったら一度音声を止め、詰まった箇所からもう一度聞き直しましょう。
この練習を、音声と同じスピードでスクリプトを英文のまま理解出来るようになるまで繰り返します。
通常スピードの音声を理解しながら聞き取れるようになったら1.2倍速、1.5倍速にしてトレーニングしてみてください。
この練習によって正確に素早くリスニングができるようになり、本番の英文が遅く感じられるのでとってもおすすめですよ!
おわりに
皆さんもS-CBT受験にチャレンジしてみたいと思ったのではないでしょうか?
是非この記事を参考にして英検で自己ベストを獲得して下さいね!